BBSS~インターネット詐欺リポート(11月度)~

ソフトバンクグループのBBソフトサービス株式会社(以下「BBソフトサービス」)は、2015年11月度のインターネット詐欺リポートを発表します。
このリポートについて
BBソフトサービスの「Internet SagiWallTM(インターネットサギウォール)」で検知したデータを基にした、2015年11月度のインターネット詐欺リポートです。
このリポートは、日本のインターネット利用者が直面するネット詐欺の脅威とネット詐欺に対する注意喚起を目的として、「Internet SagiWallTM」が検出・収集した危険性の高い詐欺サイトの分析結果を報告するものです。

検知状況
総検知数は78万9,436件で、前月比9.6%減少しました。
インターネット詐欺の種類別構成比は、ワンクリック・不当請求詐欺サイトが62.78% (前月比7.39ポイント減)、フィッシング詐欺サイトが31.44%(前月比6.17ポイント増)、マルウエア感染サイトが0.15%(前月比0.02ポイント増)、ボーガスウエア配布サイトが4.27%(前月比0.85ポイント増)、ぜい弱性悪用サイトが1.36%(前月比0.35ポイント増)でした。

OSごとのネット詐欺種類検知率

クリスマスシーズンに便乗した詐欺サイトを多数検知
2015年11月度は、クリスマスシーズンに便乗した詐欺サイトを多数検知しました。昨年も同様の詐欺サイトが増加する傾向がありましたが、今年は単なる商品の販売だけでなく、ラッピングサービスや送料無料などの付帯サービスの表示も取り入れ、より通常のECサイトと見分けがつきにくいものになってきています。犯罪者は消費者の購入決定に関して心理的に有利に働くようにするため、付帯サービスの無償提供などトータル金額でのお得感を演出するといった工夫をしています。
また年末から1月にかけては、新年セールや福袋など日本の習慣に合わせた詐欺サイトの登場が予測されます。特にこの時期は、予備知識がない中高生を標的にした詐欺サイトで金銭を巻き上げるケースも考えられるので、保護者は家族が被害に遭わないようにする注意が必要です。

「Internet SagiWallTM」について
「Internet SagiWallTM」は、ウェブブラウザーでアクセスしたウェブサイトの“コンテンツを解析”し、悪意のあるコンテンツをリアルタイムで検出します。悪意のあるコンテンツを検出した場合、そのサイトへのアクセスを警告し、フィッシング詐欺やさまざまなインターネット詐欺の脅威からユーザーを守るセキュリティー対策ソフトウエアです。Windows(R)やAndroidTM 搭載端末向けには「Internet SagiWallTM」を提供しており、iPhoneやWindows(R) 8搭載端末向けには「Internet SagiWallTM」の危険サイト検知機能を組み込んだウェブブラウザーアプリ「Internet SagiWallTM for iOS」や「あんしんWeb by Internet SagiWall(R) for Windows ストア」を提供しています。この方式で、ウイルス対策ソフトウエアをすり抜けてきたブラウザー経由の脅威を検出し、日々進化する脅威に対応します。

インターネット詐欺とは?
インターネットを利用して行われる詐欺行為の総称で、他のウェブサイトを装い、個人情報をだまし取るフィッシング詐欺や、加入に同意していない有料会員登録の代金を請求するワンクリ詐欺(ワンクリック詐欺)、ネットショッピングで代金未払いや商品未発送により金品を不正に得る詐欺などがあります。これらはコンピューターウイルスを使わない場合も多く、一般的なセキュリティー対策ソフトでは検知することが困難な状況です。
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