【朝刊】EC業界のNews1日をまとめて振り返り(3月15日版)

ECのミカタ編集部

昨日3月14日の注目Newsはこれ

EC業界で今日も頑張るあなたの一日のスタートに。
昨日の注目ニュースを振り返り、日々の変化を要チェック。

昨日はヤマト運輸に関わるニュースを2件、紹介しました。
週始めということで週末の注目ニュースも一緒に振り返ってみましょう。

【まとめてみた】C2Cに参入!ヤマト運輸の狙いとは?
http://ecnomikata.com/ecnews/backyard/8297/

多言語・多通貨のCSーCart、ヤマト決済アドオン無料配布
http://ecnomikata.com/ecnews/backyard/8314/

サイト構築のヒント!訪問属性など分析データ公開(ヴァリューズ調べ)
http://ecnomikata.com/ecnews/strategy/8294/page2

時代の先へ、挑戦を続けるヤマト

 昨日大きな注目を集めたニュースまとめが、ヤマト運輸の最近のC2C市場との提携について。時系列でまとめてみると、C2C市場の各社の攻防、そしてヤマト運輸の狙う市場が見えてきた。C2C市場というと、今、アツいのはフリマアプリだ。その中でも先を行くのが、日本最大のフリマアプリ「メルカリ」。だがそこに楽天の運営する「ラクマ」が、楽天経済圏の強みを活かして追い上げをかけている。また、フリマアプリとはまた別の角度から、Yahoo!Japanの「ヤフオク!」も、独自の展開を仕掛けている。

 各社にとって、ヤマト運輸という安心感というのはエンドユーザーに対して強みとなり、ヤマト運輸としては、価格で争わない自社の強みを活かせる格好だ。エンドユーザーがこういったC2C市場やそのサービスに馴染むことで、ニーズの変化も起きだろう。それはB2CであるEC店舗にも少なからず影響を与えてくるはずだ。

 さらに、先週のニュースにはなるが、3月10日(木)、有限会社フロッグマンオフィスが開発・販売を手がけるECサイト構築パッケージ「CS-Cart日本語版」用の『クロネコwebコレクト&クロネコ代金後払いサービス』アドオンの無償配布が開始された。「CS-Cart」の強みは、多言語・多通貨・レスポンシブ対応という、越境EC、海外への販路拡大に取り組みやすい点。その強みを活かし、全世界で35000件以上の導入実績を持っている。ここに加えて「クロネコwebコレクト」「クロネコ代金後払いサービス」が1つのアドオンで利用できるようになるということで、さらなる利用増が予想される。

 クレジットカード決済と後払い決済は、代引き決済と合わせて決済の90%を占めるとも言われる。その手続きを簡易にすることは、サービスを提供する側にとってはアピールになり、EC店舗にとってもメリットのある話だ。また、決済というのは、信用第一の分野でもある。「ヤマト」ブランドの信頼感は「CS-Cart」の導入を後押しするものになっているだろう。これらのニュースからも、業界の競争の中で、独自の軸を持とうとするヤマトグループの姿勢が伺える。

変わるニーズ、思い立ったらスマホで確認!

 キュレーションサイトというのも、今、注目の存在だ。インターネット上の情報を収集、分類し、新しい価値の共有を行う。そんな新たな情報共有の形である、キュレーションサイトの利用状況の調査結果が発表された。その結果からは、既知のことではあるが、スマホの普及、特に若い世代の女性のスマホ利用率の高さと、それにより求められるものが変わってきていることがよく分かる。肌感覚が、数値として「やはり」と示された形とも言える。

 かつてファッション雑誌などを通じて行われていた価値の共有は、今、キュレーションという形に移行してきているということも感じられる。情報過多のネット社会にあって、自分にフィットする価値、人、物に出会うために、キュレーションサイトは有効な手段だ。しかもスマホとの相性が良く、隙間時間に、思い立った時に、すぐに、サクッと見ることができる。こういったやり方に慣れたエンドユーザーが、ECに求めることもやはり同様だ。時代とニーズの変化に柔軟に対応すること。それが今まで以上に求められているように思う。


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