越境ECで高まる海外需要も意識?紙おむつ価格比較サイト「ベビ得」がオープン

越境ECで人気の国産紙おむつ特化の値段比較サイト

株式会社ADDIX(以下、ADDIX)は、エリア別で紙おむつの価格を比較できるサイト「ベビ得」を3月6日オープンしたと発表した。
乳幼児の子育てには欠かせない紙おむつ、毎日使うものであるため、積み重なる金額は軽視できない。少しでも安く購入したい全国の育児中の夫婦に向け、同社は多店舗との価格比較を目的に「ベビ得」の運営を開始した。

同サイトでは専任リサーチャーにより、主要ブランドの店舗価格を定期的にリサーチし、情報更新を行っている。リサーチした店舗価格は選択エリア内で価格の安い順にランキング表示する仕組みで、サイト上で簡単に店舗価格をチェックすることができる。
スタート時のサービス対象エリアは東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県の743店舗だが、年内には5000店舗のリサーチを目指すとしている。リサーチャーには、実際に紙おむつを使用する0~2歳児の赤ちゃんを持つ母親を中心に約100名が活躍している。

海外需要へのリーチを意識か

諸外国におけるメイドインジャパン製品の根強い人気は、越境ECを盛り上げる大きな要因となっている。中でも健康食品や化粧品、そしてベビーグッズの人気は周知の事実であろう。日本国内のドラッグショップでも、大量の買いだめを行う外国人旅行者は数多くいる。
今回「ベビ得」をオープンしたADDIXは、メインターゲットを国内で子育てを行う夫婦としているが、日本の紙おむつの海外人気は高い。国内に居住する外国人や、越境ECを行うEC事業者による利用も多くなってくるのではないだろうか。

今後越境ECの勢いがますます加速するにつれ、「ベビ得」のような一点特化型のサイトは増加していくかもしれない。