【簡単解説】「Amazonファーマシー」ユーザー・薬局のメリットとは?利用方法を解説【第2回】
こんにちは!
国内初のAmazon専門コンサルサービスを展開しているアグザルファです!
今回は、Amazonファーマシーの利用方法を解説する【第2回】として、出品者(薬局)としてAmazonファーマシーの利用資格、利用の流れについて解説いたしますので、前回の記事は下記を併せてご覧ください。
●【簡単解説】「Amazonファーマシー」ユーザー・薬局のメリットとは?利用方法を解説【第1回】
●「Amazon出品」についてお悩みでしたら、お気軽にAmazon専門コンサルのアグザルファまでご相談ください!お問い合わせはコチラ
出品者視点(薬局)のメリットと参加資格
ここからは、薬局様でAmazonファーマシーの活用を検討中もしくはお悩みの方に向けて、薬局側の視点によるメリット・デメリット、利用資格、利用の流れについて解説をいたします。
出品者視点のメリット
・Amazonによるサポート体制
初めて導入する方でも操作できる設計になっており、Amazonのサポート体制が整っている。
アカウント開設後にログインできるセラーセントラル(管理画面)には、ヘルプや各種マニュアル、問い合わせ窓口へのアクセスがまとまっているヘルプページが用意されています。
・新規顧客(患者)の獲得
Amazonプラットフォームの集客力を活用し、オンラインで新規顧客(患者)を取り込める。
・立地に左右されない
前述の新規顧客(患者)の獲得につながりますが、立地条件に左右されず、病院で受診した地域を超えて、幅広いエリアにアプローチできます。
出品者視点のデメリット
・配送対応や受注管理が必要になる
オンライン服薬指導ならびに処方薬の発送対応が必須になります。参入する場合には、まずは実施できる体制を整える必要がございます。
また、オンライン服薬指導のスケジュール管理、処方薬の発送管理といった、対面では発生しなかった業務が必要となります。
・電子処方箋の導入率の低さ
現状、医療機関による電子処方箋の導入率が6.3%と伸び悩んでいる状況です。Amazonファーマシーの利用には「電子処方箋」が必要になるため、利用者・出品者である薬局共に、利用したくてもできない状況が起こり得るでしょう。
政府の動きに委ねられる側面もありますが、Amazonというプラットフォーマーによる参入によって、「電子処方箋」の導入促進や認知度の向上が図られることに期待したいものです。
参考:「電子処方箋」導入率依然低く 目標達成時期見直しへ (厚労省)
確認日:2025年6月13日
(薬局向け)利用資格
薬局によるAmazonファーマシーの導入にあたり、以下の要件を全て満たす必要があります。
・薬局開設許可及び保険薬局の指定を有効に保持している薬局店舗であること。
・電子処方箋に対応していること。
詳細は下記のセラーセントラル内ヘルプページ「Amazon ファーマシー プログラムポリシー」よりご確認ください。 「Amazon ファーマシー プログラムポリシー」
(薬局向け)利用開始の流れ
利用資格を理解したところで、実際にどのような流れでアカウント開設や服薬指導を実施するのか、解説いたします。
アカウント開設の流れ
① お問い合わせ
Amazonの専用公式フォームから必要情報を記入しお問い合わせを行います。
②契約締結
後日、Amazonより契約に関するメールが届いたらAmazonと契約を締結します。
③アカウント開設
Amazonセラーアカウントを開設し、薬局の登録を行います。
注意点としては、Amazonファーマシーでは、専用のAmazonアカウントを別途作成する必要があります。
現在お持ちのアカウントがある場合は、これまでAmazonに登録をしたことがないメールアドレスにて新たにアカウントの作成が必要です。
④初期設定
サービス開始に向け薬局情報等の登録設定を完了します。
(薬局向け)オンライン服薬指導の流れ
①予約受付
セラーセントラルで服薬指導情報を確認し、「受付・印刷する」をクリック。
②服薬指導準備
購入者よりアップロードされた処方箋を基に調剤準備を行い、「服薬指導準備完了」をクリック。
③ビデオ通話での服薬指導
利用者とビデオ通話を通じて服薬指導を実施し、注文を確定。
④梱包・出荷または店舗引き渡し
処方薬を梱包して配送するか、購入者が店舗に来店して直接受け渡します。
(薬局向け)よくある質問
Amazonのセラーセントラルのヘルプページからよくある質問を抜粋いたしました。 下記以外の質問につきましては、こちら(Amazonファーマシーに関するよくある質問)をご参照ください。 ※回答内容は更新される場合があるため、解決が必要な場合は必ずAmazonヘルプページをご確認ください。
突発的な事情(薬剤師の病欠、自然災害など)で、服薬指導を行う時間を短縮することになりました。Amazonファーマシー上ではどのように対応すればよいですか?
突発的な事情(薬剤師の病欠、自然災害など)で服薬指導を休止する場合は、休止設定でその日を休止日にすることができます(ただし、一部の時間帯のみ休止することはできません)。
休止日にする際、その日にすでに予約された服薬指導がある場合は予定通り服薬指導を行うか、服薬指導を行うことができない場合は、購入者にその旨を連絡してキャンセルしてください。
キャンセルした場合は、その日時に購入者は新規に予約を入れることはできません。
容器代などの請求はできますか?
はい、可能です。
容器代などの保険適用外の費用の請求を行うには、該当する服薬指導の詳細ページにアクセスし、金額および配送情報の入力画面で「保険外自己負担額」に税込金額を入力してください。
店舗の薬剤師またはスタッフが購入者の住所へ処方薬を直接、届けることは可能ですか?
はい。直接、購入者の住所へ処方薬を届けることは薬局の判断で可能です。
この場合、店舗の手順書などに従い対応してください。
なお、配送料を購入者に請求するかどうかは薬局で判断してください。
また、直接、購入者の住所へ処方薬を届けた後、セラーセントラルで出荷通知の送信が必要です。 出荷通知の送信の手順は、処方薬の出荷作業または店頭引き渡しの自社手配した配送業者による配送に従ってください。(参照)
購入者が薬局を検索する際、どのような順番で薬局が表示されますか?
デフォルトでは、購入者が検索している時点でお届け先住所として設定している場所に近い薬局から順番に表示される仕様になっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事のポイントは下記のとおりです。
《ユーザー》
薬局に行く手間を省けるだけでなく、プライベートな場所で安心してオンラインによる服薬指導を受けることができ、処方薬を自宅で受け取れる便利で画期的なサービス
《出品者(薬局)》
効率的な業務運営と新たな顧客層の開拓を期待できる
初めて利用する方でも簡単に操作できる設計や、Amazonのサポート体制が整っている点も魅力の一つ
以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
「Amazon出品」についてお悩みでしたら、
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■クライアント対談インタビュー記事 ( ECのミカタ )
https://ecnomikata.com/original_news/27993/
■「ECのミカタ通信 vol.20」誌面/WEB掲載
– 今までのAmazon、これからのAmazon –
https://ecnomikata.com/original_news/28097/
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