「shutto翻訳」と「WorldShopping BIZ」が業務連携

ECのミカタ編集部

サイト多言語化ツール「shutto翻訳」が「WorldShopping BIZ」を運営するジグザグ社と業務連携

株式会社イー・エージェンシー(以下イー・エージェンシー)は、株式会社ジグザグ(以下ジグザグ)と2022年11月に業務連携を開始したことを公表した。

「shutto翻訳」と「WorldShopping BIZ」導入効果

「shutto翻訳」と「WorldShopping BIZ」の導入検証の結果は以下の通りとなっている。

◆検証概要

▷期間:2022年4月−9月の内の3ヶ月間と導入直前の3ヶ月間を比較
▷対象:58サイト

◆トップページから商品ページへの遷移率がアップしたショップ数

▷全体の65.5%が遷移率上昇
▷最大値:24.60%の上昇

◆商品ページからカートページへの遷移率アップしたショップ数

▷全体の74.1%が遷移率上昇
▷最大値:28.88%の上昇

◆1顧客当たりのPV数がアップしたショップ数

▷全体の79.3%が1人あたりの見るページ数が上昇
▷最大値:1人あたり7ページの上昇

◆注文数が増加したショップ

▷全体の53.4%が注文数増加
▷最大値:8倍

上記のように、日本語のECサイトの翻訳検証により「shutto翻訳」を導入したサイトすべてのサイトにおいて、定めた指標ごとの上昇が確認された。このことから「WorldShopping BIZ」と、「shutto翻訳」による連携が有効であると認識、サービス化に至ったとしている。

日本の商品をより簡単に海外へ販売

イー・エージェンシーは最短3分で簡単、高品質にサイトを多言語化できる「shutto翻訳」の開発・運営をしている。そしてジグザグが運営する越境ECプラットフォーム「WorldShopping BIZ」は、コロナ禍で失われたインバウンド消費に代わり、「ウェブインバウンド(※1)」による越境ECを利用したショッピング体験を提供している。

「shutto翻訳」と「WorldShopping BIZ」の連携は、マーケットを拡大したい国内EC事業者と日本の商品を買いたい海外ユーザーがよりシームレスに繋がり、日本のよいものを手軽に購入、販売体験が可能となるだろう。そして、今回の業務連携によって両サービスのシステム連携も実現し、「WorldShopping BIZ」を導入している事業者は手間をかけずに「shutto翻訳」の導入ができる。この業務提携は越境ECへの取り組み強化を図る事業者にとって、大きな支援材料となるはずだ。日本の小売業者やブランドのグローバルEC事業の成長に対して、今後どのような好影響を与えるのか注目すべきと言えるだろう。

(※1)ウェブインバウンド®は株式会社ジグザグの登録商標である。

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