三越伊勢丹とJAL 包括的業務提携に向け基本契約に合意

石郷“145”マナブ

三越伊勢丹ホールディングスと、日本航空株式会社は、包括的業務提携に向けた検討を開始することについて合意
背景に、総人口の減少に伴う市場規模の縮小や、小売業における百貨店各社、EC 通販、量販店などの異業態との競争が激化など。
三越伊勢丹のポイントと JALのマイル(JAL マイレージバンク)の交換サービスを 2016 年 4 月より開始する等

JAL と三越伊勢丹の両社で新たな価値を持つ提携カードの発行なども検討

株式会社三越伊勢丹ホールディングス(以下 、三越伊勢丹)と、日本航空株式会社(以下、JAL)は、包括的業務提携に向けた検討を開始することについて合意した、と発表した。

三越伊勢丹においては、昨今、総人口の減少に伴う市場規模の縮小や、小売業における百貨店各社、EC 通販、大規模ショッピングセンタ ー、量販店などの異業態との競争が激化している、としている。

また、JALにおいても、 LCC を含むエアライン各社との競争激化が見られるとして、付加価値の高い独自性のある商品やサービスを取り入れる事が急務となっていた。

こうした背景もあり、両社の意向や姿勢が一致。それぞれの強みを活かしたさまざまなコラボレーションを実現し、お客さまのライフスタイル全般にわたる価値提供の実現を目指すべく、包括的業務提携に向けた検討となった、というわけだ。

今後、両社間で協議・検討を行うことについて合意した主な内容としては、既存のお客様の相互送客と新規のお客さまの獲得を目的に、三越伊勢丹のポイントと JALのマイル(JAL マイレージバンク)の交換サービスを 2016 年 4 月より開始するとしている。

更に、JAL と三越伊勢丹の両社で新たな価値を持つ提携カードの発行や「三越伊勢丹の店頭販売商品や JAL 機内販売商品」、「旅行商品」などを新たに共同で開発するとしている。

業種を越えた両者のコラボレーションは、ECにも少なからず何らかの影響をもたらすと考えられ、EC事業者にとっても、この動きには注視したいところだ


記者プロフィール

石郷“145”マナブ

キャラクター業界の業界紙の元記者でSweetモデル矢野未希子さんのジュエリーを企画したり、少々変わった経歴。企画や営業を経験した後、ECのミカタで自分の原点である記者へ。トマトが苦手。カラオケオーディションで一次通過した事は数少ない小さな自慢。

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