ポンパレモールでチャレンジ!新たな越境ECのカタチ

利根川 舞 [PR]

左:モール・カード推進室 ポンパレモール部 事業推進グループ 鈴木善貴氏
右:ポンパレモールプロデューサー ネットビジネス本部 プロダクトマネジメントユニット プロダクトマネジメント1グループ 山下隆太氏

 現在、日本のEC市場は成熟期と言われている一方で、越境ECに取り組んでいるネットショップはまだまだ少ない。そのような状況の中で株式会社リクルートライフスタイルが運営するポンパレモールでは越境ECへの取り組みを昨年より開始した。では具体的にはどのような取り組みを行っているのか。ポンパレモールプロデューサーの山下隆太氏とモール・カード推進室ポンパレモール部事業推進グループの鈴木善貴氏に話を伺った。

店舗が抱える越境ECへの問題を解決

 巷で”越境EC”という言葉をよく耳にするものの、自店舗には関係のないことだと考えているEC事業者も多いのではないだろうか。また、越境ECに取り組みたいと思っていても、乗り越えなければならない壁は盛りだくさんである。

鈴木氏によれば、越境ECにおいて事業者が抱える問題というのは大きく4つあるという。まず1つ目に”翻訳”だ。顔となる商品ページを海外カスタマー向けに作りなおす必要がある。2つ目に”CS対応”。CSとはCustomer satisfactionの略で、顧客満足という意味だ。日本のECサイトと同様に海外でも、もちろん問い合わせはやってくる。3つ目は”決済”だ。国によって使われている決済手段が異なるため、各国に合わせた決済手段を用意することが必須となる。そして4つ目に”物流”だ。注文が入っても、商品を届けることができなければ何の意味もない。

では、上記4つの問題を気にせずに越境ECに取り組むことができたら?そんな夢を叶えてくれるのがポンパレモールの越境ECへの取り組みだ。

ポンパレモールが具体的にどのような取り組みを行っているのかというと、「誰もがチャレンジできる越境ECのサービス」として、ポンパレモールに出店している店舗すべてが、均等に越境ECに取り組むことができるプラットフォームの構築をしている。

「誰もがチャレンジできる越境EC」ということで、お気付きの方もいるかもしれないが、ポンパレモールが行っている越境ECの取り組みというのは、出店している店舗すべてに無料で越境ECにチャレンジする機会を創出するというものだ。

なんと、ポンパレモールに出店しているだけで、気付いた時には越境ECが実現するのである。

ポンパレモールが越境ECに取り組む理由とは?

 ポンパレモールでの越境ECでは、海外通販・個人輸出のコンシェルジュサービス「mall tail」やオンラインショッピングモール「Jselection」を運営する株式会社チャプターエイト、「Buyee」を運営するtenso株式会社の購入代行のスキームを利用することで、ポンパレモールで販売している商品が海外で販売されることになる。

越境ECを利用するために特別な手続きは不要で、ポンパレモールに出店しているだけで、自動的に『mega J』や『Jselection』、リクルートライフスタイルとtensoが共同で運営する『Ponparemall JAPAN』にリスクゼロで出店できる。

もちろん、さらに先へ進みたいという事業者に対しては、出品代行サービスを提供する株式会社ユニベイトのスキームを個別で利用することも可能だ。

今年の3月で開設から3年となり、今や3000店舗超が出店、そして3000万点もの商品が販売されているポンパレモール。ではなぜ今、越境ECのサービス提供に乗り出したのか。

ポンパレモールは開設3年ということで、他の大手モールと比較すればどうしても後発となるイメージがある。しかし、越境ECという市場においては、象徴的な成功例を出している企業はまだない。だからこそ、他のモールとはまた異なる戦略でポンパレモールは越境ECに挑むのである。

今回、ターゲットとしているのは越境ECに”興味がある”ものの、先に述べた4つの問題を”自前で解決できない”という層だ。その上の層にいる、”興味がある”、そして”自前で問題を解決できる”ほどの事業者であれば、他のモールでも越境ECにチャレンジすることは難しくないからだ。

あくまでも、ポンパレモールが目指すのは、「誰もがチャレンジできる越境EC」なのだ。

販売可能地域は日本の約100倍へ拡大!

 ポンパレモールの越境ECへの取り組みはまだまだ始まったばかりではあるが、すでに越境ECで売り上げを上げている店舗もいるという。

現在、「mall tail」により韓国、「tenso」により英語中国語84カ国、「チャプターエイト」によりタイ・インドネシアをカバーしており、計87カ国もの国に商品を届けることができる。これらの地域を合わせると日本の面積の約100倍程度にまでのぼり、流通額も少しずつであるが増えてきている。

実際に商品が掲載されている『megaJ』や『Jselection』、『Ponparemall JAPAN』では、日本での販売価格に手数料が多少加算される程度であるため、他のモールやECサイトで購入するよりも非常に安く購入できるため、海外の消費者にとっても、お得に買い物ができる場所となりそうだ。

ポンパレモールで誰もがチャレンジできる越境EC

 越境ECへの取り組みにおける、現在の課題は”集客”だという。今後は、海外カスタマーと訪日カスタマーにそれぞれの集客施策を展開していくそうだ。

海外カスタマーにおいては、国によって集客の方法が異なるため、ノウハウを持った現地の大手サービスと連携することで、サービスを拡大していくという。

また、訪日カスタマーにおいては集客の施策の一環として、すでに訪日観光客に対しても訴求を行っている。それはポンパレモールとチャプターエイトが共同で開発した「LOOK」というアプリだ。「LOOK」は訪日観光客が日本の商品情報を母国語で理解するためのアプリで、英語・中国語(簡体字・繁体字)・韓国語・タイ語・インドネシア語・日本語に対応している。

統一規格JANコード(バーコード)をアプリを通じてスキャンすることで、母国語で商品説明をみることができる。

このスキャンされた商品の中で、『Jselection』に掲載されている商品であれば、『Jselection』の対象国に住んでいる消費者は『Jselection』経由で商品を購入することができる仕組みになっている。

他にも、リクルートが得意とするフリー・ペーパーを訪日カスタマー向けに作ったりなど、様々な打ち手を展開していく予定で、今後も積極的に全てのクライアントがリスクを負わずに越境ECに取り組めるように事業を拡大していくようだ。

越境ECはわからないことが多く、取り組む必要がないと考える事業者が多い中で、ポンパレモールに出店しているだけで海外に進出できるのだから、驚きだ。越境ECの取り組みがあるからこそ、ポンパレモールに興味を持つのも当然の話と言える。

日本の事業者がモールに出店するのと同時に独自ドメインで運営するように、ポンパレモールでの海外進出をきっかけに海外へ独自で進出する事業者が現れることもそう遠くないだろう。

そして、ポンパレモールの3000店舗超が海外へ進出することで、日本の製品を知ってもらう機会にもなる。同時に、消費者だけでなく、日本の商品に興味を持っている海外のカスタマーへの訴求も間違いなく可能となる。ポンパレモールは厳選されたショップがに出店しており、そのため高品質な品揃えとなっている。だからこそ、自信のあるポンパレモールの商品を世界へ広げていきたいという思いがあるのだろう。

新しい越境ECのカタチとして、ポンパレモールの越境ECサービスはますます拡大していくに違いない。


記者プロフィール

利根川 舞

メディア編集部
ロックを聴きつつ平安時代に思いを馳せる文学人間。タイムマシンができたら平安時代に行きたいです。
ライブハウスやフェス会場に出没しては、笑って、泣いて、叫ぶ姿が目撃されている。ACIDMANや10-FEET、ROTTENGRAFFTYが大好き。

サービスやその場の雰囲気がイメージしやすくなるような記事を書いていきたいと思います。

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