検索ユーザーの2割が「記事を開かず、検索結果画面で解決」、「画像」タブを見る人は24%

ECのミカタ編集部

マーケティングDX事業、自動車産業DX事業を営むナイル株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:高橋 飛翔)は、20~60代の全国の男女4407名を対象に、インターネット利用時の検索行動に関するアンケート調査を実施し、その結果を公表した。

検索エンジンを除いた検索利用頻度1位、女性「Instagram」、男性「YouTube」

検索エンジンを除いた検索利用頻度1位、女性「Instagram」、男性「YouTube」

全国の男女4407人を対象とした調査で、インターネットを利用して調べものをするとき、最も利用頻度が高いものは、男女ともに1位「Google(49.8%)」、2位「Yahoo!(28.6%)」であった。

一方で、男女別で見ると3位以降のランキングに差が生まれ、女性は「Instagram(5.7%)」、男性は「YouTube(3.6%)」という結果になった。

「予測キーワードで検索する」人は約3割

「予測キーワードで検索する」人は約3割

検索エンジン(Google、Yahoo!など)を利用して調べものをする男女221名のうち、キーワードの検索方法として最も多かったのは「キーワードを複数入力する(65.6%)」、次いで「キーワードを1つ入力する(65.2%)」であった。

「キーワードを入れたあとに出る、予測キーワードで検索する」と回答した人は、約3割という結果になった。

約2割が「記事を開かず、検索結果画面で解決」

約2割が「記事を開かず、検索結果画面で解決」

キーワード入力後、どこを見て答えを見つけるかの問いに対して、68.8%が「検索結果に出た、上位の記事を見る」と回答。次いで「1番上に出てきた情報を見る(51.6%)」「画像(タブ)を見る(24%)」と回答。

一方で、約2割が「記事は開かず、検索結果画面で解決する」と回答しており、記事を見ずに検索を完結させていることが明らかになっている。

検索エンジンの利用目的、1位「知らない言葉、人物」2位「ニュース」3位「趣味に関すること」

検索エンジンの利用目的、1位「知らない言葉、人物」2位「ニュース」3位「趣味に関すること」

普段インターネットを利用した調べ物をするときに、SNSではなく検索エンジンを使う目的を聞いた。

最も多くの人が「知らない言葉、人物(77.4%)」を検索すると回答。2位は「ニュース(50.2%)」、3位は「趣味に関すること(48.4%)」であった。

続いて、「直近で検索エンジンを利用して調べたキーワードを覚えている」と回答した92名に実際に調べた検索キーワードを聞いたところ、以下のような回答があった。

<一部抜粋>
プロテイン ホエイ ソイ
きくらげ 戻し方
円高 影響
日焼け止め おすすめ
夏休みキャンプ場の天気
眼科 近所
バーベキュー
照り焼き みりんなし
東京 名古屋 新幹線 宿泊
羽生結弦 引退
下痢 止まらない
コロナ陽性 いつから

約4割が「1回の検索で答えが見つかった」

 約4割が「1回の検索で答えが見つかった」

前項の質問に回答した92名に、直近で調べたキーワードに対する検索回数を聞いたところ、41.3%が「1回の検索で答えが見つかった」と回答。次いで、31.5%が「2~3回の検索をした」と回答しており、約7割以上が3回以内で検索行動を完結していることが判明した。

本調査結果から、ユーザーが答えを探す時に見られている多くのポイントがわかった。多くのユーザーは、「検索結果に表示された上位の記事」または「1番上に出てきた情報」を見ている一方で、約2割が記事を見ずに検索を完結していることが明らかになった。

他にも、「画像」「ニュース」「動画」「ショッピング」といったタブの中でも、特に「画像」タブが見られており、画像検索対策の必要性が高いことがわかっている。EC事業者としては、代替テキストの設定など、画像検索を意識したSEO対策に力を入れる必要があると言えそうだ。

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