「楽天マート」が配送対象エリアを拡大 世帯数は従来の1.3倍へ
楽天マート株式会社(以下:楽天マート)は2025年1月6日、倉庫型ネットスーパー事業「楽天マート」の配送対象エリアを順次拡大(※1)することを公表した。
※1:一部エリアは2025年1月3日から先行してエリア拡大している
東京23区は全域を網羅
「楽天マート」はこれまで首都圏、関西圏の約1200万世帯を対象にサービスを展開しており、「楽天エコシステム(経済圏)」との連携を活かした幅広い品ぞろえや、最短当日配送に対応した利便性などがユーザーから支持されてきた。
今回、より多くの顧客へ本サービスを提供することを目的に、配送対象エリアを東京23区をはじめとする首都圏エリアや大阪市などの約350万世帯に順次拡大。サービスの対象となる世帯数は従来比1.3倍の約1550万世帯に拡大し、東京23区は全域を網羅するに至った。
新たな配送対象エリアに商品を出荷する拠点は、港北(神奈川県横浜市)、松戸(千葉県松戸市)、茨木(大阪府茨木市)にある既存の倉庫が継続して担う。また、新たな配送対象エリアでも、既存対象エリアでの知見を活かし、効率的な配送ルートを構築することで、最短で注文を受けた当日の商品配送が可能となる。
食品流通改革にも取り組む
楽天マートは配送エリア限定のサービスである。配送エリアのある都府県は以下の通りだ。
◆東京都
▷1月3日配送分より
23区、稲城市、国立市、三鷹市、昭島市、清瀬市、多摩市、町田市、調布市、日野市、八王子市、府中市、武蔵野市、立川市
▷1月6日配送分より
国分寺市、国立市、小金井市、小平市、清瀬市、西東京市、東久留米市、東村山市、東大和市、武蔵村山市、立川市
◆神奈川県
▷1月3日配送分より
横浜市(鶴見区、金沢区、南区、保土ヶ谷区、磯子区、戸塚区、港南区、旭区、瀬谷区、栄区、青葉区、都筑区、泉区)川崎市(幸区、麻生区)相模原市(南区、中央区)藤沢市、鎌倉市
◆埼玉県
▷1月3日配送分より
さいたま市(北区、大宮区、見沼区、中央区、桜区、浦和区、南区、緑区)川口市、上尾市、草加市、朝霞市、志木市、和光市、新座市、蓮田市
▷1月6日配送分より
所沢市、新座市
◆千葉県
▷1月3日配送分より
千葉市(中央区、稲毛区、若葉区、美浜区)市川市、船橋市、松戸市、柏市
◆大阪府
▷1月3日配送分より
大阪市(都島区、天王寺区、東成区、生野区、城東区、鶴見区、中央区)東大阪市
楽天マートでは「今後も、ユーザーの生活を支える利便性の高いサービスを提供し、拡大する国内のネットスーパー市場におけるリーディングカンパニーを目指すとともに、きめ細かな品ぞろえと大規模な販売力を持つ倉庫型ネットスーパーの利点を活かした食品流通改革にも取り組んでいく」としている。さらなるエリア拡大を図っていくのか、今後も動向を注視していきたい。