株式会社フラクタ（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：河野貴伸、以下「FRACTA」または「同社」）は、同社の「Star Tracker（スタートラッカー）」にて「Exclusive」プランの提供を開始することを公表した。

効率的かつ持続的なブランド成長をサポート

トータルブランディングパートナーのフラクタは、ブランドのフェーズや注力指標を見える化し、ブランド成長をサポートする月額課金のオンラインサービス「Star Tracker（スタートラッカー）」にて、Eコマースのデータを元にブランド成長に向けた施策の提案から実行〜振り返りまでを導入企業に合わせてサポートする「Exclusive」プランの提供を開始することを公表した。

同社のStar Trackerは、ブランドの成長に必要な数値を集約する分析ダッシュボードツールだ。瞬間的な売上にフォーカスした「PL経営」から、顧客との関係維持を基盤に大胆な施策も展開できる「LTV経営」への転換を支援し、効率的かつ持続的なブランド成長をサポートしている。

ダッシュボードは、ECプラットフォームとウェブ解析ツールに連携し、FRACTAのブランドコンサルティングで蓄積したデータを元にブランドのフェーズ（現在位置）を判定。目指すべき方向に進むために見るべき指標・データを提示する。さらに、ダッシュボードデータから明らかになった課題に対する施策・打ち手の検討にはFRACTA専門スタッフとの相談会オプションも利用できる（利用には、Shopifyアプリ「Star Tracker」が必要）。

プランの概要

同プランは大きく下記の4つのステップで活動を進めるという。いずれのステップも、FRACTAがこれまで数多くのブランドを支援してきた経験を基にし、導入企業の体制にも合わせて「実行できる」改善策・業務に落とし込むことがポイントとなったプランだとしている。

▶STEP1：データ取得準備およびブランド/商品特性分析、体制確認

▶STEP2：データ取得およびデータに基づいたLTV分析、改善の方向性決定

▶STEP3：体制に合わせた具体施策の検討および行動計画への落とし込み、振り返り指標の整理

▶STEP4：実行結果/実行経過の確認・振り返り、施策の継続・変更・追加の判断

ブランド内での素早い意思決定につなげる

FRACTAはこれまで、ブランドの成長には「顧客と長期的な関係を築くこと」が重要だと捉え、顧客との関係値をデータ化し、ブランドの状態を可視化・一元把握することでブランド内での素早い意思決定につなげるサービスとしてStar Trackerを展開してきたとしている。

Star Trackerを活用するなかで、データを元にしたブランドの状態の可視化はできたものの、そこから抽出された課題や「施策の検討〜実行〜振り返り」の一連のプロセスにおいて、課題のあるケースもみえてきたという。そこで、「ブランドの状態の可視化・一元把握に留まらず、意思決定すべき内容を検討し、実際に誰がどんな業務を行うか」までをサポートすることで、着実に改善の一歩が踏み出せるプランを提供することにしたのだ。

同社はまた、顧客事業者の状況の変化や技術の進化が加速する中で、顧客と長期的な関係を築くためには「『これを実施すれば全てが解決する』といった最良の方法を探すより、常に改善し続けられる組織体制を構築し、状況に合わせて最適な方法を選択できる状態が近道だ」と述べる。

同プランでは、FRACTAが「データの可視化から課題抽出・施策設計・実行支援・振り返り」の一連のサイクルを伴走することで、EC事業者及びブランド事業者のデータ活用と施策設計・改善サイクルの形成をサポートするものとなっている。ブランド成長のためにフォーカスすべき課題がデータとして見える化できることによって多くのEC事業者のビジネスを加速させることになりそうだ。