自動発注AI「α-発注」 CVSファイルを未加工でインポート可能に
株式会社infonerv(以下:infonerv)は自動発注AI「α-発注」について、「α-発注」で受け入れるCSVファイルのカラム名をユーザーが自由に変更できる機能をリリースした。
発注業務を大幅に削減
従来「α-発注」を利用するためには、入出荷データや在庫量データなどのAPI連携や、CSVファイル形式で用意する必要があった。しかし、今回の機能開発によってCSVファイルに手を加えることなく「α-発注」にデータをインポートすることが可能となる。
基幹システムの開発や手作業によるカラム名変更をすることなく、スムーズに「α-発注」を利用できるため、他システムとのデータ連携がより迅速になり、日々の発注にかける時間を大幅に削減できるだろう。
利用方法自体はシンプルとなっており、「α-発注」上の「CSV設定」画面にて、「α-発注」で受け入れるCSVファイルの各カラム名を自由に変更できるため、インポートするCSVファイルのカラム名に合わせて「α-発注」のカラム名も追加・修正する。
変更したカラム名の設定はCSVファイルでインポート・エクスポートすることが可能となるため、複数倉庫を運用する場合は特に利便性の高い機能となるだろう。
データ連携のコストを抑える
今回の新機能追加について、infonervは以下のようにコメントしている。
「『α-発注』のメイン業界である小売業界や卸売業界では、システムを新規で導入する際、『データフォーマットが揃っていない』、『既存の基幹システムを追加開発する必要があり莫大な費用がかかる』など、システム間のデータ連携がコストになりがちです。自社に有用なシステムであっても、データ連携上の問題で導入を検討できないということが珍しくなく、業界でDXが遅れている原因の1つにもなっています。以前から『α-発注』はこのような状況を問題視しており、データ連携のコストを下げて導入しやすい環境を整えることに力を入れてきました。こうした背景があり、データ連携のコストを抑える一環として、本機能を開発いたしました」
「α-発注」は2021年5月にサービス提供が開始され、化粧品、アパレル、家具や雑貨といった幅広い業界で導入が進んでいるが、今回の新サービス追加によって「α-発注」はより魅力的なサービスへと進化したと言えるだろう。データの連携コストを削減することで、より効率的な店舗運営に繋がることが期待されるはずだ。