Amazon全品送料無料が終了、今後の方針は?

ECのミカタ編集部

配送料改定の詳細

 Amazon.co.jp(以下、Amazon)の配送料が改定された。これまではAmazonが発送する商品であれば、基本送料が無料であったが、今後、2,000円以下の商品については、配送料は一律350円(税込)となる。ただし、Amazonが発送する書籍およびAmazonギフト券については、これまで通り送料無料となる。また、Amazonプライム会員についても、これまで通り全品無料で配送される。Amazonのサイトでは特別な案内はないが、「配送料について」のページにおいて、確かに配送料の案内が変更されている。

 Amazonの全品送料無料は、開始当時はキャンペーンとしてスタートし、2010年11月に通常サービスとなった。その後、2012年の11月に「あわせ買い」商品が導入され、正確にはこの時点で全品送料無料は終了している。あわせ買い対象商品は、Amazonが発送する商品(ギフト券を除く)と組み合わせて、合計額が一定以上の場合に購入可能な商品だ。当時は合計額が2,500円以上となっていたが、今回の配送料改定に合わせてか、合計金額が2,000円以上に引き下げられている。

今後、Amazonはどう動く?

 最近のAmazonの動向というと、やはりプライム会員獲得に力を入れている印象だ。実際に、2015年のプライム会員は前年比51%増と、大きな伸びを見せている。今回の配送料改定も、プライム会員の獲得施策の一環かと考えてしまうが、Amazonとしては関係を否定しているようだ。だが、Amazonをよく利用するユーザーにとっては、年会費3,900円(税込)で全品送料無料、お急ぎ便や日時指定などのオプションも無料というプライム会員は、今回の配送料改定を考えると、より魅力的になってくるだろう。

 Amazonのみならず、会員というのは、EC店舗にとって非常に重要な存在だ。会員は競合他社よりも自社を選んでくれる傾向が高く、リピート率も高い。Amazonのように配送料で勝負することは、特に中小規模のEC店舗には難しいが、だからこそ、別軸で自社の独自性を出すことは有効だろう。


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事