TBSの通販物流が課題に迫る!カギは経験と柔軟性

福島 れい [PR]

ECサイト運営において物流が占める役割は大きい。いかに効率化し、費用を抑えるか、どのECサイトも知恵を絞っていることだろう。今回取材したのは、一点物の商品や、ギフト梱包、チョコレートの箱詰め、マラソン大会のゼッケンなど様々な要望を柔軟に受け入れる株式会社ティービーエス(以下、TBS)。全部で6つある倉庫のうち、最近できたばかりの「ふじみ野加工センター」を含む4倉庫を見学させていただいた。どの倉庫に関しても空調が整備されており、スタッフも働きやすい環境が整っていた。案内してくれたのは、取締役 営業管理部 部長 丸地 智 氏。

ベストな梱包資材で発送!TBSの取り扱いは163種類!

物流倉庫と言えば、倉庫側が持つリソースで対応できる商品だけに対応し、注文の管理、梱包、発送まで行うのが一般的なのはご存知のことと思う。それは、同じ手法を使ったほうが効率が良いし、コストを削減しやすいからなのだが、TBSは一味違う。これまでに培ってきた経験や知識を活かし、各クライントの要望に応えようと、柔軟性の高いネット通信販売、物流管理を行っている。その背景にあるのは、”協業していきたいという想い”だ。「ECサイトが伸びる手伝いをし、一緒に伸びていく、そのような関係を築きたい。」丸地氏はそう語る。

実際に見学させていただいた様子とともに、その柔軟性の高さを感じていただきたい。まず初めに見せていただいたのは、海外ファッション通販サイト「waja(ワジャ)」の商品を管理しているコーナーだ。

左上:wajaの商品撮影現場
中央:wajaの商品管理棚
左下:wajaの商品を梱包・出荷準備の現場(白い袋の裏側が黒塗りされて中身が見えないようになっている。)

wajaはバイヤーが世界中で買い付けたアパレル商品を取り扱う通販サイトであるため、商品のほとんどが”一点物”。請け負う物流倉庫にとっては負担の大きい業務となる。 TBSでは各バイヤーから届く商品を丁寧に採寸、撮影し、管理、発送まで行っている。

注目すべきは、商品に棚を充てるのではなく、棚に商品を収める形で管理・ピッキングをしていることだ。発送依頼書についたバーコードをハンディターミナルで読み込むと、商品が置いてある棚が示される仕組みで、スタッフの習熟度によらず効率よく作業が行える他、デッドスペースなく管理することができるため、コストの削減につながる。

また、配送の際に使用する梱包資材はwajaオリジナルのものが使われており、静電気の発生しないビニールで、中身が見えないよう、内側は黒く塗られている。こうしたオリジナル梱包資材を利用しているのは、wajaだけではない。TBSでは企業やブランド名の入ったものをはじめ様々なサイズの梱包資材が現在163種類利用されている。

丁寧な検品・充実のシステム対応

ギフト梱包

上の写真は、革製品専門の人気ブランドの商品をギフト梱包しているところだ。TBSでは商品の検品、管理も行っている。検品で引っかかった商品を見せていただいたが、理由はかすかな表面のへこみ、慎重に丁寧に検品が行われていることを感じた。

また、ピッキング作業には、バーコードとハンディターミナルを利用して行われている。TBSはこれらの作業に使用するシステムもネクストエンジンやロジザード、TBS独自のシステムなど幅広く対応しているため、現状使用しているシステムをそのまま導入できる場合がほとんどだと言う。

細かな作業も得意技!ICチップの確認や貼り付けも!

マラソン大会のゼッケンを梱包しているスタッフ
タイムを図るICチップを貼り付ける場合もある。

全国各地で行われるマラソン大会ではゼッケンやランナーのシューズにICチップを使用し、選手の位置を把握やタイムの計測を行っているのだが、このICチップの発送やゼッケンに貼り付ける作業はTBSが行っている。

一つ一つのICチップを確認し、梱包する細かな作業となるが、丁寧に作業することに加え、異物の混入には細心の注意を払っているという。取材中にも作業に使うハサミやカッターナイフなどに番号が振られ、チェックリストで管理されている様子を見せていただいた。ハサミほどの大きさがあれば、混入することはまずないだろうと気を抜いてしまいそうなものだが、手抜きは一切なく徹底した配慮がなされている。

次のページでは、不純物が混入しないよう慎重な作業が必要なチョコレートの封入作業の現場をご紹介!

衛生管理も徹底!チョコレート梱包も!

チョコレートの梱包作業の様子
右下のチョコレートをパックに詰めている

そして、チョコレートの梱包作業。物流倉庫のイメージとは異なる白衣姿で、髪の毛やごみなどが入らないよう衛生管理を徹底した環境で作業が行われている。この日はバレンタインのチョコレート商戦に向けて急ピッチで作業が進められていた。

ECサイト主体の通販物流、経験・ノウハウが活きる

一点物の商品や、ギフト梱包、チョコレートの箱詰め、マラソン大会のゼッケンなど様々な梱包・出荷作業をご紹介した。このように様々な業務に対応できているのは、TBSの柔軟な姿勢に加え、豊富なノウハウと経験が根本にあるのだと思う。

実際、取材中にも「この配置になったのは…」と倉庫内のレイアウトの意味や、「実はこんなことがあったり…」という失敗談などといった裏話を沢山伺った。一つ一つは大きなものではないが、この細かなトライ&エラーの積み重ねが、現在のTBSを作り上げているのだと、そう感じた。

配送会社を選ぶにも梱包資材を決めるにも、必ず、各社異なる目的・理由がある。物流会社がやりやすいように、ではなく、ECサイトが主体で通販物流を考える。それがTBSの最大の魅力だと思う。物流に課題があるのなら、1度問い合わせてみてほしい。


記者プロフィール

福島 れい

ECのミカタ編集部に所属するバドミントンと和服、旅好きの記者、通称れーちゃん。ミニ特集「アパレルECの未来(https://goo.gl/uFvr2C)」等、これからEC業界がどんな風に発展していくのか。に注目しながら執筆しています。2017年の執筆テーマは、”私にしか書けない記事をタイムリーに”。

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