商品撮影フローが売上を左右する 西松屋が気付かなかった商品撮影の重要性

ECのミカタ編集部 [PR]

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オービットブイユージャパン 代表取締役 鳴海 佑紀氏
西松屋 インターネット販売事業部 インターネット業務推進課長 芝池 和弘氏
西松屋 商品撮影スタッフ
西松屋 執行役員 インターネット販売事業部長 富田 一範氏

ベビー用品を豊富に取り揃え、全国に1000以上の実店舗を展開している西松屋。ECサイトも2005年と早い段階から運営を行なっている。そんな西松屋のEC運営で抱えていた課題がスピード感だという。豊富な商品の取り揃えが裏目に出てしまい、商品写真の掲載に多くの工数が発生していた。

そんな西松屋が導入したのが、商品の撮影からサイト掲載を圧倒的に効率化できるフォトオートメーションだ。西松屋の富田 一範氏・芝池 和弘氏とフォトオートメーションを提供しているオービットブイユージャパンの鳴海 佑紀氏にお話を伺った。

アパレルには欠かせない商品写真登録の自動化

富田:フォトオートメーションを導入した理由は、大きく2つあります。

1つは商品撮影に関するコストの削減、2つ目はスピード感を持って商品写真をサイトに掲載することでの機会損失の防止です。

導入前は、基本的に外注業者に撮影などを委託していました。また、カメラマンに来ていただいて、撮影してもらうこともありましたが、いずれにしてもSKUも多く、季節変動による撮影数量の増減も激しいため、繁忙期には撮影が追い付かないなどの課題がありました。

フォトオートメーションは自由度がとても高いと感じています。プロの技術は必要とせず手軽に工夫次第で撮影意図に合った写真が自由に撮影できますしEC用の写真としては必要十分な画質だと思います。その為カメラマンに依頼せずとも撮影したい商品は、社内のパートさんでも対応できます。

これにより、撮影にかかる経費を削減することができます。撮影内容にもよりますが、1カットで1000円ほどでしたが、今は2名のパートさんにお任せできています。

芝池:またカメラマンに依頼し、サイト掲載されるまでの時間短縮につながっています。撮影業者に依頼した場合、画像を手に入れるまで、平均7営業日ほどかかります。

また、依頼点数が多ければ、それ以上の日数がかかっています。それに対し、自社で撮影した場合、平均2日ほど、最短でサンプル入手後すぐ画像撮影を行うことができるようになりました。このことにより、2つ目の課題でもあるより速く商品画像をサイトに掲載することに関しても効果が出ています。

無駄のない業務フローで売上も向上

無駄のない業務フローで売上も向上

富田:人件費やサイト掲載までのスピード以外にも副次的に効果があったと感じていることが、撮影に関する業務フローの見える化です。フォトオートメーションを導入したことで、撮影用のサンプル入手から撮影後の廃棄までに関わる様々な部署の効率的な連携が必要になったのですが、そのおかげで今までは見えていなかったプロセス全体を見直す機会となりました。

このことにより、時間と費用の削減はもちろんなのですが、業務の効率化においても大きな効果があったと考えています。

改善された業務の一つに、今撮影する商品とは別に、次に控えている商品もわかるようになりました。これまでは、商品を基本的には入手したものから順にあまり意識せずに撮影依頼していたのですが、見える化ができてきたことで掲載タイミングに合わせた順に撮影を行いうこともある程度可能になってきています。

アパレルは季節ごとに商品が目まぐるしく変わりますし、トレンドもその時々によって様々です。消費者ニーズもどんどん変わっていきます。それに合わせ適切なタイミングで商品を掲載していくことはとても大事です。

フォトオートメーションの導入は業務効率・コスト削減だけではなく、売上に直結するところまで大きな効果を発揮できる可能性があると思いますので、オービットブイユージャパンさんにはさらに機材をうまく活用出来るように色々アドバイスをいただいています。

鳴海:オービットブイユージャパンではよりお客様を密にサポートするために、組織改編を行っています。

コーディネイトチームという部署を新たに作り、よりお客様がフォトオートメーションを自由にそして有効に活用してもらうために、お客様の隣に寄り添う部署です。お客様が試行錯誤していた機材の使い方を、今後は弊社でよりサポートしたり、ベストプラクティスを共有したり行えるようにしていきたいと考えています。

また、サクセスチームも新設しました。いわゆる、カスタマーサクセスですね。

標準的なレクチャーではなく、運用フローのコンサルティングや、早期定着支援のコンサルティングなど、深いところまで入らせていただき、教育代行や運用フローの構築などお手伝いさせていただきます。

というのも、撮影の設定など導入する際にお手伝いはさせていただくのですが、慣れてくると、色味をさらに明るくしたパターンを試したい、や、360度ビューや動画などをサイトに載せたいというお客様も多くなってきます。お客様のその時に合わせたプロとしてのプラスアルファのアドバイスをより多面的に行えるよう組織を強化していきます。

芝池:西松屋では、商品はベビー・こどもの生活用品を全般に取り扱っております。そのため、商品の色、形状が様々であるので、より綺麗にECサイトに反映できるように商品特性に応じた設定方法を色々教えてもらえると助かります。

鳴海:カメラ撮影で、毎度色を綺麗に反映するのって結構難しいんですよね。パステルカラーの淡い色や、濃い原色の色などは特に。カメラはカラースキャナーではないのでそれこそプロに頼まざるを得ないことも多いと思います。

ただフォトオートメーションを正しく活用していただければ、事業者様の悩みは解決できるとこはとても多いので、しっかりとサポートしていきます。

高騰する配送費 それ以外のコストの見直しを

高騰する配送費 それ以外のコストの見直しを

富田:今、全てのEC事業者の方に共通している課題になっているのが配送費の値上げです。西松屋でも去年から従来の値段よりかなり上がってしまったので、収益はもちろんダウンしてしまいます。その為、何かしらの改善策は考える必要があります。

ただ配送費はもう下がらないと考えておく必要があると思いますので、配送以外にかかっているコストを削減しつつ、売上を向上させるかが今後ECを運営する上で求められていることだと考えています。

鳴海:フォトオートメーションは商品撮影を自動化し、サイト掲載まで行えます。一見すると、業務効率化が目的のように思われますが、売上促進とも大きく繋がっております。

お客様がネットで検索をして、ECサイト訪問してくれることに、たまたまということは少なく、必ず理由があります。その「理由」に対する「答え」、品揃えや商品情報をしっかり提示してあげることが売上向上に欠かせません。それには、当然、商品画像は不可欠になります。

フォトオートメーションの導入により、サイト掲載までのスピードが上がり、より速く売上機会を創出できること。さらに、実店舗と違い、品揃えの自由度が求められるECサイトにおいて、どういう商品を載せるかの選択を現場で判断できることは重要ですよね。撮影に手間がかからず、自由度が上がり、よりお客様に通じた展開をすることができるのです。気候やトレンドに即した展開を行える自由度がECの場では重要なのです。

富田:まだフォトオートメーションを熟知しその機能を最大限活用しているとは言えません。今年はオービットブイユージャパンさんとさらにしっかりと連携させていただき、フル活用することでさらに効果を出せるようにしていきたいと期待しています。

鳴海:機材を導入することでもたらされるコスト削減・業務効率化は当たり前の効果だと思っています。私たちとしては、それは当然として、さらにどのように各企業様の売上向上やマーケティングの相乗効果をお手伝いできるかにもこだわっていきます。

フォトオートメーションは最先端のシステムですが、月額リース料は3万円-13万円ほど(機材によって異なる)です。一番人気の汎用性モデルでも、月額6万円ほどです。カメラマンに依頼するコストやスピード感、サイト掲載の自由度に課題をお持ちの方は、是非お気軽にご相談ください。テクノロジーをうまく活用して、売上UP、コスト削減とともに、ストレスのないEC運営をしていきませんか?


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