チャージバックとは?増加している理由と事業者が取るべき対策

株式会社DGフィナンシャルテクノロジー

チャージバックとは、クレジットカードの不正利用や商品の未発送、届いた商品の破損といった理由でカードのユーザーが決済に対して同意しない場合に、クレジットカード会社が売上を取り消してユーザーに返金する仕組みです。

これはクレジットカードのユーザーを保護するためのものですが、事業者はチャージバックが発生すると商品・サービスを提供しているにもかかわらず、カード会社から代金が入金されずに損失を被るリスクがあるため、事前に適切な対策を取る必要があります。

チャージバック件数が増加している理由

チャージバックの件数は増加傾向にあり、対策をするには増加の背景を知っておくことが重要です。ここではチャージバックの件数が増加している3つの理由を紹介します。

■クレジットカードの不正利用の増加


まず、クレジットカードの不正利用が増えていることが挙げられます。

経済産業省の調査によると、国内のBtoC-ECの市場規模は2019年時点で約19.3兆円でした。

>>出典:経済産業省『令和元年度 電子商取引に関する市場調査』
https://www.meti.go.jp/press/2020/07/20200722003/20200722003-1.pdf


総務省の「通信利用動向調査」によると、インターネットで購入する際の決済方法は、クレジットカード払いが74.7%と圧倒的なシェアを占めています。

■インターネットで購入する際の決済方法(2018年)


>>出典:『令和元年版 情報通信白書|インターネットの利用状況』
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r01/html/nd232120.html

一方、一般社団法人日本クレジット協会の調査によると、クレジットカードの不正利用被害額は年々増加しており、2019年は約273.8億円でした。最も被害額が大きかったのは番号盗用によるものです。番号盗用の主な事例としては、流出したカード番号がネットショッピングでのなりすましに利用されるといったケースが挙げられます。

クレジットカード情報の流出には、フィッシング詐欺やスキミング、架空のネットショップを利用した詐欺など複数の手口がありますが、最近ではECサイトからの漏洩が増加傾向にあります。


続きを読む >>
https://bit.ly/36yFwrR


著者

株式会社DGフィナンシャルテクノロジー

DGフィナンシャルテクノロジーは、クレジットカード決済、コンビニ決済、キャリア決済やAlipay等の国際決済まで一括導入可能な総合決済ソリューションをご提供しています。
 ECや実店舗、越境EC、特定業界向けなど各チャネルでご利用いただける決済サービスや、近年では、モバイルPOS、モバイルバーコード決済(QRコード決済)、オムニチャネル向け決済など実店舗を対象とした決済も提供し、事業者様の売上向上につながるさまざまな決済ソリューションを展開しています。

 デジタルガレージグループのイーコンテクストと共に、グループ全体で日本最大規模のオンライン決済プロバイダーとして、1997年の創業以来、金融機関に求められる高度なセキュリティ環境・管理体制を構築し、EC事業者様がクレジットカード情報を保持せずに決済サービスを利用できる安心・安全な仕組みを提供しています。

DGフィナンシャルテクノロジーサイトURL : https://www.veritrans.co.jp/