2023年のキャッシュレス決済比率は約4割に 10年前と比較して約2.6倍まで成長

ECのミカタ編集部

2023年のキャッシュレス決済比率を算出しました

経済産業省は、キャッシュレス決済比率を2025年までに4割程度にするという政府目標の達成に向け、関係省庁と連携しつつ、キャッシュレス決済の推進に取り組んでおり、キャッシュレス決済比率を定期的に算出・公表している。本記事では2024年3月29日に公表された2023年のキャッシュレス決済比率に関する内容を、一部抜粋して紹介する。

10年前と比較して約2.6倍まで成長

2023年のキャッシュレス決済比率は堅調に上昇し、39.3%(126.7兆円)という結果に。10年前と比較して、約2.6倍という数字で普及している状況が明らかとなった。

各内訳は以下の通り。

◆クレジットカード:83.5%(105.7兆円)
◆コード決済:8.6%(10.9兆円)
◆電子マネー:5.1%(6.4兆円)
◆デビットカード:2.9%(3.7兆円)

※画像元:2023年のキャッシュレス決済比率を算出しました(経済産業省)

コード決済のさらなる普及に期待

依然としてクレジットカードが8割以上の利用率を占めるが、2018年を境に登場したコード決済の伸長も見逃せない。

※画像元:2023年のキャッシュレス決済比率を算出しました(経済産業省)

年々決済額を伸長させており、2023年にはクレジットカードに次ぐ利用率を誇るまでに成長した。

サービスを代表する「PayPay」では本人確認済みユーザーの数を2500万人を突破するなど、今後もさらなる普及が期待されている。

本調査では、2019年6月に閣議決定された「成長戦略フォローアップ」の内容である、2025年6月までのキャッシュレス決算比率4割程度に向けて堅調に上昇している状況が明らかとなった。

事業者は常に市場ニーズに応じた決済方法を導入していく必要があるだろう。今後の動向に引き続き注目したい。

関連記事:PayPayの本人確認済みユーザーが2500万人を突破 今後もキャンペーン拡充などにより、本人確認への取り組みを推進


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