株式会社インターファクトリーと株式会社ACROVEが2024年12月17日、業務提携契約締結を発表した。

両社の強みを活かした支援が実現

今回の提携によって、EC事業領域を包括的に支援する両社の強みを活かし、事業者へのさらなる価値提供が実現する。

今回発表された、主に強化される支援内容は以下の通りだ。

◆出店する複数ECモールを包括的に支援
Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングに加え、Qoo10やau PAYマーケット、LINEギフト等の幅広いチャネルでの包括的な支援を強化。ebisu growthを利用する事業者は、ACROVEの提供する大手ECモール分析ツール「ACROVE FORCE」の利用が可能となる。「ACROVE FORCE」が分析した各チャネルデータを活用することで、競合動向を踏まえた効率的かつ効果的な戦略の立案・実行、商品企画が実現。

◆越境EC展開に向けた快適なソリューション開発・構築支援
ACROVEグループであるDigital-Free（デジタルフリー）社は「Adobe Commerce（Magento）」を用いたECサイト構築支援の実績と知見を豊富に有している。同社は、約10年前より当該ツールを用いたECサイト開発と構築を行い、ナショナルクライアントをはじめとして50を超える運用実績を持つ。越境EC市場規模が拡大する中、複数国に展開を検討する事業者へ向けて、段階的な支援を強化する。

国内外のEC市場発展に繋がる連携

ACROVEは、独自のデータマネジメントプラットフォーム「ACROVE FORCE」を活用したデータドリブンなマーケティング支援と、23年4月にグループジョインしたデジタルフリー社による「Adobe Commerce（Magento）」を用いた複数国対応のECサイト構築支援を提供し、サイト構築から戦略立案、施策実行までを一気通貫でサポートしている。

一方、インターファクトリーは、日本市場に強みを発揮する柔軟で高度なカスタマイズ性を持つ「ebisumart（エビスマート）」によって、企業のECブランド価値の構築支援を行っている。2023年には「ebisu growth（エビスグロース）」サービスを立ち上げ、サイト構築だけでなく戦略策定から実務に至るまでEC事業推進や事業のDX化支援における伴走体制を整えている。

本提携についてACROVE CX第一事業本部 本部長である井野部裕紀氏は「インターファクトリー様との業務提携を通して、国内はもちろん、越境での販売を検討されている事業者様に対して包括的にご支援ができるよう努めてまいります」とのコメントを発表。また、インターファクトリーの取締役 CMO ECビジネス成長支援事業責任者である三石祐輔氏も「ACROVEと弊社のECビジネス成長支援部がタッグを組むことで、お客様の多様で複雑なEC事業の課題解決をしてまいります」とコメントしている。

EC需要の増加とともに参入企業も増加する状況において、データを活用した戦略的なマーケティングが一層重要になるだろう。国内外のEC市場発展に繋がる連携として、今後の動向に注目、期待したい。