SNSか動画かやっぱりメルマガなのか。取り組んでいるコンテンツマーケティングのトップは?

ECのミカタ編集部

加速するコンテンツマーケティングの最新動向レポート~全体の約8割が成果を実感、6割以上が2024年の予算増額へ~

ファストマーケティング株式会社(以下:ファストマーケティング)は、ネットリサーチを利用して実施した「コンテンツマーケティングに関する実態調査2024」国内BtoB・BtoC比較編の結果を発表した。本記事では一部内容を抜粋して紹介する。

調査概要

◆調査対象:事前のスクリーニング調査で、コンテンツマーケティングの取り組みを行っていると回答した経営者・役員・会社員
◆回答者数:240名
◆調査期間:2024年1月5日〜16日
◆調査方法:インターネット調査・ファストマーケティングにて実施

◆出典元:加速するコンテンツマーケティングの最新動向レポート~全体の約8割が成果を実感、6割以上が2024年の予算増額へ~(ファストマーケティング株式会社)

コンテンツマーケティング施策の最多は「SNS」

現在取り組んでいるコンテンツマーケティング施策について、最多は「SNS」の50.4%と売上規模にかかわらず4割以上が取り組んでいるという結果になった。以降は「動画」44.6%、「メールマガジン」39.2%が続き、低コストで比較的手軽にはじめられる施策が上位にランクイン。

BtoCでは「調査レポート」を除く全ての選択肢でBtoBの回答率を上回っており、多様な施策に取り組んでいることも判明。セミナーやイベントといったリアルタイムの手法にも注力している様子がうかがえるだろう。

外部パートナーへ求めるものはBtoBとBtoCで若干異なる

コンテンツマーケティングの外部パートナーに求める要素について、回答のトップ3は以下の通り。

◆高い専門性:32.8%
◆柔軟な対応:30.8%
◆豊富な実績:28.2%


それぞれが「低いコスト」の27.2%を上回る結果に。必ずしも安さが重視されるわけではなく、信頼性や柔軟性が求められているといえるだろう。

また、BtoBではBtoCに比べ「低いコスト」が8.1ポイント、「納品スピード」が5.5ポイント高く、コスト効率やスピードが重視される結果になった。

一方、BtoCの回答率では、BtoBよりも「自社への理解度」が11.6ポイント、「豊富な実績」が9.1ポイント、「高い専門性」が6.4ポイント高く、ブランド構築や顧客ロイヤルティ向上への意識が高い様子がうかがえる。

6割以上が前年度より予算を増額する

勤め先における2024年のコンテンツマーケティングにかける月額予算について、全体の最多回答は「2023年と同等に設定した」29.6%となった。

一方、2023年よりも予算を増額したと回答した企業を合わせると全体で64.7%となる。BtoBで63.3%、BtoCで69.6%と、6割以上が前年度より予算を増額することが判明。特にBtoCでは最多回答が「2023年比で+1%~29%に設定した」で35.3%という結果になった。

コロナ禍をきっかけに多くの業種でデジタルマーケティングの取り組みが進められた。オウンドメディアをはじめとするコンテンツマーケティングもそんな取り組みの一つといえるだろう。

比較的低予算で開始できる一方、中長期的な収益獲得が実現するコンテンツマーケティングは今後も重視されるはずだ。SNS、動画、メルマガなど様々なアプローチ方法がある中で、高い効果を発揮するためには商品やターゲットに合わせた選択が重要となるだろう。2024年も拡大が見込まれるコンテンツマーケティングの動向に注目したい。

※「コンテンツマーケティング」とは、価値あるコンテンツの提供によって見込み顧客を育成して、コンバージョンにつなげるマーケティング手法。

【入門】コンテンツマーケティングとは?流れや方法からメリット、成功事例まで解説


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