FBA納品代行サービスおすすめ13選。比較する際のポイントも解説

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ECのミカタ編集部

FBA納品代行サービスおすすめ13選。比較する際のポイントも解説

FBA納品代行サービスは、Amazonのフルフィルメントセンターに荷物を配送するための細かな準備作業を代行してくれるサービスだ。Amazonのルールに従った梱包や商品ラベル貼付など、配送までの煩雑な作業について、自社で行うことに限界を感じている担当者もいるだろう。本稿では、FBA納品代行サービスを導入するメリットとデメリット、サービス事業者を比較検討する際のポイントなどを紹介する。導入を迷っている担当者は、参考にしてほしい。

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FBA納品代行とは

FBA納品代行とは、Amazonに出店している事業者が、Amazonが指定する物流拠点へ荷物を納品するまでの作業を委託できるサービスだ。

そもそもFBAとは「Fulfillment by Amazon」の略で、Amazonが通販事業者から商品を預かって購入者に発送するサービスである。EC事業者は、Amazonのフルフィルメントセンター(物流拠点)に商品を預けることで、商品の保管や受注・発送・返品対応までの作業を、Amazonに代行してもらうことが可能となる。

ただ、FBAに商品を預けるためには、Amazonが指定するルールに従って商品を梱包したり、指定の位置にラベルを貼ったりなど、商品を規定通りの状態に整えておくことが条件だ。Amazonのフルフィルメントセンターに納品するまでの煩雑な作業を代行するのが、FBA納品代行である。

参考:フルフィルメント by Amazon(FBA)

FBA納品代行を利用する流れ

FBA納品代行サービスを利用する最大のメリットは、仕入れた商品を自宅や自社オフィスを経由させず、直接Amazonのフルフィルメントセンター(FC)へ納品できる「直納」のスキームを構築できる点にあります。一般的な利用フローは以下の通りです。

1. 商品登録と納品プランの作成(セラー作業)


まず、Amazonセラーセントラル上で商品を登録し、納品プランを作成します。ここで発行される商品ラベル(FNSKU)や配送ラベルのPDFデータを、代行業者へ共有します。

2. 仕入れ先から代行業者へ発送


商品をメーカーや卸業者(海外輸入の場合は中国などの工場)から買い付け、送り先を「代行業者の倉庫」に指定して発送します。 これにより、セラーは段ボールの山に埋もれることなく、PC上の管理だけで業務が完結します。

3. 入庫確認・検品・ラベリング(代行業者作業)


荷物が代行業者に届くと、指示書に基づき以下の作業が行われます。

検品:数量確認や破損のチェック。
商品ラベル貼付:Amazon指定のバーコードシールを商品一つひとつに貼り付けます。
梱包:OPP袋への封入や、Amazonの受領要件(15kg以下など)を満たす輸送箱への詰め替えを行います。

4. Amazon FCへ発送(代行業者作業)


梱包が完了した荷物は、代行業者が提携する配送業者を通じて、指定されたAmazonの倉庫へ発送されます。

5. 受領・販売開始


Amazon側で荷物が受領されると、在庫が反映され、自動的に販売が開始されます。

FBA納品代行の費用相場

FBA納品代行の料金体系は、業者によって「月額会員制」と「都度払い(スポット利用)」に分かれます。コストを比較検討する際は、以下の4つの内訳でシミュレーションすることが重要です。

1. 月額基本料金(固定費)


相場:0円 〜 10,000円程度 月額会員になることで、作業単価が安くなるプランが一般的です。月間の出荷数が数百個を超える場合は、月額費を払ってでも単価の安い会員プランを選んだ方がトータルコストは下がります。逆に、小規模・不定期の利用なら「月額無料」の業者が適しています。

2. 受領・検品・ラベル貼付手数料(作業費)


相場:1商品あたり 10円 〜 50円 これが物流コストの核となります。
標準サイズ:15円〜30円前後
大型サイズ:50円〜100円前後 業者によっては「検品+ラベル貼り+OPP袋詰め」をセット料金にしている場合もあれば、全てオプション加算の場合もあるため、内訳の確認が必須です。

3. 配送料(Amazon FCまでの送料)


相場:1箱(140〜160サイズ)あたり 600円 〜 1,500円 代行業者は運送会社と大口特約契約を結んでいるため、個人で送るよりも格安で送れるケースがほとんどです。「FBAパートナーキャリア」を利用できる業者かどうかもチェックポイントです。

4. その他オプション費用


セット組み:50円〜100円(複数商品を一つにまとめる作業)
写真撮影:300円〜1,000円(商品ページ用の撮影)
国際送料:輸入代行を兼ねている場合は、海外からの転送料金も加算されます。

FBA納品代行を利用するメリット

FBA納品代行の利用には4つのメリットがある。FBAに関わる作業の業務負荷が大きいと感じている担当者は、納品代行を導入する検討材料にしてほしい。

FBA倉庫に納品するまでの作業を委託できる


自社でFBA倉庫に納品する場合は、商品情報の登録、商品ごとのラベル印刷と貼付、梱包、配送の手配など、さまざまな業務をすべて自社で行うこととなる。特に、商品の梱包とラベル貼りは、商品ごとにAmazonの規定に沿って慎重に行う必要もあるため、商品数が多いほど時間を要する。FBA納品代行を利用すれば、これらの煩雑な作業をすべて外部に委託できるため、自社の従業員はコア業務に専念できるようになる。

物流拠点への納品が早くなる


Amazonの物流拠点に早く納品できることも、FBA納品代行を利用するメリットだ。FBAに配送する準備作業に時間をとられると、フルフィルメントセンターへの配送が遅れてしまう。フルフィルメントセンターでの在庫切れや、ユーザーが競合他社から商品を購入してしまうのを防ぐためにも、物流拠点への納品スピードは重要な要素といえる。

また、自社の休日でフルフィルメントセンターに配送が遅れてしまうケースも想定される。休日も荷物の配送に対応しているFBA納品代行を利用すれば、急な納品にも対応が可能で、商機を逃すリスクを軽減できる。

手軽に輸入販売ができる


FBA納品代行には、海外からの輸入手続きを代行してくれる事業者もある。通関手続きなど輸入に関わる煩雑な作業を外部に委託することで、海外の商品を気軽に仕入れて、自社で販売が可能である。輸入に関わる手続きは、各国のルールや世界情勢によって異なるため、常に最新の情報にアップデートする必要があり、担当者の負担が大きい。FBA納品代行で輸入に関する業務を任せられるのは、輸入販売を検討している企業にはメリットといえる。

業者の保管場所を利用できる


販売する商品を、仕入れ先からFBA納品代行事業者に直接配送することで、自社で倉庫を用意する必要がなくなるのもメリットだ。自社で倉庫を用意すると月々の利用料が発生するが、FBA納品代行の導入で、売り上げが少なくても倉庫の利用料で資金繰りが悪化するリスクを軽減できるためだ。また、フルフィルメントセンターに配送する作業スペースも不要になるため、保管や作業の場所にかかるコストを削減できる。

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FBA納品代行サービスのおすすめ比較13選

FBA納品代行サービスの事業者は、いずれもFBAのルールを熟知しており、依頼することでフルフィルメントセンターへの荷物の配送がスムーズになる。ここではおすすめのFBA納品代行サービスを紹介するので、担当者は各サービスの特徴を比較して委託の検討をしてみてほしい。

中堅・中小企業を強力にバックアップ|醍醐倉庫株式会社


醍醐倉庫株式会社は、ECのバックヤード業務を代行している⽼舗の物流企業で、提供するサービスの中にFBA納品代行がある。FBA納品代行の基本的なサービスは、商品の入庫・受け取り、検品・動作確認、セット組み・OPP袋入れ、商品ラベル・配送ラベルの発行、商品ラベル(バーコード)の貼付け、梱包・出荷、Amazonフルフィルメントセンターへの納品となっている。

拠点は東京都⼤⽥区で、空港や埠頭へアクセスしやすい好立地のため、輸入した海外製品の搬入がしやすい。商品に気になることがあった場合は確認を依頼できるため、輸入販売を手がける企業には魅力的だといえる。

公式HP:醍醐倉庫株式会社

Amazon FBAとAPI連携で作業を効率化|株式会社オープンロジ


株式会社オープンロジは、ECショップを運営している企業向けに、物流のアウトソーシングサービスを展開している事業者だ。オープンロジのシステムとAmazon FBAのAPI連携によって、管理画面での設定が簡単になり、出荷依頼を効率化できる。保管場所をマルチチャネルの拠点として利用できるため、Amazon以外のECモールと併用しての商品管理が可能だ。従量課金制の料金体系を採用しており月額固定費がかからないため、小ロットでも利用しやすい。

OPENLOGI オープンロジ

FBAへの配送料は全国一律|株式会社ウィズリンクス


株式会社ウィズリンクスは、EC事業者向けの代行サービスである「ロジスピ」と、FBAで保管・販売している商品をAmazon以外のECモールや自社のECサイトで同時に販売する「ハンロプラス」を運営している。ロジスピのプランの一つに「Amazon出品・FBA納品プラン」があり、運用・操作はすべてWeb上で行える。保管料と配送料は全国一律なので、フルフィルメントセンターまでの距離を気にする必要がない。

公式HP:ロジスピ(株式会社ウィズリンクス)

海外からのコンテナ輸入にも対応|株式会社関通


株式会社関通は、さまざまな物流支援・代行サービスを提供している事業者で、FBA代行も行っている。FBA納品では、ピッキングデータの取り込み・リスト発行、ラベル発行・貼付、梱包の代行が依頼可能だ。物流拠点が大阪と東京にあり、商品の種類によって預け先を分けることで、フルフィルメントセンターへの配送にかかるコスト削減も可能だ。

株式会社関通

藪吉倉庫株式会社


大阪に拠点をもつ藪吉倉庫株式会社は、物流アウトソーシングサービスを幅広く手掛けている。FBA納品代行はEC事業者むけのサービスを開始した当初から行なっており、商品はチャーター/路線便によりコンテナで入庫。藪吉倉庫株式会社で保管して、各地のFBAフルフィルメントセンターへ配送している。フルフィルメントセンターに大量の在庫を置くと保管料が高額になるため、通常は藪吉倉庫株式会社で保管して、販売した分を補充する形でオーダー・出庫する流れになっている。

藪吉倉庫株式会社

スクロール360


物流代行に加えて、柔軟にカスタマイズできるシステム提供や、新規顧客獲得を目的としたWEBマーケティングの代行が可能です。中国進出(中国サーバーでのHP作成、中国からの仕入れなど)のサポートもおこなっています。


トランスコスモス


ECサイト運営に紐付く業務全般を多角的にサポートできる点が魅力です。マーケティングやサイト制作に加え、バックオフィス業務やコールセンター業務にも対応しています。



株式会社イー・ロジット


株式会社イー・ロジットは、国内トップクラスの通販物流代行企業にして、『戦略物流』を提唱・実現した企業です。物流受託者数で国内トップクラスのイー・ロジットが、物流業務の受注処理からカスタマー業務にいたるまで、365日ワンストップで代行し、配送コストの最適化を実現します。繁盛期やキャンペーン時でも顧客をお待たせしない通販物流で、リソース不足の解決と業務効率化に貢献します。



株式会社イー・ロジットについて詳細はこちらから
https://ecnomikata.com/support_company/218/

浜松委托運送株式会社


浜松委托運送株式会社は、物流拠点として全国配送を持ったお客様に対して浜松という日本の中心立地条件を活かし、細かい作業である流通加工はもちろん、出荷波動に強く、高品質なコストパフォーマンスの高い物流サービスを提供します。保税蔵置場、高度医療管理機器物流も対応可能です。



浜松委托運送株式会社について詳細はこちらから
https://ecnomikata.com/support_company/424/

住商グローバル・ロジスティクス株式会社


住商グローバル・ロジスティクス株式会社は、商社系物流会社(住友商事100%)の強みを活かし、様々な形態・規模の物流センターを運営。通販物流25年の経験・実績を基に、お客様の事業ステージに合わせた物流サービスを構築し、様々なニーズに柔軟にお応えする豊富な物流サービス
をご提案いたします。信頼力の高いWin-Winの物流パートナーを目指し、お客様と更なる成長を目指してまいります。



住商グローバル・ロジスティクス株式会社について詳細はこちらから
https://ecnomikata.com/support_company/40/

SBSリコーロジスティクス株式会社


SBSリコーロジスティクス株式会社は、「安全確実な物流」「環境負荷の少ない物流」「効率的な物流」の確立による、絶えざる成長ができる企業を目指している。長年培ってきた技術・ノウハウとIT・LT(Logistics Technology)を駆使することでお客様が満足され、感動されるサービスをグローバルに継続的に提供し続けています。



SBSリコーロジスティクス株式会社について詳細はこちらから
https://ecnomikata.com/support_company/493/

株式会社三越伊勢丹ビジネス・サポート


株式会社三越伊勢丹ビジネス・サポートは、百貨店のノウハウと数百社のフルフィルメントサービス導入実績で得た経験を活かし、お客様のご希望に沿ったきめ細やかやな物流戦略をご提案いたします。



株式会社三越伊勢丹ビジネス・サポートについて詳細はこちらから
https://ecnomikata.com/support_company/493/

鈴与株式会社


鈴与株式会社は、化粧品製造業、医薬部外品製造業、保税蔵置場許可、菓子製造業、医療機器製造業の免許を保有し、出荷精度99.999%の高品質な物流サービスをご提供しています。精度の高い管理が求められる化粧品・健康食品や医療機器、ワインの他に、雑貨や自動車部品など、幅広い商材のお取り扱いが可能です。



鈴与株式会社について詳細はこちらから
https://ecnomikata.com/support_company/653/

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FBA納品代行を比較検討する際のポイント

FBA納品代行は、事業者によって提供するサービスが少しずつ違う。自社が望むサービスがあることが前提だが、担当者は、以下のポイントも注意しながら委託する際の比較検討をしてほしい。

無理のない料金システムか


FBA納品代行は、事業者によって料金体系が異なる。例えば、配送料は両社で折半となっている、梱包材の費用は無料など、同じ作業を依頼しても料金設定の細かな部分は事業者によって相違がある。基本料金に含まれる作業はどこまでなのか、自社が依頼したい作業はオプション設定なのか、よく確認することが重要だ。FBA納品代行の導入によって削減できるコストと利用料を秤にかけて、費用対効果がある方を選びたい。

発送スピードは許容範囲内か


Amazonの「お急ぎ便」に見られるように、商品到着までの早さで購入先を選ぶユーザーがいるAmazonに出品するには、フルフィルメントセンターで自社商品の在庫を切らさないことも重要だ。Amazonの物流拠点は24時間365日、休日も稼働している。自社が休日でも配送できるか、配送依頼からフルフィルメントセンターへの納品まで何日かかるのかなどをふまえ、自社が許容できるスピード感かどうかを見極めたい。

「ECのミカタ」でFBA納品代行を比較して、自社の業務効率アップにつなげよう

FBAを利用する場合、細かな規定に従って自社で納品作業を行う業務負荷が大きく、商品の売れ行きが増すほどに、バックヤード作業も増えていく。FBAのルールに精通したFBA納品代行を利用することで、FBA周辺の煩雑な作業を削減できるだろう。出荷量が増えて自社では手が回らなくなるよりも前に、FBA納品代行を導入することをおすすめする。

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