【出店者向け】楽天市場での店舗都合キャンセルはペナルティ対象?

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ECのミカタ マーケティング部

【出店者向け】楽天市場での店舗都合キャンセルはペナルティ対象?

楽天市場に長く出店していると、店舗都合キャンセルを経験することがあるかもしれません。

この際、多くの出店者が気にするのは「店舗都合キャンセルがペナルティの対象になるかどうか」です。

結論として、店舗都合キャンセルは場合によってペナルティの対象となります。

この記事では、店舗都合キャンセルがペナルティに該当する条件や、その際に科せられる具体的なペナルティについて詳しく解説しますので、参考にしてください。

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楽天市場では、店舗都合キャンセルはペナルティ対象になる?

楽天市場では、店舗都合でのキャンセルがペナルティ対象になる可能性があります。

ただし、1回のキャンセルで即ペナルティが科されるわけではなく、少なくとも3回のキャンセルが発生した場合に対象となります。これには、「違反点数制度」が関係しています。

楽天市場の違反点数制度について

楽天市場では、「違反点数制度」を採用しており、違反行為に応じて5〜100点の違反点数が加算されます。これらは1月1日~12月31日の1年間の累計で蓄積され、一定の点数に達するとペナルティが発生します。

行為の重さに応じて異なる点数が割り当てられ、場合によっては楽天市場からの退場処分もあります。

年間累積違反点数が35点未満であればペナルティはありません。また、違反点数は毎年1月1日にリセットされます。

以下の表に、主な禁止行為と違反点数をまとめます。

違反点数 主な禁止内容
5点 ・楽天側が不適当と判断した行為(連絡が取れないなど)
15点 ・商品の在庫設定や納期情報設定などのガイドライン違反
(出品者都合による注文キャンセル等)
20点 ・価格表示についてのガイドライン違反
・必須記載事項の記載漏れ
35点 ・薬機法違反広告の出稿
・薬機法上の承認・届出がなされていない商品の取り扱い
・家電製品の販売や消費税増税対応などのガイドライン違反
・楽天所定の審査が必要な商材を審査なく取り扱う
80点 ・架空注文
・レビューの強要
・脅迫行為
・法令で販売、所持が規制されているものを取り扱う
(偽造文書や密猟された動植物など)
100点 ・法令で販売、所持が規制されているものを取り扱う
(銃刀法違反商品や麻薬など)
・他人の権利、利益を侵害する可能性のあるものを取り扱う
(偽造品や模倣品など)

これらの行為はできるだけ避ける必要がありますが、もし違反点数が加算されても、講習を受講することでペナルティを回避できるケースがあります。

参考:プラットフォームの透明性及び公平性の向上に関する取り組みについて|楽天市場

店舗都合キャンセルは、違反点数を付けられる?

店舗都合でのキャンセルには15点の違反点数が加算されます。しかし、これだけで即ペナルティが科されるわけではなく、年間累積で35点に達するまではペナルティは発生しません。

店舗運営にあたっては在庫管理を徹底し、店舗都合キャンセルが多発しないよう対策を講じることが重要です。

店舗都合キャンセルの防止策については、後ほど詳しく説明します。

楽天市場のペナルティの内容

楽天市場では、違反点数に応じて1〜5段階のペナルティが設定されています。各ペナルティは以下の表のとおりです。

違反レベル 違反点数 ランキング掲載制限 検索表示順位ダウン 一部媒体掲載制限 一時改装中処理 講習制度受講義務 違約金支払義務
Ⅰ 35点 7日 7日 7日 ‐ レベル1講習 ‐
Ⅱ 55点 14日 14日 14日 ‐ レベル2講習 ‐
Ⅲ 75点 21日 21点 21日 ‐ レベル1・2の講習未受講者は受講 70万円
Ⅳ 80点 28日 ‐ 28日 14日 レベル1・2の講習未受講者は講習受講 140万円
Ⅴ‐A 100点 56日 ‐ 56日 28日 レベル1・2の講習未受講者は講習受講 300万円
Ⅴ‐B 100点 ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ 300万円

違反レベルⅡまでなら、必要な講習を受講することでペナルティが免除されます。しかし、違反レベルⅢ以上では講習を受けても免除はなく、違約金の支払いも発生します。特に「一時改装中処理」とは、事実上の営業停止を指します。

違反レベルⅤは、違約金300万円の支払いと「違反レベルⅤ-A」か「Ⅴ-B」に割り振られます。「Ⅴ-A」はペナルティを受けた後に店舗運営が再開可能なケースで、リセット後に再開できますが、「Ⅴ-B」では契約解除され、再開の余地がありません。

ペナルティを避けるためには、楽天市場の規約を守り、適切な店舗運営を行うことが重要です。

楽天市場で店舗都合キャンセルが発生する理由

楽天市場で店舗都合キャンセルが発生する主な理由を4つ紹介します。

  • 無在庫出品による在庫不足
  • 多店舗展開による在庫の管理不足
  • システムエラーによる注文キャンセル
  • 転売対策としての店舗都合キャンセル

店舗都合キャンセルがどのようにして発生するのかをおさえておきましょう。

無在庫出品による在庫不足

無在庫出品の場合、注文後にほかの業者やECサイトからの仕入れが発生するため、取引先に在庫がないと商品を準備できません。その結果、楽天市場で注文が発生しても、商品を確保できず、店舗都合キャンセルとなることがあります。

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無在庫販売(物販)とは?やり方や仕入先の選び方を紹介

多店舗展開による在庫の管理不足

複数の店舗を展開していると、在庫の管理がずさんになるケースがあります。在庫データの更新が間に合わないと、楽天市場で注文を受けた時点で在庫が不足している場合、店舗都合キャンセルが発生する可能性があります。

在庫管理を強化するシステムの導入や、迅速なデータ更新の仕組みを整えることが、キャンセル防止の鍵となるでしょう。

システムエラーによる注文キャンセル

システムエラーによるキャンセルも、店舗都合キャンセルの一例です。

例えば、在庫管理システムのバグや通信障害によって、実際の在庫数と楽天市場上で表示されている在庫数にズレが生じることがあります。この場合、注文が完了しても、在庫が確保できずキャンセルせざるを得ません。

システムエラーを防ぐために、システムの定期的なチェックやメンテナンスが重要です。

転売対策としての店舗都合キャンセル

転売対策として店舗都合でキャンセルをするケースもあります。

特に、人気商品や限定品を転売目的で大量に購入しようとする行為に対して、出店者判断でキャンセルを行うケースです。

こうした転売対策としてのキャンセルは、店舗都合に分類されますが、ペナルティを避けるためには、あらかじめ購入制限を設定したり、取引条件を明確化したりする必要があります。

楽天市場で店舗都合のキャンセル後に取るべき対応

楽天市場で店舗都合のキャンセル後に取るべき対応は以下の2つです。

  • 返金対応
  • フォローメールの送信

それぞれ解説します。

返金対応

楽天市場で店舗都合キャンセルを行うケースのほとんどが、商品の発送前のキャンセルでしょう。そのため、出店者がそもそも返金処理をしなくてよいケースもあります。

ここでは支払い方法別に、返金の処理の流れや対応の有無について紹介します。

クレジットカード払いの場合

キャンセルが完了すると、クレジットカード会社に連絡が行き、購入者には請求自体が行われなかったり、すでに決済が完了している場合はクレジットカードに返金されたりします。通常、請求がなかったことと同様に処理されることが多いです。

出店者は購入者に対して、請求が発生していない旨を説明し、安心させることも必要です。

コンビニ払い・銀行振込の場合

すでに支払いが完了している場合、楽天市場側から返金手続きを行います。購入者が指定する口座に返金されるか、楽天キャッシュなどでの返金対応となるでしょう。この場合、返金までに数営業日かかることが一般的です。

楽天ポイント・楽天キャッシュの場合

楽天ポイントでの支払い分は、キャンセルが完了するとそのポイントが注文者に返却されます。ただし、注文者が期間限定ポイントを使用しており、そのポイントの有効期限が過ぎている場合は返還されません。楽天キャッシュでの支払い分も同様に、キャンセル後、楽天キャッシュ残高に返金されます。

フォローメールの送信

店舗都合のキャンセルが発生すると、購入者は不満や疑心を抱く可能性が高いです。

キャンセル後は必ずフォローメールを送信し、顧客に適切なフォローを行いましょう。内容には以下のポイントを含めると効果的です。

  • キャンセルに至った経緯を説明し、誠意をもって謝罪する
  • 在庫管理の改善や再発防止策など、店舗側が今後どのように改善していくかを具体的に伝える
  • 在庫がある類似商品の提案や、次回購入時の割引クーポンなどを提示することで、購入者の不満を軽減し、再購入を促す

楽天市場での店舗都合キャンセルの防止策

楽天市場で店舗都合キャンセルを防ぐには、何よりも「在庫管理の徹底」が重要です。特に、複数のECサイトや実店舗と併売している場合、在庫不足によるキャンセルを防ぐためには一元管理が欠かせません。

近年では、在庫管理業務を効率化・自動化できるシステムが普及しており、導入することでリアルタイムな在庫把握が可能となり、キャンセルのリスクを大幅に減らせます。

さらに、定期的な在庫チェックの実施により、急な在庫切れを防ぎ、適切な発注タイミングを逃さないようにすることも必要です。

【購入者向けFAQ】楽天市場の注文キャンセルに関するよくある質問

最後に、購入者側の注文キャンセルや、店舗都合キャンセルに対する購入者のよくある質問を紹介します。

購入者側の注文キャンセルにはペナルティがある?

楽天市場では、購入者側の注文キャンセルにペナルティはありません。ただし、店舗ごとに設定されたキャンセル料が発生する場合があります。各店舗の利用規約や特約を確認しましょう。

購入者が注文をキャンセルできないケースには何がある?

注文をキャンセルできない主なケースは、注文完了から30分以上経過している場合です。

注文後30分以上経ってからキャンセルしたいときはどうする?

注文から30分以上経過した場合は、購入者は直接店舗に連絡を取り、キャンセルの可否について相談する必要があります。店舗ごとに対応が異なるため、迅速な問い合わせが重要です。

楽天市場で注文をキャンセルできないのは違法にあたる?

楽天市場での注文キャンセルができないことは違法ではありません。日本の法律では、ECサイトでの取引にはクーリングオフ制度が適用されないため、楽天市場の規約に従って対応する必要があります。

勝手に注文キャンセルされる理由は?

店舗側に勝手に注文がキャンセルされる理由として一般的なのは在庫不足です。購入時点では在庫があっても、発送時に在庫がなくなることがあり、店舗都合で自動キャンセルされることがあります。

購入者都合のキャンセルにはキャンセル料がかかる?

購入者都合によるキャンセルにキャンセル料が発生することがあります。

注文から30分以内であれば費用は発生しませんが、それ以降は店舗によってキャンセル料がかかる場合があります。詳細は店舗に確認しましょう。

店舗都合キャンセルの場合、楽天ポイントはどうなる?

店舗都合でキャンセルが発生した場合、商品に充当した楽天ポイントは通常戻ってきます。

ただし、キャンセル時に楽天ポイントの有効期限が切れている場合は、ポイントが戻らない可能性があります。

注文キャンセルしていないのにキャンセルメールがくることはある?

購入者側で注文キャンセルをしていないのにキャンセルメールが届くことがあります。これは、店舗都合によるキャンセルが原因のことが多いです。

楽天市場への出店に関する相談はECのミカタへ!

楽天市場での店舗都合キャンセルは、違反点数が15点加算されます。違反点数は年間で蓄積され、一定の点数に達するとペナルティが発生します。

違反レベルⅡまでなら講習を受講することでペナルティの免除が可能ですが、違反点数の加算を避けるためにも、健全な店舗運営が重要です。

はじめてのモール出店や、楽天市場での出店にお悩みがある方は、ECのミカタまでご相談ください。

楽天市場への出店時はもちろん、出店後に効率的・戦略的に運営していくには、さまざまな知見や経験が必要不可欠です。最短で成果を上げるにはプロのコンサル企業に相談することをおすすめします。

ECのミカタでは、各店舗さまがもつ課題や希望に合った支援事業者とのマッチングサービスを提供しています。

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