【人気YouTuberに聞く】ファンとコンテンツをつなぐECサイトの活用 ー後編ー

岩本 夏鈴

BeeCruise株式会社(BEENOSグループ)にて日本法人向け海外進出サービス事業の企画・国内セールスや海外セールスなどの統括をしております岩本です。
前回に引き続き、後編でも人気YouTuber「きおきお」さんにグッズやアパレルを販売するECサイトの運用についてお話を伺いました。後編では具体的なEC制作のフローや今後の展望について聞いていきます。

運営を担当するBEENOSEntertainmentと相談しながら販売品目の選定からスタート

―どんなフローでECサイトを作成していきましたか

きおきおさん:帰宅部の時はグッズを作りたいという抽象的な思いを担当者に伝えることから始まって、その次に何を作りたいかを話し合いました。例としてTシャツ、マグカップ、タオルをつくりたいと伝えると「マグカップは夏場、お客様に手に取っていただく機会が少なくなってしまうかも」などアドバイスをいただき、品目を決定していきました。デザインは自分が思うファンに喜んでいただけるデザインを考えて、ファンアートを描いてくださっている方に依頼しました。そしてBEENOSEntertainmentさんから製造会社さんを紹介していただき、メーカーさんを交えて3者で色合いや配置について議論しました。あとは完成後、BEENOSEntertainmentさんに発送をお任せしていました。


① 作りたいグッズについてBEENOSと話し合い、品目を決定:一か月
② デザインを考案:1~2週間
③ 商品撮影:1日
④ サイト掲載商品の画像加工:1週間




今回のアパレルに関しては生地選びの段階でサンプルの取り寄せを何度も行っていて、とても時間をかけています。構想が2021年の10月からで販売が2022年5月を予定しているんですが、ちょっと生地選びにこだわって時間をかけすぎてしまったかなと思っています。なので企画段階でかかる時間は品目によって前後すると思います。今回企画したアパレルの生地はハイブランドに匹敵するクオリティを実現しているので、楽しみにしてほしいですね。

―海外展開についてどう考えていますか

きおきおさん:海外展開は考えていませんでしたが、BEENOSさんは海外展開に強みがありますし、クリエイターにとっては選択肢の幅が増えることはとても良いことですよね。YouTuberのチャンネルでも海外の視聴者さんがいるところが結構増えていて、日本はもちろん海外にもグッズが届けられるというのは幅広く展開出来て良いと思います。僕のチャンネルは現在日本の視聴者さんが99%くらいだと思うので、まだ海外展開は考えていませんが、今後海外ユーザーが増加していったらぜひ利用させてほしいです。海外の人にも動画を見ていただけたらハッピーですが、僕の動画は字幕も音声も日本語なので海外向けじゃないんですよね。今後機会があればトライしてみたいと思っています。すべては視聴者の方しだいですね。

ファンを喜ばせるという気持ちでYouTuber活動・ECサイト販売に取り組む

―EC運営は活動自体にも寄与するところがありますか

きおきおさん:アパレルについては、今はまだECサイトの制作途中なのですが、帰宅部の時と同様にいいものができるぞ!と考えています。普段の活動は面白い動画をお届けするというのが信念としてあるんですけど、動画の質はもちろん、いいECサイト、見やすいサイトをつくることで僕の活動のクオリティの一貫した確かさを視聴者さんにアピールできるという点があると思います。新しいアパレルとかを始めても、クオリティに信頼をいただくことで視聴者さんと良い関係を構築していけるんじゃないかと思っています。
グッズやアパレルの制作をはじめると、お金もうけに走ってるなんて揶揄されることもあるんですが、ただモノを売りたいのじゃなくて、自分が考えた確かな品質のプロダクトを介して人を満足させたり、幸せにしていきたいんです。今回考えたアパレルももちろん買ってくれた人を満足させる自信があります!!(笑)。視聴者の人を喜ばせたいというエンタメ精神で常に行動しています。

前回、帰宅部として初めてグッズを販売した時は全商品を購入してくれた方に特典としてサインをおつけしたところファンの方から非常に好評をいただきました。こういった特典を考えるときも、自分がファンだったらどんなことが嬉しいかを考えています。モノを買うというだけではなくて、購入してくれた方が喜んでくれることの対価がお金なんですよね。
前回のグッズ販売はとても反響があって、販売開始後13時間で全商品完売となりました。この結果は販売の時期やマーケティングなど、さまざまな戦略をBEENOSEntertainmentさんが一緒になって考えてくれたことが大きいと思います。担当者の方にはいろいろと相談させていただく中でビジネスというよりももっと人間的な温かみを感じましたね。ものすごく細かい話も密に行うことが出来てすごくよかったです。今後の展開としては冬にパーカーなどを新たにお届けしたいなと思っていますが、まだまだ構想段階なのでもし実現したら楽しみにしていただきたいですね。

―ありがとうございました。

エンタメジャンルにとってファンとのコミュニケーションは最重要

ファンと積極的にコミュニケーションを取りに行くきおきおさんが常に大切にしているのは「どんなことをしたらファンが喜んでくれるか?」というエンタメ精神でした。表現者と視聴者という枠組みに留まらず、双方向的な関係を重視するきおきおさんは、SNSや動画配信のコメント欄などで交わされるコミュニケーションにはじまり、新たに商品を介してファンとつながるツールとしてECサイトを活用されています。商品の企画段階から高いクリエイティビティとサービス精神をもってこだわりを表現することでファンにも熱量が伝わります。

ファン活動を盛り上げるグッズを販売するECサイトはエンタメジャンルととても相性が良いものですが、商品の制作・マーケティングの実施やサイトの構築などには専門性が求められ、コストもかかります。一から構築していくハードルが高い場合には販売戦略やECサイト構築・発送までをフルサポートしてくれるサービスを利用することも一つの手段となります。
最後に、ファンとアーティストをつなぐプラットフォーム構築をしていくBEENOS Entertainmentの玉谷にどんな課題を持つ方にGroobeeをご活用いただきたいかコメントをいただきました。



玉谷:『Groobee』の特徴は①エンタメに特化した機能、②EC運用をまるっと弊社に委託可能、③海外対応の3つが挙げられます。
特に②に関しては、なかなか自社だけのリソースで運用を回すのが大変な企業様が多いかと考えますので、本気でEC売上を上げようと思った場合の体制をどうするかという点も含めて一緒にお話をさせていただきたいですね。
また、『新商品をいかに多く投入できるか』がEC売上に直結するわけですが、在庫リスクを持って多くの種類のグッズを展開するのも大変です。Groobeeではあらゆる商品をオンデマンド対応(1個から製造可、且つ注文から1週間で配送可)するための、メーカー様の製造管理システムとの繋ぎこみをしていますので、ECの運用だけでなく、MD面に関してもご支援できるかと思っています。
是非、「Groobeeを使って良かった!」、「エンタメ業界でECやるならGroobeeがNo1」という状況にいち早く持っていきたいと考えています。

―ありがとうございます。


DXが進むエンタメジャンルにおいて、コンテンツを活性化させるファンとのコミュニケーションは今後も最重要なファクターと言えます。ファンとコンテンツをつなぐECサイトの活用はより加速していくでしょう。これからのエンタメECにはより一層の進化が求められます。



<きおきおプロフィール>
世界一のYouTuberになり、全人類を必ず幸せにする!という言葉を掲げ、ゲーム実況やドッキリといった企画動画などの多方面でYouTube動画を配信。
現在、チャンネル登録者数は50万人で、著名人にもSNSをフォローされるなどYouTube以外にも才能を飛躍させている25歳。
きおきおYouTube:https://www.youtube.com/c/kiokiogames
「 necosan official shop 」 https://necosan.shop/



著者

岩本 夏鈴

大学卒業後、ITベンチャーに入社。入社直後は新規事業であったソーシャルモニタリングサービスにて営業開拓・広報・研修メニュー開発などを担当。その後法人向けSNSリスクモニタリングやソーシャルアプリ向けカスタマーサポートの多言語運用の立ち上げ、フィリピン拠点立ち上げなどを経験。海外法人向けサービス提供のため、サンフランシスコに単身駐在後、フィリピンにて海外セールス・マーケティングチームを立ち上げマネジメントなどを務める。その後ヘルスケアテクノロジーベンチャーにて法人サービス立ち上げなどに関わり、2019年より現職。BeeCruiseでは日本法人向け海外進出サービス事業の企画・国内セールス/海外セールスなどの統括を行い、年間約100案件のマーケティングやプロモーションなどの戦略策定や提案・支援を行っている。

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