Infonerv、EC発注の無駄を明らかにする「AI分析レポート」を無料提供

ECのミカタ編集部

株式会社infonerv(東京都杉並区、代表取締役:江田研人、以下「infonerv」または「同社」)は、EC事業者などを対象に、「AI分析レポート」を無料で提供することを公表した。

在庫コストの削減につなげる

発注業務支援 AI「α(アルファ)-発注」を提供する株式会社infonerv(は、卸売り事業者および小売り(EC)事業者向けに、現状の発注とAIによる適切な発注との比較を行う「AI分析レポート」を無料で提供することを公表した。同社はこれにより、現状の発注の精度や改善の余地などを確認することができ、在庫コストの削減につながるとしている。

「AI分析レポート」は、顧客事業者が指定した商品について、過去の実際の入出荷データを基に発注シミュレーションを実施し、「AI分析レポート」を作成するものとなっている。レポートでは、AIによって発注を行った場合に実現したであろう在庫量推移と、実際の過去の在庫量の実績の両方が可視化される。同社は、現状の発注状況をAIの推奨と比較することで、在庫量削減の余地を明らかにできるとしている。

レポートの特徴

レポートの特徴

同社がまとめるレポートの特徴は次の通りだ。

◆特徴1. AIの推奨量との比較ができる

可視化されたグラフで、AIの推奨発注量と実際に発注した量とを比較することができる。また、AIによる推奨在庫量と、実際の在庫量の推移も比較できるので、適切な発注をした際にどのくらい在庫を圧縮できる余地があるのかを視覚的に把握可能だ。

◆特徴2. 認識できていなかった需要変動が可視化される

レポートでは、過去に起きていた売上の急上昇や低下も可視化。これにより、人の目だけでは気付けなかった需要変動を把握することができる。また、需要変動が生じていたタイミングで、実際にはどのような発注を行っていたかも確認でき、本来はどうすべきだったかを振り返って検証することができる。

◆特徴3. 無料で利用できる

「α-発注」の導入を検討中の事業者に対して、無料でレポートを提供。AI系ツールを導入されたことがない事業者でも、DXの最初の一歩として、安心して利用できる。

最短1週間で提供

同社では、レポート無料提供開始の背景として次のように述べている。

「『α-発注』のようなAIツールの導入に際しては、常に性能の良し悪しが問題になります。お客様に実際に『α-発注』をご紹介する中でも、『AIに任せっきりで本当に大丈夫?』『現状の発注方法に比べて、どの程度在庫を削減できるのか?』といった、AIの精度についての質問を多数頂戴しました。一般的なAIツールの導入時には、PoC(Proof of Concept)のステップを踏むことがしばしばですが、高額な費用がかかったり、検証に数ヶ月かかってしまうことが多く、AIによるDXが遅れる要因の一つにもなっています。

今回提供を開始する『AI分析レポート』は、ご連携頂いたデータの標準化およびレポート作成フローの徹底的な効率化・半自動化によって、無料でスピーディー(最短1週間)に提供することが可能になりました。現在の発注方法の無駄を確認し、AIによる発注の精度を実感していただくためのテストとして、ぜひ『AI分析レポート』をご活用ください」

このように現状の発注とAIによる適切な発注との比較を行う「AI分析レポート」がが無料で提供されることになった。同社は、現状の発注の精度や改善の余地などを確認することができ、在庫コストの削減につながるとしており、競争が激しくなるEC市場で戦う、多くの事業者のビジネスを加速させることになりそうだ。

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