中国の宣伝広告収入が2019年には800億元を突破の見込み

賈 韶蕾

中国の宣伝広告収入が2019年には800億元を突破の見込み

宣伝広告は、中国はもちろん世界各国で急速な成長を見せています。

2016年中国のオンラインにおける宣伝広告収入は239.6億元を記録し、2019年には800億元に達する見込みです。ディスプレイ広告、効果広告など広告技術の発達も相まって、宣伝広告は絶大な効果を発揮しています。

ソーシャルネットワークに基づくニュースフィード広告と、動画広告などの様々な広告フォームの進化は、宣伝広告ブームを起こすきっかけを与えました。

全体的に見てモバイルアプリのユーザーはアプリ使用中に表示される広告に関心を持つ傾向にあり、オンラインマーケット産業の主要なアクセレーターとなっています。

ソーシャルマーケティングの発達が今日の宣伝広告ブームを支えている、と言っても過言ではありません。
広告がもたらす情報は、アプリユーザーに大きな影響を与えているのです。

モバイルユーザーは、全ての広告フォームの中でも、アドセンス広告、ニュースフィード広告、プロモーションマーケティング広告、プロダクトプレイスメント広告や動画広告をかなり好意的に受け止めています。

それに加えて、ユーザーが気軽に見つけてクリックできるような動画広告、ニュースフィード広告、QRコード広告、プロダクトプレイスメント広告、プロモーション広告はユーザーにとって使いやすく、好まれています。

一方で、インターステイシャル広告やポップアップ広告はユーザーに敬遠されているようです。


著者

賈 韶蕾 (SHAOLEI JIA)

中国山西省出身、2010年来日し、2015年に(株)ヴァリューズに入社。
化粧品や日用品のメーカー企業を中心にコンサルティングを行う。
来日後は日本語の勉強をしながら、日本の人気商品を中国で販売するビジネスを3年間行っていたため、
この“転売”経験を活かし、現在は日本市場のマーケティング調査だけではなく、中国市場の分析事業も担当している。

https://www.valuesccg.com/-/china/