「Eメールは今なにで読まれているのか?」2015年版国内HTMLメール閲覧環境調査

クロスチャネルOne-to-Oneマーケティング支援を行う株式会社ディレクタス(以下、ディレクタス)は、企業やECサイトから配信されるEメールをユーザーがどのような環境で閲覧しているのかを調査しました。

自社のメルマガ会員などに向け、HTMLメールを配信する企業が増え、表示検証の環境について相談を受けることが増えてきました。
メールはWEB以上にユーザーの閲覧環境が多岐にわたること、そして、メールクライアントごとに仕様が異なるため、表示崩れを起こしやすいこと、などの点から、表示検証が非常に煩雑だからです。

さらに、メールクライアントはブラウザのように解析ツールなどで取得することができないため、検証環境の選定が難しいのです。

そこでディレクタスでは、2015年8月、企業やECサイトから配信されるEメールをユーザーがどのような環境で閲覧しているのかを調査しました。以下、簡単に調査結果をご紹介いたします。

閲覧しているデバイスは、パソコン(windows)が89%と最も多く、パソコン以外では、スマートフォンでの閲覧が、iPhone、Android合わせて32.4%となっています。

また、2種類以上のデバイスで閲覧しているユーザーは5割を超えています。

一方、日本の企業を悩ませているフィーチャーフォン(ガラケー)での閲覧は、今回の調査では4.8%にとどまりました。

パソコンでの閲覧環境については、「WEBメールをブラウザで閲覧」が最も多く32.6%、続いて「Windows Live Mail」が16.8%、「Microsoft Outlook」が16.2%となっています。

「インターネット白書2010(インプレスジャパン)」の調査では当時32.7%を占めていた「Microsoft Outlook Express」は、2014年4月にWindows XPのサポートが終了したことにより、今回の調査では8.8%となっていました。