株式会社一休（本社：東京都千代田区、代表取締役：榊淳、以下「一休」または「同社」）は、ECサイト「一休.comお取り寄せ」を正式リリースした。

“自宅で上質な時間を過ごしたい”に応える

高級ホテル・旅館の予約サイト「一休.com」などを運営する一休は、全国のプレミアムグルメを自宅で味わうことができるECサイト「一休.comお取り寄せ」を、2023年5月8日に正式リリースした。

同社は新サイトについて、食通へ向けて「本当に美味しいグルメ」を届けるサイトとなっており、コロナ禍を経て根付いた“自宅で上質な時間を過ごしたい”というニーズにも応える厳選グルメを取り揃えるとしている。

なお同社は、5月14日までリニューアル記念企画として名店「比良山荘」の「じゅんさい鍋」を自宅で楽しめるプレゼントキャンペーンを実施中とのことだ。

名店の味を手軽に堪能できる

「一休.comお取り寄せ」は、人気レストランが集まる一休.comレストランならではの厳選したお取り寄せグルメサイトとして、2022年5月にテストリリースされた。それから約1年間の顧客動向分析やレストラン誘致、サイトの機能改善を経て迎えたのが今回の正式リリースとなる。

現在は、約30店舗・100商品をラインナップし、数カ月先まで予約の取れない懐石料理の人気店「比良山荘（滋賀）」や「日本料理 晴山（東京）」、行列の絶えないベーカリー「バックシュトゥーベ ツオップ（千葉）」など、各ジャンルのトップレストラン・トップシェフの味を厳選。美味しいもの好きなら一度は食べたいプレミアムグルメを取り揃えている。

また同サイトは、ジャンルや価格帯に捉われない“本当に美味しいもの”を選り抜いていることが特徴ともなっている。数万円の鍋セットから、数千円で味わえるハンバーグやカレー、パン、アイスクリームまで、さまざまな絶品グルメのお取り寄せが可能だ。ほとんどの商品が注文してから1週間程度で届けられ、名店の味を複雑な調理なく堪能できるとしている。

ユーザーとレストランとの出会いを創出

公表に際して同社では次のように述べている。

「『一休.comお取り寄せ』は、コロナ禍に根付いた自宅でも気軽に美味しいものを食べたいというユーザーニーズの変化に応え、2022年5月にテストリリースしました。約1年の運用を経て、今後も十分なニーズがあると感じられたため、このたび掲載店舗・商品数を増やし販売を強化していきます」

コロナ禍を経て、ECで商品を注文・購入する世帯が急速に拡大した。また飲食店側においてもオンラインで商品を販売できる手法が拡充されたことにより、消費者は以前よりも手軽に“美味しいもの”を購入できるようになった。この変化と「自宅で美味しいものを食べたい」というニーズは今後もトレンドとしてさらに拡大していくことが予測される。

一方で、選べる商品が増えたがゆえに、溢れる情報を前に消費者側において、「意図する商品が探しづらい」という新たな課題も生じている。そこで、一休が培ってきた“目利き力”をお取り寄せグルメの領域でも実現し、ユーザーとレストランをマッチングする三方よしのサービスの実現のために、今回のリリースへ至ったのだ。

手軽に美食を堪能できるという面でも、また新たな料理との出会い創出のためにもECの果たす役割は大きい。今後さらにECを通した料理や食品の購入ニーズは高まるものとみられ、そこにおいて同社のプレミアムグルメのECサイト「一休.comお取り寄せ」がどのような存在感を示していくか注目と言えそうだ。