【朝刊】EC業界のNews1日をまとめて振り返り(3月9日版)

ECのミカタ編集部

昨日3月8日の注目Newsはこれ

EC業界で今日も頑張るあなたの一日のスタートに。
昨日の注目ニュースを振り返り、日々の変化を要チェック。

Makuakeが資金調達し、EC機能の提供を開始!
http://ecnomikata.com/ecnews/build/8257/

Amazon 国際女性デーに日本人女性著書40冊を紹介
http://ecnomikata.com/ecnews/strategy/8262/

【速報】メルカリユーザーに朗報!配送はファミマでOK
http://ecnomikata.com/ecnews/backyard/8258/

より良い社会へ、ECの役割

 EC市場はこれまで、当たり前のことではあるが、ビジネスの観点から語られることが多かった。だがその影響力が増すにつれ、社会の中でのECの役割というものも考えられるようになってきた。

 3月8日(火)に開始された「Makuake STORE」は、株式会社サイバーエージェント・クラウドファンディングが運営する、クラウドファンディングサービス「Makuake」で製品化された商品を販売するEC機能だ。クラウドファンディングとは、「Crowd=群衆」「Funding=資金調達」という2つの言葉を合わせた造語で、何かプロジェクトを企画したい人が、インターネットを通じて賛同者から支援を受けるという仕組みで、近年この仕組みを利用した様々なプロジェクトが話題を呼んでいる。

 ただ、これまでは基本的にプロジェクト企画人と支援者の間で完結することが多く、一般に出回る商品は少数だった。これが「Makuake STORE」を利用することで、クラウドファンディングによる企画が、より一般的に身近な場所にまで降りてくる機会が増える。クラウドファンディングにECが合わさることで、企画力と情熱のある人が夢を実現しやすい、そんな社会が近づくのではないだろうか。

 昨日3月8日(火)は、女性の権利と世界平和を目指す日として国連で決議された「国際女性デー」だった。この日に合わせ、Amazonは、日本人女性が執筆した40冊の書籍を紹介する企画を展開した。こういった企画は、書店などで普通に行われてきたものだったが、EC上、特にAmazonのような影響力のある場で行われることで、より大きな拡散力を持つようになるだろう。ただ物を売るだけではない、想いや価値観の提供という部分を、この企画には見ることができる。

フリマアプリ、大手各社の攻めが続く

 昨日の1日まとめにて、楽天のフリマアプリ「ラクマ」とヤマト運輸の連携ニュース(http://bit.ly/1W5tzvE)をお伝えしたばかりだが、その翌日、今度は大手フリマアプリ「メルカリ」が、ヤマト運輸が提携するアプリやインターネット経由で申し込んだ配送サービス「らくらくメルカリ便」の受付を、全国11,500箇所のファミリーマート店舗で開始することを発表した。このサービスは3月10日(木)から開始される。
 
 従来の「らくらくメルカリ便」では、出品者がヤマト運輸営業所まで商品を持ち込まないといけなかったが、これがより身近にあるファミリマートで可能になるということで、さらに手軽に出品ができるようになる。別の見方をすると、ラクマ、メルカリと、ヤマト運輸が相次いでサービスの提携を行っていることは、宅配業界からしても、フリマアプリ市場の成長を無視できないということだろう。

 先月から今月にかけて、フリマアプリ関連のニュースが続いている。この勢いからするに、まだまだ新たな展開があるかもしれない。また、基本B2CのサービスがメインのEC市場においても、フリマアプリの注目度の高さを考えると、現時点ではC2C市場にとどまっているフリマアプリだが、何かのきっかけでB2C市場に絡んでくる可能性もあるかもしれない。


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