Xmas気分は11月から!検索から知る消費者の本音(ヴァリューズ調べ)
クリスマスツリーは12月より11月が多い結果に!
ネット行動分析サービスを提供する株式会社ヴァリューズ(以下、「ヴァリューズ」)が「クリスマス」について昨年の9月ー12月期の動向を分析した。調査はネット行動ログとユーザー属性情報を用いた検索キーワード分析サービス 「【eMark+】Keyword Finder」を使用して行われた。
【月別の傾向】
昨年の「クリスマス」関連の検索キーワードを月別に見ると、特に10月は化粧品ブランド各社から発売される「クリスマスコフレ」、11月は「クリスマスツリー」、「イラスト」など装飾に関するキーワード、12月は「クリスマスプレゼント」が検索順位上位となっている。
【検索ワード・検索数ベスト5】
昨年10月ー12月の「クリスマス」関連の検索ワード・検索数ベスト5は「クリスマス」、「クリスマスケーキ」、「クリスマスプレゼント」、「クリスマスツリー」、「クリスマスカード」で、いずれも11月から検索数が急増した。驚いたのは、「クリスマスツリー」に関しては、12月に入ってからの方が多いように見えて、11月のほうが検索数が多い結果となっており、11月にはクリスマスの準備が整っていく様子がうかがえる結果となった。
【年代別・男女比較】
昨年9月ー12月の「クリスマス」関連の検索キーワードを、年代別に男性と女性を比較してみたところ、各年代で特徴的なキーワードが見られた。
20代では男女共に「クリスマスプレゼント」、「クリスマス デート」というキーワードが上位になった。そのうち特に20代女性では、「クリスマスケーキ」、「クリスマスコフレ」、20代男性は「クリスマスソング」、「クリスマス ディナー」や、「戦場のメリークリスマス」、「クリスマス 映画」が上位にランクインした。男性は、他に「クリスマス オードブル」なども上位にあり、デートやパーティーの予定、音楽や映画などを検索していることがわかる。他の年代と比べ、20代は男女の違いが多くみられる結果となった。
30代では男女ともに、「クリスマスケーキ」、「クリスマスツリー」、「クリスマスプレゼント」、「クリスマスカード」というクリスマスパーティーを盛り上げるアイテムのキーワードが上位になった。男女ともに子供のためのクリスマスプレゼントや、パーティーの検索をしていることがわかる。また、30代女性は、「クリスマスコフレ」のほか、「クリスマスリース」、「クリスマス オーナメント」も検索数が多いことから、部屋の飾りつけや雰囲気作りに意識が高いことがわかる。
【検索後の流入サイトの訪問者数】
「クリスマス」を検索した後の流入サイトの訪問者数を集計すると、人気ページは、「小田和正『クリスマスの約束2015』観覧募集まとめ」(NAVERまとめ)、相手別にプレゼントを探すことができる「クリスマス大作戦 喜ばれるプレゼント」(価格.com)、「クリスマスカードに使える英語メッセージ」( WOLCA birthdaycard site)がベスト3となった。
その他に「セブンイレブン」、「ローソン」、「ケンタッキー」、「不二家」、「イオン」なども流入サイトの上位になっている。この結果からクリスマスケーキや、チキンなど、クリスマスの食品についての情報を調べる人が多いこともわかる。
また、「花鳥風月 クリスマスのイラスト」など、イラストを無料で検索できるサイトも複数上位に来ていることからカードや飾りを手作りする人が増加していることもうかがえる。
ハロウィンで仮装パーティーを終え、次の楽しみ「クリスマス」に向けてさっそく準備を始めているのかもしれない。期待と夢を膨らませる素敵なシーズン”クリスマス”。その気持ちは調査結果の示すところではすでに11月から始まっている。特に今年のクリスマスは「金曜」であるため、例年よりも力を入れて準備する人も多いだろう。ECショップは早めにクリスマスの品ぞろえを始めておくと良いのではないだろうか。