EC構築『MakeShop byGMO』とチャットボット『qualva』が連携

ECのミカタ編集部

GMOメイクショップ株式会社(代表取締役社長CEO:向畑 憲良、以下「GMOメイクショップ」または「同社」)が提供する「MakeShop byGMO」と、株式会社PROFESSY(代表取締役社長:岩崎 経、以下「PROFESSY」)が提供する「qualva」がサービス連携した。

ECでの買い物をより便利に、CVRも向上

GMOインターネットグループのGMOメイクショップが提供するECサイト構築SaaS「MakeShop byGMO」とPROFESSYが提供するチャットボットツール「qualva」は、2022年11月29日(火)よりサービス連携した。

同社によれば、「MakeShop byGMO」で構築されたECサイトに「qualva」を連携することで、商品ページからそのままチャットボットで購入できる新たな顧客体験を提供し、ECでの買い物をより便利にするとしている。

またページ遷移を減らし対話形式で決済まで完了するため、離脱率の低下が期待できるとのことだ。さらに、D2C(Direct to Consumer) ECや単品通販サイトの運営で一番の課題となるCVR(コンバージョンレート)も向上させ、新規顧客の獲得をサポートするとしている。

連携サービスの概要

連携サービスの概要

「MakeShop byGMO」で構築されたECサイトに「qualva」をオプションとして導入することで、ECサイト上にチャットボットを表示し、対話形式で購入者情報の入力や決済まで完了することが可能となるという。

商品をカートに入れたまま購入直前で離脱してしまったユーザーに、購入専用のURLを記載したSMSを自動送信し最後の一押しをする“カゴ落ちSMS”機能や、入力中にブラウザを閉じても、再訪時に前回入力した内容を即座に復元、ユーザーの入力負担を軽減する機能など、CVRを高めるための機能を兼ね備えている。同社は、慣れ親しんだメッセージアプリのような感覚で入力できるため、ユーザーに便利な買い物体験を提供することができ、新規顧客の獲得が期待できるとしている。

また「qualva」は、近年注目が高まっているD2C ECや、単品通販などにも適合する。D2C ECや単品通販では、リピート率の高い商材を扱い継続購入してもらうことでLTV(Life Time Value)の最大化をはかるため、最初の段階である新規顧客獲得が最大の課題となる。

そのため、フォーム一体型LP(ランディングページ)を利用しページ遷移を減らすことでCVR向上を狙うケースが多くあるが、通常のECサイトでも「qualva」を導入することで商品ページ上のチャットボットからそのまま購入完了できるため、フォーム一体型LPを新たに制作する必要がない。

競争が激化するEC市場での展開を支援

GMOメイクショップが提供する「MakeShop byGMO」は、初期費用・月額共に1万1千円(税込)と低価格ながら、豊富な機能と充実のサポート体制で売上を獲得しやすい環境を整えており、導入ショップ様の売上の合計である流通額は10年連続でECサイト構築SaaS業界トップクラスとなっている。

一方PROFESSYは、新規顧客の獲得に特化した「qualva」を提供している。対話形式でユーザーを誘導することで離脱を防止し、「qualva」を導入したサイトと、通常のウェブフォームを利用したサイトを比較すると、CVRが約2倍向上したというデータも出ているとのことだ。

昨今EC市場は右肩上がりの成長が続いている。特に2020年より感染が拡大した新型コロナウイルスの影響下では、消費行動のデジタルシフトが加速するのに伴い、ECへの新規参入が増加した。その結果競争が激化し、新規顧客獲得に課題を抱える事業者が増えている。

2021年に実施されたEC運営の悩みに関するアンケート調査によると、「新規顧客獲得」との回答が最も多く、全体の15.9%となった。「MakeShop byGMO」のデータを見ても、2020年のショップ純増数は前年比245%と、コロナ禍の影響でEC化に取り組む事業者が急増しており競争の激化がうかがえる。

そこでGMOメイクショップは、新規参入が増え競争が激化しているEC市場において、ECサイトのCVR向上、新規顧客獲得をサポートするため、PROFESSYの「qualva」と連携することにしたのだ。活況とそれに伴う熾烈な競争の中で、両者の連携は、ECにチャレンジする事業者のビジネスを力強く後押しすることになりそうだ。

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