送り手の思い届くか?「お中元」意識調査〜NTT西日本

石郷“145”マナブ

20代~70代の男女各200名、合計400名を対象に「お中元・お歳暮に関する意識調査」を実施
贈りたいもので6位だった商品券が、貰って嬉しいもの1位
最も重視していることは、「相手が喜ぶこと」(43.0%)、「金額」(24.8%)

日頃の感謝の気持ちを伝えるため7割、最新お中元・お歳暮事情

カタログギフト電報を取り扱う西日本電信電話株式会社(本社:大阪市中央区 代表取締役社長:村尾 和俊 以下、NTT西日本)は、20代~70代の男女各200名、合計400名を対象に、インターネット調査による「お中元・お歳暮に関する意識調査」を2015年5月に実施し、その結果を6月25日に発表した。

NTT西日本の調査によると、贈りたい「お中元・お歳暮」は、1位ビール(42.5%)、2位菓子類(31.5%)、3位ハム(26.3%)。対して、貰って嬉しい贈りものは、1位商品券(54.8%)、2位ビール(42.8%)、3位ハム(38.0%)。贈りたいもので6位(11.5%)だった商品券が貰って嬉しいもの1位となっており、両者間の思いにはズレがあることが判った。

「お中元・お歳暮」にかける金額は、20~30代が「2,000円以上3,000円未満」が最も多く(20代:41.2%、30代:26.2%)、40代以降は「4,000円以上5,000円未満」や「8,000円以上」が最も多い。また、「8,000円以上」と答える人の割合は、増加傾向にあるとのこと。「お中元・お歳暮」を贈る理由は、「日頃の感謝の気持ちを伝えるため」(68.3%)、「毎年贈るものだから」(36.0%)となっている。

「お中元・お歳暮」についての悩みについては、贈る側は、何を贈るべきか迷う69.5%。貰い手側は、20代、30代の約半数が「頂く贈り物がカブっている」(20代:47.4%、30代50.0%)と答え、さらに、20代、30代の5割以上が「たまには違うものを贈ってほしい」(20代:52.6%、30代:58.1%)と答えている。

お中元・お歳暮を選ぶ際、最も重視していることは、「相手が喜ぶこと」(43.0%)、「金額」(24.8%)、「自分の気持ちが伝わること」(24.0%)、「見た目(豪華さ、可愛さなど)」(8.3%)の順となっている。贈る相手は、1位「親戚」(59.2%)、2位「知人・友人」(31.5%)、3位「自分の両親」(28.0%)。仕事関係者は24.3%に留まった。さらに、贈る際にメッセージを添えている人は全体の2割弱だったが、貰う側は、メッセージ付きであれば嬉しいと答える人が全体の8割に及んだ。

「お中元・お歳暮」は、挨拶に行っての手渡しも多いため、一概にメッセージ付きが良いとは言えない。しかし、メッセージを添えた特別な贈りものとすることで、「頂く贈り物がカブっている」「たまには違うものを贈ってほしい」の声には多少なりとも応えられるのではないだろうか。


記者プロフィール

石郷“145”マナブ

キャラクター業界の業界紙の元記者でSweetモデル矢野未希子さんのジュエリーを企画したり、少々変わった経歴。企画や営業を経験した後、ECのミカタで自分の原点である記者へ。トマトが苦手。カラオケオーディションで一次通過した事は数少ない小さな自慢。

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