【朝刊】EC業界のNews1日をまとめて振り返り(3月25日版)

ECのミカタ編集部

今日は金曜日、今週もお疲れさまです。一週間をしっかり締めるためにも、日々の変化を要チェック!あなたの頑張りを今日も応援します。

昨日3月24日のNews一覧

●ECの要「配送」へ、佐川急便が贈る環境配慮
・佐川急便の3拠点で新たに「カーボン・ニュートラル認証」取得、計6拠点に
・佐川林業創出のオフセット・クレジット(J-VER)を利用
・対象拠点で削減しきれなかったCO2排出量をカーボン・ニュートラル
詳細は以下より↓
https://ecnomikata.com/ecnews/backyard/8392/

●【速報】Amazon・楽天に続きYahoo!もきた!三つ巴セール
・3/25(金)から7日間、Yahoo!ショッピング「すごい年度末セール」開催
・Tポイント最大31倍、毎日最大50%OFF、様々なキャンペーン
・同時期開催のAmazon、楽天のセールの中でも最長期間
詳細は以下より↓
https://ecnomikata.com/ecnews/build/8402/

●ANA×ヤマト運輸、当日手ぶらサービスのテストを開始
・訪日旅行者向け「Same Day Delivery Service(仮称)」テスト開始
・関東関西間で荷物を当日中に輸送、手ぶらで観光したいニーズに応える
・テスト運用の反応を分析し、新サービスとして実運用を目指す
詳細は以下より↓
https://ecnomikata.com/ecnews/build/8404/

●【速報】クロネコメンバーズがAmazon、Y!アカウントでログイン可能に
・ヤマト「クロネコメンバーズ」が、Amazon・Yahoo!アカウントで利用可能に
・クロネコメンバーズ新規登録時、情報入力の手間が省ける
・クロネコメンバーズでは今後も新サービスを開始予定
詳細は以下より↓
https://ecnomikata.com/ecnews/strategy/8408/

昨日の気になるNews、ポイントは「物流の多様化」

 昨日は物流関連のニュースが目立った。佐川急便が1件、ヤマト運輸が2件、サービスの拡大や新しい取り組みを発表している。

 佐川急便のニュースは、CO2排出量削減に関するもの。対象事業所で削減しきれなかったCO2排出量を、グループ会社の佐川林業の排出削減・吸収量で埋め合わせる(オフ・セット)ことで、事業におけるCO2排出量と吸収量をイコールにする(カーボン・ニュートラル)というものだ。その他、佐川急便では今後、環境対応車の導入や、台車や自転車での集荷・配達など、事業活動全体で環境負担の低減に積極的に取り組む姿勢だ。

 ヤマト運輸のニュースの一つ目は、訪日客の荷物輸送に関するもの。ANAとの協力により、関東(東京)と関西(大阪・京都)間で、指定のホテルに宿泊した人を対象に、荷物を当日中に輸送するサービスのテスト運輸を開始するというものだ。これは、増加する訪日客の「手ぶらで移動・観光をしたい」というニーズに応えたサービスだ。このサービスが軌道に乗れば、ヤマト運輸は、年々増加する訪日客への物流という新たな成長分野で、先行して優位に立つことができる。

 もう一つのニュースは、「クロネコメンバーズ」に関するもの。クロネコメンバーズの各サービスが、AmazonおよびYahoo!Japanのアカウントでも利用可能になるというものだ。クロネコメンバーズでは「お届け予定eメール」や「ご不在連絡eメール」など、利用者の利便性を高めるサービスを提供している。今回、それがAmazonやYahoo!のアカウントで利用できるようになることで、新規登録の手間が省け、アカウント情報忘れにより利用したいときに利用できないということも減るはずだ。結果、利用者の増加、満足度の向上にもつながるだろう。

 最近の物流業界では、自宅以外での荷物受け取りや、即配に関してのニュースが続いていたが、今回のニュースは、また違った角度での取り組みで、各社の色が表れていると思う。競い合いつつも、棲みわけているという印象だ。EC店舗にとっての物流は、ただ物を届けるというだけでない、ブランドや商品の魅力につながるものになる。たとえば、カスタマーサービスを徹底する店舗にとっては、やはりヤマト運輸のサービスは望ましいものだろう。あるいはエコな商品を扱う店舗にとっては、佐川急便の今回の取り組みは、良いイメージを添えるかもしれない。お客様に商品が届く、その最終地点に関わるのは物流なのだ。そのサービスにバリエーションが出ることは、EC店舗にとっても可能性を広げるものだと思う。


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