アスクル、10月31日18時より基本配送料負担の注文金額基準を変更 顧客と共に物流現場の負担軽減に取り組む

ECのミカタ編集部

アスクル株式会社(以下:アスクル)は2023年10月31日18時より、事業所向け(BtoB)サービス「ASKUL」「ソロエルアリーナ」の配送サービスについて、基本配送料の負担基準を従来の「税込1000円以上」から「税込2000円以上」とし、顧客が負担する場合の配送料金も変更する。

基本配送料無料の注文金額基準を変更

10月31日18時以降より、基本配送料をアスクルが負担する注文金額基準を従来の「税込1000円以上」から「税込2000円以上」へと変更される。

また顧客が負担する場合の基本配送料金について、従来の「330円」から「440円」に変更する。

◆ASKUL・ソロエルアリーナ 基本配送料変更内容

改訂後の料金はアスクル在庫商品、お取り寄せ商品を対象とする。

また、以下条件についての配送料は変更なしとなる。

◆法人以外の登録の顧客はカード決済の場合3300円(税込)以上の注文で配送料をアスクルが負担。3300円(税込)未満の注文配送料は330円となる。

◆大型商品を含む1回の注文金額が30000円(税込)未満の場合、大型商品1商品ごとに所定の「特別配送料」が追加される。

◆直送品はサプライヤーごとのご注文金額、取寄品はお届け日ごとの注文金額で、配送料アスクル負担になる金額が設定される。

物流現場の働き方改善を進める

今回の配送料変更について、アスクルは以下のようにコメントしている。

「昨今のEC需要急拡大は、『2024年問題』に代表される物流業界の深刻な人手不足と労働負荷増加を招き、日本社会全体で抱える重大な問題となっています。今後も持続可能な事業を継続するため、お客様のご協力のもと、可能な限り配達荷物の個数を集約し物流現場の働き方改善を進めるため、配送サービスを変更させていただくことといたしました」。

今回の変更によって顧客の多くは、「できるだけまとめて注文」するという意識が強くなるだろう。結果として物流現場の負担はもちろん、顧客側も受け取り対応の削減といったメリットも生まれる。2024年を目前に控えた現在、今回の変更は大きな効果に繋がることが期待されるはずだ。


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