LOHACO に Adobe Experience Manager を導入

ソフトバンク・テクノロジー株式会社(以下「SBT」)は、この度、アスクル株式会社(以下「アスクル」)が運営するインターネットショッピング・サイト「LOHACO(ロハコ)」に対し、アドビ システムズ株式会社(以下「アドビ」)の提供するWebコンテンツ管理ソリューション「Adobe Experience Manager」を導入しましたのでお知らせいたします。
LOHACO に Adobe Experience Manager を導入した背景

オフィス用品業界の最大手のアスクルは、「今日注文すると明日来る」というコンセプトでスタートした、文房具から家具までのオフィス用品全般の通信販売事業を展開しています。2012年より一般消費者向け通販サービスとして立ち上げたLOHACOは、2015年11月現在、毎日に必要な日用品7万点を取り揃え、累計200万人以上の方々に利用されるインターネット上の通販サービスです。

インターネット通販は、欲しい時に欲しいものを価格重視で単品購入する利用方法で趣味や嗜好品から広がり、モバイル・インターネットが急速に成長した昨今では、毎日、家庭で必要なあらゆる商品を、スマートフォンやタブレット端末を利用して、品質重視でまとめて購入する利用方法も増加しています。

このような背景から、アスクルでは、LOHACO を訪問するお客様のために、トレンドに応じた”売り場”を多く用意し、常に掲載商品を更新する、さらに売り場ごとに最適なレイアウトで情報を提供する方針を立てました。しかしながら、これらを実現するために、マーケターからの制作依頼が増加し、制作担当の作業が追いつかない、あるいは”売り場”のレイアウト変更ごとに個別のシステム改修が発生することでタイムリーな対応ができないなど、方針実現のためには対応工数や対応時間が大きな課題でした。

今回、LOHACO への Adobe Experience Manager 導入により、マーケター自らページレイアウトや編集、商品の更新が可能となったことに加えて、”売り場”ごとの柔軟なレイアウト変更が可能となり、自由度の高い”売り場”を実現しました。

導入効果と今後の展望:パーソナライゼーションの最適化を加速

アスクルは、”自由度の高い売り場”を実現するために Adobe Experience Manager 導入することで、制作メンバーの人数は据え置き、制作ページ数を飛躍的に増加させ、制作工数の大幅な削減を実現しました。今後、LOHACOでは、さまざまニーズや興味・関心を持ってサイトを訪問するお客様個々の期待に応えるため、お客様それぞれに最適な“売り場”を提供するようなパーソナライゼーションを加速させていく予定です。

すでに導入しているウェブ解析ツール「Adobe Analytics」、データ管理プラットフォーム(DMP)の「Adobe Audience Manager」、テストを通じてお客様ごとにコンテンツの最適化を図る「Adobe Target」、そして今回導入した Adobe Experience Managerを組み合わせて、今まで以上に、テストや分析、その結果を反映した売り場のカスタマイズを行うPDCAサイクルを高速に行い、”お客様ごとに最適な売り場”の実現を目指しています。


SBTは今後も、デジタルマーケティングの戦略や実践で課題を抱えているマーケターや、これからデジタルマーケティングに取り組みたいと考えているマーケターにとって価値ある情報発信やサービス提供を通じて、企業のデジタルマーケティングを新たなステージへと導く支援してまいります。

アスクルが運営する個人向け通販サービス「LOHACO」について


「LOHACO」は、2012年10月にオープンしたインターネット・ショップです。「LOHACO」は新しいショッピングスタイル「スマートショッピング」を提案しています。忙しい毎日のなかで、“重く”“かさばる”お買い物に無用な時間を費やすことなく、お手もとのパソコン、スマホやタブレットから簡単にご注文いただけます。「くらしをかるくする」をコンセプトに、文房具、生活雑貨から食品、飲料まで生活に必要なものを、いつでも低価格で、最短当日でお届けしています。