【朝刊】EC業界でも学割は有効です(4月2日版)

ECのミカタ編集部

新年度1日目、お疲れさまでした。新年度第一弾のニュースをチェックしたら、週末をしっかりお楽しみください。桜も一気に咲いてきたのでお花見という方も多いでしょうね。皆さま良い週末を!

昨日のNewsピックアップ!学割の季節

 年度の変わり目ということで、進学、進級、就職など、次のステップに進む頃。そんな時期ということもあり、学生さん向けの「学割」サービスに目を向けてみた。学割というと、最近は携帯各社のサービスをよく目にする。基本的に25歳以下の学生を対象としているようだ。この学割、実は、EC業界においても存在する。それが、Amazonが2012年から開始している「Amazon Student」と、楽天が3月24日(木)から開始した「楽天学割」。

 楽天のサービスは、楽天カードへのポイント付与をメインとし、学生専用のクレジットカードも提供している。クレジットカードを持つのは社会人になってからという人も多い中、学生の頃から楽天カードへ誘導しておけば、社会人になってもそのまま楽天カードを利用してくれる確率が高いだろう。Amazonのサービスは、「Kindle本が毎月1冊無料」など、サービス重視だ。ただ、その構造は楽天と同じく、学生時代から「通販はAmazon」と馴染んでもらえれば、当然社会人になってもAmazonを利用する率が高くなるだろう。

 学割サービスを提供する目的としては、収入の少ない学生にハードルを下げるという短期的なものと、前述のように、学生から社会人へと、将来の顧客を予め確保しておくという長期的なものがあるだろう。その中で、どのサービスを提供するかというところで、その企業の本質も理解することができる。また、こういった構造は、何も大企業でなくとも、中小企業でも応用可能だと思う。何か使えるサービスを持っているEC店舗は、この時期、チャレンジしてみると良いのではないだろうか。

昨日4月1日のNews 一覧

【比較してみた】楽天・Amazon「学割プラン」どっちが得?
・満15歳から25歳の学生限定プログラム「楽天学割」開始
・実はAmazonは2012年から「Amazon Student」提供中
・楽天はカード、Amazonはサービス重視のプログラム
詳細は以下より↓
https://ecnomikata.com/ecnews/build/8489/

ECの”今”がここに!EC業界相関図2016年度版、完成
・「EC業界相関図」最新2016年度版4月1日ダウンロード開始
・複雑なEC業界を分かりやすくトレンディにまとめ
・「総合版」に加え「モール特化版」も
詳細は以下より↓
https://ecnomikata.com/ecnews/build/8492/

決済のゼウス、定期購入の支払いを強化
・定期的な代金回収に役立つサービス
・口座振替契約の受付手続きに「振替依頼書サービス」追加
・オンライン・オフライン双方に対応
詳細は以下より↓
https://ecnomikata.com/ecnews/build/8496/

MakeShopとSAMURAI BUYER連携、越境EC失敗を防ぐ仕組み
・「MakeShop」に手軽に海外販売できるサービス追加
・「アイテムポスト」を通じ「SAMURAI BUYER 」に出品
・4つの特徴で越境ECを手軽に
詳細は以下より↓
https://ecnomikata.com/ecnews/build/8502/

Amazonなど、お花見から考えるEC店舗の季節戦略
・Amazonマーケットプレイスで人気のお花見グッズを発表
・その他、お花見企画を展開するEC店舗が続々
・季節戦略は、新規獲得やリピートのチャンス
https://ecnomikata.com/ecnews/strategy/8495/


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