約7割がセール開催情報を事前に把握 オンラインショッピング利用者の年末年始セール利用実態

ECのミカタ編集部

オンラインショッピング利用者の約7割がセールの開催情報を事前に把握(Appliv TOPICS調べ)

ナイル株式会社(以下:ナイル)が運営する「Appliv TOPICS」は、年末年始のオンラインショッピングにおけるセールの利用実態に関する調査を実施した。本記事では一部内容を抜粋して紹介する。

調査概要

◆調査方法:インターネット調査
◆調査期間:2024年1月22日〜2月5日
◆調査委託先:株式会社ジャストシステム
◆調査対象:全国の15歳~69歳の男女1242人
◆年齢
▷15~19歳:207人
▷20~29歳:243人
▷30~39歳:215人
▷40~49歳:187人
▷50~59歳:194人
▷60~69歳:196人
◆性別
▷男性:627人
▷女性:615人

◆情報出典:「Appliv TOPICS」年末年始の買い物に関するアンケート
※アンケート結果は小数点以下任意の桁を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合もある

オンラン購入者の約6割がセールを利用

2023年12月末から2024年1月上旬の年末年始の期間、オンラインで買い物をしたかどうかについて「はい(72.0%)」「いいえ(28.0%)」という結果に。全体の7割以上が、年末年始にオンラインショッピングを行っていることが明らかとなった。

年末年始にオンラインで買い物をしたと回答した547人に、セールを利用したか聞いてみると「はい(61.2%)」が「いいえ(38.8%)」。年末年始の期間中にオンラインで買い物をした人の約6割が、セールを利用し普段よりも安く購入した事が判明した。

セールでの購入は衣類がトップ

年末年始にオンラインで買い物をした人に、セールの開催情報を事前に知っていたかをヒアリング。「知っていた(66.9%)」「知らなかった(26.9)」という結果となった。セールがあることを事前に知っていた人の方が上回っていることから、普段よりも安く購入できる機会をあらかじめ調べ、計画的に買い物したと考えられる。

年末年始のセールで購入した商品をのトップ3は以下の通り。

◆1位:衣類・アクセサリー(234人)
◆2位:食料品(196人)
◆3位:日用品(177人)


年末年始は冬のボーナス商戦や在庫整理のためのセール、福袋や初売りなどが多くなる。特に衣類は春物が出てくる前で冬物を安く買うチャンスであることから、一度購入しようとして見送ったアイテムを、セールのタイミングで購入した可能性が高いだろう。

セールでお得になった金額を尋ねると、最も多いのは「5000円未満(34.9%)」次いで「1万円未満(17.0%)」「1000円未満(14.4%)」となった。

セール情報を事前に知っていた人とそうでない人で比較してみると、1万円以上得した人の割合は、セール情報を知っていた人で23.4%と、知らなかった人の約1.4倍多くなっている

また、セール情報を知らなかった人の17%は「覚えていない」と回答していることから、安く手に入る機会を意識していなかったと考えられるだろう。

セールの事前周知が重要となる

昨今は社会情勢の影響による円安、物価高騰などの影響により節約志向が強まっている。その結果、欲しいものをより安く購入したいと考える人は増加していると考えられるだろう。

本調査でも、年末年始に開催されるセール情報を事前に得ることで、計画的に買い物している人が多いことが明らかとなった。セールの実施は日常的にオンラインショッピングを行う層だけではなく、より多くの顧客獲得が期待できる。効果的な販促によって売上を大きく伸長させるチャンスとなるだろう。

セール時には適切な商品ランナップを充実させた上で、顧客への事前周知が重要となる。本調査内容を参考に、今後の販促施策を検討してみてはいかがだろうか。


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