楽天、今度は注文画面を刷新!ステップ数削減で便利に
記者の論点:昨年の夏にトップページがリニューアルされ、離脱率の減少など効果が見られたが、注文画面の変更でカゴ落ちなどの問題はどれほど改善されるのだろうか
注文画面が5ステップから3ステップへ変更
先日、楽天市場の注文画面がリニューアルされた。昨年の夏にはトップページが4年振りにリニューアルされ、リニューアル後すぐにトップページでの離脱率が減少するなどの効果が見られたという。
それでは、今回のリニューアルでは具体的にどのような点が変更されたのだろうか。これまでのパソコンでの注文画面は、「注文者情報の入力」「送付先の入力」「お支払い方法 配送方法選択」「確認」「完了」という5ステップであったが、今回、「ログイン」「注文内容確認」「完了」という3ステップでの注文画面へと変更された。
旧注文画面
1、注文者情報入力
2、送付先の入力
3、お支払い方法/配送方法選択
4、確認
5、完了
新注文画面
1、ログイン(2ページ分)
1ページ目 ログイン
2ページ目 買い物かごの内容、お支払い方法、配送方法選択、お届け日指定、備考欄
2、注文内容確認
内容確認、送付先入力、備考欄、メールマガジン登録
3、完了
細かな配慮がなされている新たな注文画面
細かな変更点として、これまでの「注文者情報入力」画面が新たな「ログイン」のページと対応しているようだ。次のページへと遷移しても表示は「ログイン」のままである。どうやら以前の入力画面で3ステップ目にあった支払い方法や配送方法の選択などの入力画面が全て「ログイン」のページで入力するという形式に変更されたようだ。また、これまで独立したページが作られていた送付先の入力画面が省略されており、「注文内容確認」のページ内で変更できるようになっている。「注文内容確認」のページは項目の順序が変更されているものの、コンテンツ内容としては以前のページと大差はないようだ。
昨年のトップページ刷新の際はヴィジュアルや操作性にフォーカスした大規模なものであったが、今回の注文画面リニューアルも全体的な工数カットなどが行われている。以前の物と大きく変わっていないように見えて、「お届け日」の選択項目が見やすくなっているなど、細かな配慮がなされている。これまでの5ステップでの入力に慣れている人は、新たな注文画面に戸惑うかもしれないが、すぐに慣れてしまうに違いない。今回のリニューアルでカゴ落ちなどの問題がどれほど変化するのか、気になるところである。