「物流2030年問題」消費者の半数以上が再配達有料化「賛成」 レバレジーズ調査

最終更新日:

「物流2030年問題」への危機感高まる、7割超が将来の配送遅延に不安

レバレジーズ株式会社が運営する「レバジョブ」は2026年10月6日、「ドライバー不足に関する意識調査」の結果を発表した。

EC運営のパートナー企業を紹介してもらえるって本当?

調査概要

◆調査年月:2026年7月17日~7月21日
◆調査方法:インターネット調査
◆調査主体:レバレジーズ株式会社
◆実査委託先:GMOリサーチ&AI株式会社
◆有効回答数:647名
◆調査対象:月1回以上ネット通販利用または荷物の自己受け取りを行う20代〜60代以上の男女
◆出典:ドライバー不足に関する意識調査(レバレジーズ株式会社)

9割以上が再配達の依頼経験あり

再配達を依頼した経験については、9割以上が「経験がある(92.4%)」と回答した。

再配達が発生した理由としては「配達日時を指定していなかったから(34.1%)」が最多に。次いで「配達予定日・時間を把握していなかったから(20.1%)」「急な仕事や予定が入り不在だったから(17.9%)」という結果だった。

再配達の手配を行った後にも受け取れず、再度配達してもらった経験(2回以上の再配達)があるかを質問。約2割が「経験がある(21.9%)」と回答した。

直近で再配達後の、再配達が発生した理由としては「急な用事や仕事が入ったため(39.4%)」が最多に。一方で「不在でも再度配達してもらえると思ったため(14.1%)」といった、意識の問題も一定数存在することが明らかになった。

半数以上が「再配達有料化」に賛成

物流業界における、人手不足対策の1つとして議論される「再配達有料化」について質問。「非常に賛成(18.2%)」「やや賛成(34.5%)」を合わせて過半数が賛成と回答した。

賛成する理由としては「ドライバーの負担軽減につながると思うから(85.9%)」が最も高かった。次いで「再配達の削減につながると思うから(68.6%)」「人手不足対策として必要だと思うから(54.8%)」が続く。

一方、反対の理由では「利用者の負担が大きくなると思うから(68.3%)」や「急な予定変更など避けられない事情もあると思うから(56.7%)」が上位を占めた。

物流の人手不足解消に「賃上げ」が求められる

今後ドライバー不足などを背景に、配送遅延が増える可能性については「非常に不安を感じる(25.5%)」「やや不安を感じる(50.4%)」を合わせ、7割超が不安を抱いていることが明らかとなった。

物流業界の人手不足を改善するために、必要だと思う施策についても質問。「賃上げ(61.4%)」が最も高く、次いで「再配達削減(53.9%)」「働き方の改善(51.9%)」「宅配ボックスの普及(45.4%)」が挙げられれた。

本調査結果についてレバジョブ サービス責任者 森山智典氏は、次のようにコメントしている。

「物流業界では『2030年問題』を背景に、人材不足のさらなる深刻化が懸念されています。持続可能な物流サービスを実現するためには、企業による待遇改善や業務効率化、テクノロジー活用に加え、生活者が受け取り方法を工夫するなど、社会全体で物流負荷を分散していくことが重要です」

物流を支える人材の確保と、配送効率の向上を両輪で進めることが、将来にわたり安定した物流インフラの構築につながる。EC事業者としても顧客への再配達防止へ向けたアナウンスなど、できる限りの対策を講じていきたい。