WorldShopping BIZが“AFTEE”を導入、台湾越境ECで購入時に多様な決済が可能に

ECのミカタ編集部

株式会社ジグザグ(本社:東京都渋谷区、代表取締役:仲里一義、以下「ジグザグ」または「同社」)は、同社の「WorldShopping BIZ」において、NP Taiwan, Inc.が提供する後払い決済サービス「AFTEE(以下「AFTEE)」を導入したことを公表した。

キャンペーンも実施

ウェブインバウンド・越境EC支援を行うジグザグは、運営する越境EC支援サービス「WorldShopping BIZ」において、株式会社ネットプロテクションズ(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:柴田紳)子会社のNP Taiwan, Inc.(以下「NP台湾」)が提供する後払い決済サービス「AFTEE」を7月19日より導入を開始した。

「WorldShopping BIZ」は、海外販売を企図する国内EC事業者に対して、多言語対応・海外決済・海外配送まで一貫した支援を行うことで海外販売をサポートする越境EC対応サービスだ。海外販売を始める際に壁となる言語・決済・物流に関するサポートから、不正決済の防止機能やユーザーデータを可視化する「ショップダッシュボード」などを提供している。

なお同社は、導入開始を記念して「AFTEE」を初めて利用し「WorldShopping BIZ」の加盟店にて買い物をした顧客に向けて割引キャンペーンを実施するとしている(詳細条件等は同社公式サイトを要参照)。

熱気を帯びる台湾越境EC市場をとらえる

熱気を帯びる台湾越境EC市場をとらえる

ジグザグが提供する「WorldShopping BIZ」は、越境ECを手軽に始めたい加盟店とユーザーについて商品購入代行サービスを通してつなげる仕組みであり、158の国と地域への出荷国実績がある中で、台湾のシェアは全体4位となっている。

同社は、台湾国内における日本製品の人気度および知名度が非常に高いこと、コロナ禍で旅行制約があったことにより、台湾ユーザーにおける越境EC利用は未だ高い割合を占めていると指摘する。さらに台湾における後払い(BNPL=Buy Now, Pay later)決済のニーズも増加傾向にあり、2022年対比でおよそ3倍の成長率を記録している(同社調べ)。

これまで「WorldShopping BIZ」では、決済手段としてクレジットカードが導入されていたが、台湾現地の慣習に根ざしたコンビニ払い、口座連携、銀行振込には対応していなかった。そこで今回「AFTEE」の導入により、コンビニ払いや口座連携、銀行振込も利用可能となり、台湾ユーザーの利便性向上に寄与することが期待される。

後払い決済は、クレジットカードの情報漏洩リスクや商品到着までの不安を払拭する有効な手段として注目されている。「AFTEE」では、SMS認証のみで後払いが利用できるため、クレジットカード不要で安心かつ簡便な買い物を実現し、台湾進出を試みる日系企業の新規ユーザー獲得や売上向上につながるとしている。

これらの市場概況および台湾人利用者のニーズを踏まえ、ジグザグにおいて今回台湾で使える初の後払い決済として「AFTEE」の導入決定に至ったのだ。親日家が多いとされ日本とも地理的に近く、相互のインバウンドも活発な台湾。そこでの越境EC展開において多様な決済が可能となり、「WorldShopping BIZ」のサービスとしての価値がさらに高まることになりそうだ。


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