楽天、楽天トラベルを吸収合併、一体経営へ

国内第2位の旅行取扱額

楽天株式会社は2月14日、同社の100%連結子会社である楽天トラベル株式会社を吸収合併すると発表した。合併予定日は4月1日。

楽天トラベル事業は非上場。2002年に分社化し、2004年に「旅の窓口」を吸収合併し事業を拡大。

2010年度の国内旅行取扱額ではJTBグループに継ぐ2位となっており、日本旅行や近畿日本ツーリストグループをしのぐ勢いを持っている。

グループ連携強化でEC事業拡大へ

楽天株式会社は合併の目的について、ECをはじめとした他のサービスとの連携強化を挙げている。楽天トラベルは社員数410名ながら、今期売り上げ313億円、営業利益104億円を達成している。

営業ノウハウの共有とともにシステムの一体運営による効率化を進める計画だ。オーバーヘッドの少ない利点を活用し、より大きなシェアを取ることが出来れば、旧来の旅行会社の立場はますます厳しくなりそうだ。