Appier、ファーストパーティデータに対応するAI 搭載次世代 CDP「AIRIS (アイリス) 」を発表

Appier、ファーストパーティデータに対応するAI 搭載次世代 CDP「AIRIS (アイリス) 」を発表

シームレスなデータ統合により、顧客の声が瞬時にデータに反映され、
ワンクリックで360度ビューの顧客プロファイルが作成可能に。
CDPの導入を検討する多くの企業にとって、データからインサイトを得て、さらにインサイトからアクションまでの時間を短縮することや、マーケティングキャンペーンの成果に対する可視化は、依然として重要な課題となっています。

このような課題を解決するため、Appier Group (エイピア・グループ)株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO:チハン・ユー、証券コード:4180、以下「Appier」)は、AIと機械学習の技術を活用し、ブランド企業やマーケターの意思決定と実行を支援するため、AI搭載次世代CDP「AIRIS (アイリス) 」を本日発表いたします。AIXON(アイソン)」が持つユーザー中心の高度な予測AI機能と、今年10月に新たに加わった「Woopra」の優れたデータ分析、直感的なデータ可視化の技術が統合された「AIRIS」は、ブランド企業やマーケターに高いレベルの裁量と柔軟性を提供し、データから得られるインサイト獲得までの時間を大幅に短縮することが可能になります。​​「AIRIS」の名称は“iris”(瞳の虹彩)に由来しており、企業が顧客を正確に理解し、予測された洞察を瞬時に得るための「視覚化」に焦点を当てた名称となります。

「AIRIS」は、企業が市場の変化に素早く対応するために、マーケティングキャンペーンなどの投資に対するROIを高め、データから得られるインサイト獲得までの時間の短縮や予測結果をアクションにつなげたいという課題に対応しています。AppierがWoopraの買収からわずか2カ月で製品の統合を完了できたことは、AIxSaaSのリーディングカンパニーとしての証になりました。「AIRIS」は、アジア太平洋地域で英語、日本語、中国語で提供され、あらゆる事業規模の企業に適する柔軟でスケーラブルな価格パッケージをご用意しております。

Appierの共同創業者兼CEOであるチハン・ユーは、次のように述べています。

「データから最短でインサイトを得ることは、企業やマーケターにとって課題の一つでした。AppierのAI技術とデジタルマーケティングのノウハウを融合したAI搭載次世代CDPは、マーケターのニーズを満たすだけでなく、市場全体をリードするソリューションとなるでしょう。『AIRIS』は、シームレスなデータ統合、データの迅速な可視化、予測モデルのカスタマイズといった機能を企業に提供し、企業とそのお客さまとの関係を強化し、顧客体験を次のレベルに引き上げます。」

ブランド企業にとってパーソナライズ化のコストが高くなる主な理由は、データの断片化と欠落によるものです。企業が一番気にしている点が、実は最も予測が困難なことなのです。AI搭載次世代CDP「AIRIS」により、企業はワンクリックで顧客データを統合・同期し、カスタマージャーニーのあらゆる接点を分析することで、より多くのインサイトを得ることができます。また、AIを活用した予測機能により、企業は顧客に受け入れられる可能性の高いキャンペーンを多く運営できるようになり、CDPのメリットを最大限に発揮してビジネス価値やインパクトを最大化することが可能になります。

ブランド企業やマーケターは以下5点において「AIRIS」のメリットを得られます。

ファーストパーティデータの可能性を最大化し、データに基づく「ストーリーテリング」を強化できる
サードパーティデータの使用規制に対応するため、「AIRIS」では既存のクラウド型データベース、オンラインおよびオフラインの販売データ、Webサイトやアプリ、メッセンジャーなど、50種類以上の外部プラットフォームから得られる様々なユーザーデータをシームレスに統合し、顧客中心の包括的な360度顧客ビューを構築することが可能になります。これによりブランド企業は、顧客の購買意欲、嗜好、意思決定の傾向を可視化して、データに基づくストーリーを展開することができます。また、データから推測されるインサイトとAI予測により、企業は効果的で顧客一人ひとりにパーソナライズされたマーケティング戦略の立案が可能になります。
マーケターに高いレベルの裁量と柔軟性をもたらす
データサイエンスの知見を持たないマーケターが、マーケティング戦略や方向性を迅速に決定することは困難です。「AIRIS」は、ワンクリックでユーザー属性を定義し、プラグアンドプレイによるセットアップ、またローコード/ノーコードのインターフェースなど、マーケターにとって非常に使いやすい機能が搭載されており、IT部門やデータサイエンティスト、手作業によるデータ分析の力を借りずに、マーケターにとって必要な意思決定や活動計画のインサイトを得ることが可能になります。このようなメリットはポストコロナ時代にはさらに重要になり、マーケターの課題を根本的に解決し、急速に変化する市場環境に対応するためにも役立ちます。
データの可視化はインサイトの宝庫
「AIRIS」には、ユーザー中心の直感的な分析テンプレートが内蔵されており、ユーザーに影響を与えたさまざまな顧客接点を可視化できるため、マーケターは時間枠やセグメント、継続および解約率等の分析を通じて、長期的なコホート行動を分析し、出来事の相関関係やインサイトを得ることができます。例えば、「会員登録後に何人のユーザーが繰り返し購買行動を起こしたか」や「割引クーポン配信キャンペーンを実施した後の月間収益の変化」を確認したり、「会員登録後数ヶ月間のユーザーのWebサイトなどへの再訪問、インタラクション、購買行動」について分析することで、マーケターはキャンペーンのパフォーマンスとその相関性や改善の手掛かりを分析することができます。
予算投下前にパフォーマンスを確認・予測し、ROIを最大化
「AIRIS」は、サイト訪問者に対し500以上のユーザー属性に関する予測を瞬時にタグ付けするため、マーケターは自動機械学習プラットフォームで、顧客エンゲージメントと予測モデルを即座に調整することが可能です。結果として、顧客から好意的に受け止められているキャンペーンを多く提供できるようになります。また、マーケティング活動と売上増加の相関関係を確認したり、顧客が特定のチャネルで行動を止める理由を調べることで、予算投下前のパフォーマンス予測も可能になります。さらに、購入の可能性が高いユーザーや解約の可能性が高いユーザーを予測することで、価値の高い顧客を再ターゲットし、商品の推奨やクーポンの配信をカスタマイズして、キャンペーンのパフォーマンスをより高め、ROIを最適化することができます。
データプライバシー規制に対応し、ユーザーデータの安全性を確保
顧客のデータプライバシーに対する懸念の高まりや、データプライバシーに関する規制により、企業は以前より高いコンプライアンス基準を順守する必要があります。例えば、ユーザーから「忘れられる権利(RTBF)」の要求があった場合、企業はユーザーデータの確認と削除を求められます。「AIRIS」を導入することで、企業はユーザーのCookie同意を容易に管理し、ユーザーのデータプライバシーを尊重しながらデータの価値を最大化するとともに、さらなる分析やキャンペーンにおける活用につなげることができます。Appierではすべての顧客企業とその顧客のデータ保護に常時取り組んでおり、データの収集、活用、共有方法についても透明性を確保しています。私たちにとって、ユーザーのデータセキュリティを確保しながら、あらゆる規模の企業のデータ処理のニーズを満たすことは、最も重要なことです。
「AIRIS」が持つ高性能で高度にカスタマイズが可能な機能により、マーケターは日常の業務を簡素化できるようになります。また、AIを活用した強力な予測・分析機能との相乗効果が加わり、データの価値を最大化し、マーケティングキャンペーンのギャップを埋めることも可能になります。ファーストパーティデータ中心のソリューションとマーテック・アプリケーションの力を最大限に発揮することで、マーケターは組織全体の戦略的目標との整合性を保ちながら、より重要なタスクに集中することができ、顧客ニーズへの対応や顧客体験の向上に多くの時間をかけることができます。

Appier(エイピア)について:
2012年に台湾で創業。高度な予測AI(人工知能)を実装したマーケティング・ソリューションをSaaSで提供するパイオニア企業です。『ソフトウェアをよりスマートに、AIでROIを向上させる』というミッションのもと、誰もが簡単に使えるAIの普及と実用化を推進しており、AIを用いた顧客分析等で、企業のセールスおよびマーケティング活動を包括的に支援しています。現在、アジア太平洋地域、欧州、米国に17の拠点を置き、データの価値を最大化することで、あらゆる企業がより正確かつ迅速で、先見的な意思決定が行われる未来の創造に取り組んでいます。東京証券取引所上場(証券コード:4180)。