今、東南アジア進出がアツい!越境EC成功をサポートするペイオニア×Shopee

柏木まなみ [PR]

左:ペイオニア・ジャパン株式会社 カントリーマネージャー 岡本 王湖氏
右:Shopee ShopeeクロスボーダーEコマース コンサルタント 岡田 真理氏

近年、東南アジアへの越境EC が "アツい" といいます。しかし、東南アジアの情報はまだまだ多くなく、知識のない状態で越境EC を始めるのは容易ではありません。そこで、越境EC 進出に関して、ペイオニア・ジャパン株式会社の岡本 王湖氏と、Shopee の岡田 真理氏に話を伺いました。

市場が拡大する東南アジアはブルーオーシャン状態

岡本:弊社は外貨決済プラットフォーム『Payoneer』を提供しています。「Payoneerアカウント」をもっていれば、外貨売上金の受け取りや支払いをオンライン上で完結させられます。 多数の事業者様をサポートするなかで最近感じるのは、東南アジア市場進出を検討する方が増えているということ。「既に別の国でECを展開していて、次は東南アジアに進出したい」「越境EC経験はないけれど、東南アジアで展開したい」といった相談を多くいただいていますね。

岡田:現在、東南アジアのEC市場は急激に拡大しており、非常に注目されていますね。急成長の要因は、東南アジア各国の所得が上がり、国自体が豊かになってきたからです。それに伴い、インターネットやスマートフォンが急速に普及したことも、EC市場が拡大する要因として挙げられます。あとは、国の特性も関係していますね。例えば、インドネシアは約1万3000もの島々からなる国のため、オフラインで物を購入することが難しい。結果、オンラインで商品が購入されるようになりました。 

こういった背景から、東南アジアの市場はこれからも伸び続けると予想されており、EC事業者様にとっては進出するチャンスです。アメリカや中国といった市場規模が大きい国に比べ、日本からの進出はまだ多くないので、ブルーオーシャン状態なのです。「競合が少ないうちに」と考えた結果、東南アジア進出について検討するEC事業者様が増えているのだと思います。 

ただ、国ごとに売れ筋商品や価格帯が変わるため、進出は一筋縄ではいきません。例えば、シンガポールやマレーシアでは美容系商品、台湾では家電や高級化粧品商品の需要が高い傾向があります。また、日本の食料品は東南アジアで人気がありますが、国によって販売できる食料品が異なります。そういった国ごとの特色は、東南アジアのことを知り尽くしていないと見えてきません。

それぞれのプロフェッショナルと連携することでEC事業者のビジネスを支援

岡本:東南アジア進出に関して、弊社は東南アジアで最大級のマーケットプレイス『Shopee』とパートナーを組んでいます。

岡田:Shopeeは、2015年にシンガポールで設立された、CtoCとBtoCの2タイプを備えたマーケットプレイスです。東南アジアをメインに、現在はシンガポール・台湾・インドネシア・マレーシア・タイ・ベトナム・フィリピンの7カ国に展開しています。 

Shopeeの最大の特徴は、日本のEC事業者様に対し、初期費用と販売手数料無料のキャンペーンをしていること。キャンペーン終了の期間は決めておらず、いつでも手軽に進出できる環境を整えています。日本語が話せるスタッフを揃えた「日本越境チーム」という専属部隊を用意し、EC事業者様の進出をサポートしています。

岡本:実は日本のEC事業者様が『Shopee』で販売する場合、外貨の受け取り手段は『Payoneer』のみです。そのため、弊社に「東南アジアで販売すべき商品は何か」「東南アジア進出の際、何から始めるべきか」といった相談が届いたら、『Shopee』のご担当者さんを紹介するなど、密にコミュニケーションをとっています。 

また、弊社ではさまざまなパートナー様とセミナーを多数開催していますが、Shopeeさんとは共同オンラインセミナーも開催しています。また、Shopeeさんも登壇していただいていますが、「ペイオニアフォーラム」というイベントを開催しています。こちらにはプラットフォーマーや物流企業など、越境ECに必須の関連サービスプロバイダーの講演や個別相談会があり、ご好評いただいています。今年は9月に開催予定ですので、ぜひ多くの方に参加していただきたいですね。

海外送金の手間やコストを大幅削減

海外送金の手間やコストを大幅削減

岡本:岡田さんにお話いただいたように、中国やアメリカなどの盛り上がりに加え、東南アジア進出を考える事業者様も増えていて、越境ECはますます盛んになっています。 EC事業者様への情報提供はもちろんですが、『Payoneer』というサービスも日々進化させていきます。 

『Payoneer』でアカウントを作ると外貨受け取り用口座が発行され、海外企業から外貨を受け取るときは、その外貨のまま口座に入金され、日本国内の銀行で出金するときにだけわずかな手数料が発生します。そのため、手数料を抑えることができるのですが、それに加えて、この春にはさらに事業者様の利便性を上げるべく、「メイク・ア・ペイメント」という機能を拡充します。 

メイク・ア・ペイメント機能とは、Payoneerアカウントをもつユーザー同士であれば、手数料無料で支払いができるというもの。今回の拡充では、海外の取引先がPayoneerアカウントをもっていなくても、取引先の現地の銀行口座にPayoneerアカウントから直接支払えるようになります。自分の口座にどんな通貨が入っていようが(対応通貨に限る)、支払う相手の国の通貨で送金できるため、わざわざ日本の銀行で引き出して両替する必要がありません。 EC事業者様は、メイク・ア・ペイメント機能の拡充によって、手間が無くなるうえ、手数料も大幅に削減することが可能です。

岡田:Shopeeでは、日本から越境ECで進出できる国を増やしていく予定です。ペイオニアさんと協力して、日本から東南アジアへ進出したい事業者様をサポートしていきたいです。

岡本:Shopeeさんのようなパートナー企業様にご協力いただきながら、越境ECにおけるエコシステムを作っていきたいですね。「Payoneerアカウントをもつユーザー様なら、パートナー企業のプラットフォームから資金を受取り、パートナー企業のサービスを安価に利用でき、Payoneerアカウントから支払うことができる」など、ユーザー様もパートナー企業も幸せになるエコシステムを構築していきます。

<「ECのミカタ通信」vol.19より転載>


記者プロフィール

柏木まなみ

1994年生まれのフリーライター・編集者。ビジネス系のテーマを中心にインタビューしています。“働く人”のウラ側にあるストーリーや、商品に込められた担当者の思いを伝えていきたい。人生のBGMはサザンオールスターズです。

柏木まなみ の執筆記事