「ハロウィン」など、季節商品は本当に儲かるのか?

D&M消費者データ、DACの「AudienceOne®」との 連携を開始 [PR]

小林憲司のコラムはこちら
コラム#2:商材選びは仕入れ業者の経験頼りも
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コラム#3:多様化するクレーム問題!モンスター化させないヒントは?
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コラム#4:ブルーオーシャンは越境ECにあり
http://ecnomikata.com/support_company/?company_id=13

季節のトレンドアイテムは扱うべきか

年間通じていつでも売れる商品を取扱うことで、売り上げが右肩上がりになるのであれば理想的です。しかし、定番商品であっても年間を通じて売れるアイテムばかりとは限りません。そのため、必然的に「季節限定アイテムを取扱いするべき!」となるわけです。

たとえばヘルス&ビューティーのジャンル。春から夏にかけては除毛をするためのクリームが売れますが、お盆を過ぎると、急に売れ行きが落ちてしまいます。
「海に出かける方が少なくなるから」
「薄着ではなくなってくるから」
など理由は様々です。

また同じく夏商材としては、ダニを捕獲するシートがあげられます。気温が温かくなりはじめ、湿気も多くなる3月から10月ぐらいまでは大変よく売れる時期です。しかし、気温が下がってくると売れ行きは落ちていきます。

季節商材は売り時を逃すと在庫になってしまうリスクがあります。また使用期限がある商品を来シーズンまで保有しておくと品質の劣化の恐れも。まだ売れると見込んで豊富に在庫を積んだはいいが、在庫を確保する量を徐々に調整していかなければ、結局売れずに困ってしまうことはよくある話しです。

◆ハロウィンのアイテムを扱わない!?という選択肢

季節商戦といえばハロウィンがありますが、今年のハロウィン商戦はいかがでしょうか。ハロウィンはクリスマス、バレンタインに次ぐイベントとして市場規模が年々拡大しているようです。2014年の時点の市場規模は前年9%増の1100億円だったそうで、規模だけで考えると既にバレンタインを抜いています。2015年も更に拡大し前年と同様の伸びを見せれば1200億円を超えることも予想されます。

日本のハロウィンは欧米の宗教色のあるものとは全く異なり、日本独自で発展しています。渋谷のスクランブル交差点での仮装をわざわざ地方から見るために上京する方もおられるようです。また海外からも同様に、日本のハロウィンの為に来日される方も増えています。そんなハロウィンに関係する商材ですが、ECで売れるとすればコスチューム、タトゥールシール、ボディペイント、カラコン、メイクアイテム、お菓子などなど他にも様々な関連グッズが売れています。季節限定イベントということもあり在庫リスク、返品、不良品対応などネガティブ要因もありますので商品の目利きには注意が必要です。

来年のハロウィンは関連グッズを扱わず、11月11日の「独身の日」に狙いを定めて越境ECに力を入れる!という方法も選択の一つですね。


記者プロフィール

D&M消費者データ、DACの「AudienceOne®」との 連携を開始

株式会社ディーアンドエム(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:杉村 昌宏、以下、D&M)はこのたび、自社が保有する消費者データ(オーディエンスデータ)とデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO:島田 雅也、以下 DAC)が提供するデータ・マネジメント・プラットフォーム(DMP)「AudienceOne®」の連携を開始しました。

これにより、DACの連結子会社である株式会社プラットフォーム・ワン(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:秋葉 典秀、以下 P1)が提供するデマンドサイドプラットフォーム(DSP)「MarketOne®」を利用して、D&Mが保有するオーディエンスデータを用いた広告配信サービスの提供が可能となりました。


【AudienceOne®について】
月間4.8億ユニークブラウザのcookieデータを保有するデータ・マネジメント・プラットフォーム(DMP)です。
広告配信結果、ソーシャルメディア、提携企業の3rd Partyデータなどを収集・解析し、見込顧客の発見や既存顧客のロイヤルカスタマー化などのさまざまなマーケティング施策に活用することが可能です。

【MarketOne®について】
「MarketOne®」は国内最大級のオンライン広告取引プラットフォームです。
独自データを活用した高精度なターゲティング配信や、詳細なレポーティングをオンライン上でワンストップで提供することで、より効果的、効率的な広告運用を可能にします。

【広告配信サービスについて】
当社では会員数500万人を超える大規模な消費者パネルネットワークよりアンケートを通じて、性別や居住地、商品・サービスの保有や使用経験、その他情緒的なデータなどユーザーに属するデータベースを構築しています。
保有する属性項目数は最大で2000項目におよび、多種多様なオーディエンスデータの中から自社の商品やサービスに合わせたターゲットを選定できます。
このたび、これらのデータを用いた広告配信が「MarketOne®」経由で実施することが可能となりました。


また、既存データには含まれないデータについても、個別アンケートで聴取を行うことが可能なため、商品やサービスに合わせたお客様独自のターゲティングデータをカスタマイズし、広告配信データとして活用できます。
なお、オーディエンスデータはD&MでID管理されているため、配信広告に接触したユーザーへアンケート配信を行い、広告効果測定などのダイレクトアプローチも実現できます。

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