小売チェーン向けECプラットフォーム『Stailer』が「ライトプラン」の提供を開始
株式会社10X(本社:東京都中央区、代表取締役CEO:矢本真丈、以下「10X」または「同社」)は、小売ECプラットフォーム「Stailer」の提供に際し、「Stailerライトプラン」の提供を開始した。
IT導入補助金の対象に認定
10Xは、同社の小売ECプラットフォーム「Stailer(ステイラー)」の提供に際し、中小規模のスーパーマーケット・ドラッグストア等のEC立ち上げ・成長を支援する「Stailerライトプラン」の提供を開始した。
Stailerは、スーパーマーケットやドラッグストアといった小売・流通事業者向けのECプラットフォームだ。ユーザー向けのアプリ、バックヤード向けのピックパック・配達管理アプリ、受注管理・在庫管理システム、BOPIS(店舗受け取り・ドライブスルー受け取り)など、小売ECの事業成長に必須なシステムをフルセットで提供している。
また、10Xは「IT導入補助金2023」においてIT支援事業者として採択され、Stailerは対象ITツールに認定されている。同社によれは、一定の条件を満たす小売事業者が新規で「Stailer」を導入する際、「IT導入補助金2023」を利用すると50万円から450万円の補助金が交付されるとのことだ。
Stailerプラン概要
◆ライト
スピーディーにデジタル事業の立ち上げ・運営を行いたい小売企業を対象としたプラン。立ち上げ・運営に必要十分な機能についてStailerを通じて提供する。
◆スタンダード
デジタル事業に本格的な投資を行いたい、または既存のデジタル事業の刷新を行いたい小売企業を対象としたプラン。Stailerの豊富な機能提供に加えて、デジタル事業の導入・拡張に向けた事業支援を行う。
◆エンタープライズ
企業の成長戦略の柱として、デジタル事業に大規模な投資を行う小売企業を対象としたプラン。Stailerのフル機能の提供とともに、専門性の高いメンバーが財務分析・オペレーション改善・販売促進支援などを通じて事業成長に向けて伴走する。
小売事業者の幅広いニーズに対応
ネットスーパー・ネットドラッグストアの立ち上げ・成長を支援するプラットフォーム「Stailer」は、2020年5月の開始以来、大手スーパーマーケット・ドラッグストア等に導入されてきた。提供開始当初は大都市商圏や売上規模の大きな小売事業者からの問い合わせが中心だったが、コロナ禍を経て小売事業者のDX推進の機運が高まり、ネットスーパー参入企業も急増したことから、近年では地方の商圏や中小規模の小売事業者からの問い合わせも増加しているという。
10Xでは、小売事業者の展開規模や投資余力等に応じた幅広いニーズに対応し、Stailerの提供形態やサポート内容に応じたプランを提供するべく、新たに「ライトプラン」の提供を開始したのだ。同社は、これにより「ライト」「スタンダード」「エンタープライズ」の3つのプランを軸に、小売事業者の現状や課題をヒアリングした上で、最適なプランを提案するとしており、同社のEC展開をする小売事業者支援が加速することになりそうだ。