Visa支援のフルクラウド型アクワイアリングPF「Axios」提供開始
株式会社CCIグループ、株式会社インフキュリオンは2026年4月30日より、ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社(以下、Visa)の支援のもと、次世代のフルクラウド型アクワイアリングプラットフォーム「Axios(アクシオス)」の提供開始を発表した。
多様な決済手段を単一のシステムで管理・処理
「Axios」は、アクワイアリング事業に必要な機能を、クラウド上のモジュールとして提供するプラットフォームである。
Visaによると、本プラットフォームの特徴は次の通り。
◆フルクラウド・共通利用による低コスト導入
▷システムをクラウド上で共通利用することで、初期投資や運用負荷を大幅に軽減する。
◆カードからデジタル通貨まで一元管理
▷Visaなどの国際ブランドカードに加え、デビットカード、QR決済、預金型ステーブルコイン「トチカ」まで、多様な決済手段を単一のシステムで管理・処理する。これにより、加盟店も利用者もスムーズに支払い可能。
◆世界標準のVisaソリューション活用
▷Visaの次世代プラットフォーム「Visa Platform Connect」を採用し、カード利用可否を判定する「オーソリ処理」において、極めて高い稼働率と安全性を実現。
◆国際基準に準拠したセキュリティと高い拡張性
▷PCI DSSをはじめとする国際的なセキュリティ基準に準拠。Visaグループが提供する接続ソリューション等を活用し、安全かつ高速な決済処理を実現する。
◆データ活用を促進するアーキテクチャ
▷決済データを一元的に収集・分析しやすい構造で提供することで、加盟店への付加価値サービス開発や、データに基づいた経営支援を行う。

※画像参照:Visaソリューションを活用した次世代フルクラウド型アクワイアリングプラットフォーム「Axios(アクシオス)」提供開始(ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社)
新しい決済手段に対応する課題を解消
近年ではクレジットカードに加え、ブロックチェーン技術を活用したデジタル地域通貨やステーブルコインの実装が進んでおり、決済事業者はこれらの新しい決済手段への迅速かつ柔軟な対応を迫られている。
一方、Visaは「アクワイアリング(加盟店契約・管理)業務を行うためのシステムは自社構築型(オンプレミス型)が主流であり、膨大な構築コストや複雑な運用体制が、新規参入や機能拡張の大きな障壁となっていました」と指摘する。
こうした課題に対し、CCIグループとインフキュリオンは柔軟かつ拡張性の高いフルクラウド型・マルチテナント方式のアクワイアリングプラットフォーム「Axios」を開発した。
なお、「Axios」ではVisaグループが世界で展開するソリューション「Visa Cloud Connect(※1)」、「Visa Platform Connect(※2)」を活用し構築されている。
市場の拡大と業界の変革に大きく貢献
Visaは本件について、次のようにコメントしている。
「これまで銀行やカード会社が担ってきたアクワイアリング事業において、『Axios』のようなフルクラウド型のプラットフォームの登場は、新たな参入機会をもたらす転換点となります。(中略)マーケットプレイスといったデジタルプラットフォームのみならず、独自の経済圏を有する地域企業などのリアルな事業領域まで、広範な異業種の企業が自社サービスと決済を連携させ、アクワイアリング市場へ参入しやすくなります。この異業種からの参入こそが、市場の拡大と業界の変革に大きく貢献するものと確信しています」
「Axios」は、国際ブランドカードに加えて国内で初めて(※3)預金型ステーブルコイン「トチカ」(※4)の決済処理まで、多様な決済手段の統合管理を実現するシステムとなる。
アクワイアリング市場の業界変革を加速させる取り組みとして、今後の動向に期待が寄せられる。
※1:Visaクライアントがクラウド環境を通してVisaNet接続する最新のソリューション。国内企業で初の採用。
※2:決済処理を直接VisaNetにリクエストし、プロセスを最適化するソリューション。
※3:預金型ステーブルコインは、2026年4月時点で株式会社北國銀行のみが提供しているため、その決済処理に対応するアクワイアリングプラットフォームは日本初。
※4:北國銀行が提供するデジタル通貨/地域デジタル決済サービス。ブロックチェーン技術を活用して発行・管理され、銀行の承諾・関与の下に発行される預金移転可能なデジタルマネー。


