「マイクロコピーライティング」のセミナーに潜入取材!たった2文字の変更で売り上げが1.5倍になるって本当ですか?

須崎 千春 [PR]

株式会社オレコン(以下、オレコン)が開催している「マイクロコピーライティング1Day講座」は、経営者や通販サイトの店長、マーケティング担当などに「たった2文字で売上げを1.5倍にアップさせる方法」を伝授する実践型セミナーだ。

「マイクロコピーライティング1Day講座」の開催は4ヶ月に一度。定員90人があっという間に満席になるというこのセミナーだが、一体どのような原理で「たった2文字を変えるだけ」で売上げに変化が出るというのだろうか…?セミナーの内容、そしてマイクロコピーの効果をさぐるべく、潜入取材を行った。

売上げが1.5倍にアップ!?効果絶大の「マイクロコピーライティング」とは

中小企業の経営者や幹部に向けて、マーケティングや経営のコンサルティング事業を行うオレコン。「できるだけ簡単で、できるだけ早く大きな結果を出すこと」を目的に、開始から5年間で累計500回弱ものセミナーを開催し、参加者から絶大な信頼を得ている。
その中でも、今最も注目すべきセミナーが、前述した「マイクロコピーライティング1Day講座」だ。このセミナーでは、ECサイトの購入ボタンや決済画面に表示される入力フォーム周辺などの「短い文章のコピー」を変更することで、売上げや会員獲得数アップを図る施策を実践的に指南してもらえる。

「マイクロコピー」は近年、米国のITベンチャー企業やスタートアップ大国であるイスラエルの企業のウェブサイトで活用されている。例えば、ウェブサイトからの資料請求数を増やした企業の例だと、設置されている資料請求ボタンの文言を「資料を無料でダウンロード」から「無料で資料をダウンロード」に変えるだけで、資料請求数が1.5倍に増えたのだ。

わずか1ワード、1フレーズを変えるだけで大きく結果が変わる。これこそが、マイクロコピーの力であり、このセミナーで得られる効果といっても過言ではない。オレコンが10年以上もの間、試行錯誤を繰り返してきた顧客の行動を促す技術「マイクロコピー」を、中小企業が取り入れられるようになるのだ。

書籍『ザ・マイクロコピー』を出版!山本琢磨氏による講義

書籍『ザ・マイクロコピー』を出版!山本琢磨氏による講義

講師はオレコンの代表取締役の山本琢磨氏。山本氏はこれまで、Webデザイン、マイクロコピー、トランスフォーマットなど、ウェブページのA/Bテストやデータ分析に裏付けた改善方法で、2,044社以上の企業のコンサルティングを実施してきたコンサルティングのプロフェッショナルだ。マイクロコピーについて書かれた専門書『ザ・マイクロコピー』の出版もしており、現在3刷まで出版している。

「Webコピーライティングの新常識 ザ・マイクロコピー」山本 琢磨(著)

山本氏は講義を開始してすぐに、売上げアップ施策の基本について話をした。「売上げは『客数×CVR×単価』で決まります。今日、まず最初に皆さんにお伝えしたいこと。それは、売上げを伸ばしたいのであれば『集客』よりも、『CVRを上げるための改善』を行った方が、大きな効果を得られるということです。」

また、このセミナーでは、参加者が直接その場で講師の山本氏に質問ができる質疑応答の時間を設けている。講義内容の不明点を投げかけたり、自社のサービス内容や実際に今抱えている悩みを山本氏にぶつけ、マイクロコピーを活用したアドバイスをもらえるのだ。

たった数文字でCV向上したマイクロコピー事例

■ECサイト内のカゴ落ち対策で11.30%のCV率アップ
カゴ落ちの原因の一つとして「途中で思いがけない追加コストが判明した時」に、顧客は商品・サービスの購入を放棄することが分かっている。

そこでショッピングカートの「支払い確認画面」にTotal(there will be no additional costs)日本語で訳すと 合計(ここから追加のコストは発生しません)と記載した。

その小さな改善により、購入率は11.30%も向上したという。

安いと思って商品をカートに入れたが、その後の配送先住所や氏名を入力した後に、送料や、税、手数料を通知されることを顧客は嫌うのだ。このサイトでは、早い段階でそのようなユーザーの心理を汲み取り、ケアすることによって成約率の向上に成功した。

その後、マイクロコピーライティングを活用して売上げを伸ばした企業事例とテクニックを複数紹介。また、マイクロコピーを実践する際についつい失敗しがちなパターンや、その回避方法も共有した。あらゆる商材、サービスでも対応できる、マイクロコピーによって売上げが変わることを解説したのだ。

セミナーの最後には、山本氏から「今日の講座内容を聞いて、今日中にやることを1つ決めてください」と課題が出され、決めた内容や講義の感想を参加者同士で共有。「3ヶ月間で確実にアウトプットを行い、売上げを倍にあげて、仕事の時間を半分にする。今日のマイクロコピー実践講座で学んだことを活かし、仕事の効率化を実現しましょう」と締め、4時間半に及ぶ講義は終了となった。

「EC業界の生産性を高めたい」マイクロコピーライティング1Day講座開催の背景と、今後の展望

セミナー終了後、オレコンがコンサルティング業やセミナー開催に力を入れている理由が気になり、インタビューを行った。「結果が出なければ全額返金」なぜそこまでして中小企業の売上げアップにこだわるのだろうか。

「日本でECサイトを運営する企業の生産性をどんどん上げていきたいです。それに、例えば1ヶ月間缶詰になって大掛かりなことを改善するよりも、5秒でできる改善をする方が、結果が出たりするんですよ。早く結果を出して、みんながやりたいことに残りの時間を使えばいい。遊んでもいいし、仕事をしてもいいし、もっと自分の幸せを追求することに時間を使ってほしいです。

あとは、お金や人手が潤沢な大企業は、教育や潜在的なニーズの掘り起こしに大金を使うことができますよね。ですが中小企業にそんな余裕はありません。そのため私たちは、最初にコストをかけずに売上げに直結する部分(=CVR)を改善することを提案しているんです。まずはCVRを伸ばし、次に客単価を上げる。そして集客に時間と資金を投下するという順番です。LTVを伸ばして得たお金で集客できるようになれば、キャッシュフローに困ることもありませんし。」と、中小企業を支援する理由を話した。

次回の「マイクロコピーライティング1Day講座」は、オンライン講座が2019年10月5日(土)、10月19日(土)東京開催が2019年10月7(月)での開催となる。既に満席になっているセミナーもあるので売上げの悩みを抱えるEC事業者は、早めにチェックしこのセミナーに一度参加してみるといいだろう。

残り席僅か【オンライン開催】10月19日(土)13:00〜17:30

また、この記事の読者限定の「マイクロコピーライティング最短改善チェックリスト」が下記よりダウンロードができる。「もしかしたら改善点があるかもしれない」「マイクロコピーについてもう少し詳しく知りたい」などに当てはまる方には、無料でダウンロードできる資料を見てみることをおすすめする。

『【15分で売上改善】マイクロコピーライティング最短改善チェックリスト』のDLはこちら


記者プロフィール

須崎 千春

1992年生まれ 北海道出身。朝ごはん巡りが大好きなフリーライター。
ビジネス系の書籍やWeb記事の執筆をメインとし、「ECのミカタ」ではECサイトを運営する会社での勤務経験を活かし、企業インタビューを行なっている。

須崎 千春 の執筆記事