新規顧客の獲得「戦略的な広告活用」

杉山英治 [PR]

前回までのコラムで購入キーワードによる集客方法についてご理解頂けたと思います。ご覧になっていない方は、ぜひご覧下さい。

コラム2「購入キーワードの見つけ方」
http://ecnomikata.com/ecnews/marketing/6908/
コラム3「購入キーワードによる集客方法」
http://ecnomikata.com/ecnews/marketing/6993/

新規顧客の獲得「戦略的な広告活用」


今回のコラムは、集客ロボの利用ショップ様からよくあるご相談をご紹介します。

「新規開業したのに集客が全くできない!? どのようにすればいいのか教えて欲しい」とのことです。

あるファッション小物雑貨専門店、商品点数が20個のケースです。このショップ様は、楽天市場の営業担当からの強い誘致からネットショップを開業することを決意。楽天契約から約2ヶ月で開業。制作会社に外注して華麗なショップが出来上がました。

実際にショップ運営してみると、アクセス人数が全く獲得できなく、楽天ECコンサルターからの提案の有料広告をいくつか実施してみました。思ったよりも集客ができなく、30万円の広告をかけて売上が15万円という始末でした。この先どのように集客していけばいいのか迷っているとのことでした。

このようなショップ様は、最近よくお会いします。弊社は、ショップ改善のために楽天ECコンサルターと実際にミーティングさせて頂き、集客戦略を取り決めようとしますが、楽天ECコンサルターの経験不足から改善の具体性にかけることが少なくありません。

集客ロボは、人工知能搭載のWEBロボットです。ネットショップの運営管理を自動化できます。その分析力もトップクラスの店長ノウハウがあります。今回はその分析力で開業集客を改善していきます。

このようなショップ様は、はじめに取扱商品のバワーを集客ロボで調査します。ネットショップで大体的に売れる商品は、集客が出来ていない段階でも商品登録したただけで光る要素があります。

・転換率
・滞在時間
・離脱率
・入店キーワード
・入店参照元
・商品登録からの期間

などの要素を調査します。これらの要素から商品集客レベルを10段階に分けます。

さらに、集客ロボの業種別成功500ショップから同様な商品の新規導入から販売成功までのデータを比較分析します。レベル5以上の商品であれば必ず売れるようになります。集客ロボは、売れる商品の要素を徹底調査しています。売れる要素を丸裸にしていきます。その上で商品そのものをリニューアル製造をご提案しています。

今回のリニューアル製造ポイントは、集客力あるキーワードに特徴をつけた品質に変更することと、対象キーワードによる売れ筋価格設定にしたことです。開業当初は、楽天ユーザーにショップ認知させることが重要です。そのためにフロント商品を造り、広告による集客力を向上させることです。サーチワード広告を通常の商品で使用しても効果が薄いので注意しましょう。

改善ヒントは参照元データ

改善ヒントは参照元データ参照元データ


このショップは、開業当時にサーチワード広告、CPC広告を掲載していました。商品価格を赤字覚悟で安くしたことで月間に18万円も売れていました。ただし、商品原価が20万円で楽天広告料金が25万円とのことでした。これでは経営にならないとのことですべての広告を中止されたとのことでした。

集客ロボの分析は、この行動に改善ヒントが隠れているレポートでした。サーチワードの結果は全くなし、CPC広告でビックキーワードによる集客ができていました。CPC広告をやめても一日に数点売れている状況が続いていました。現在は1個の商品も売れていない最悪な状態です。

集客ロボは、CPC広告入店ユーザーの行動分析ができます。開業当時に購入されたユーザーは、なんとCPC広告キーワードを全く利用されていませんでした。広告掲載期間のユーザー入店は、広告キーワードと異なるキーワードで30%、直接参照(お気に入り登録)から50%という構成でした。

CPCキーワードで入店して商品をお気に入り登録して、再来店されていました。このショップの失敗は、格安料金で販売して商品が欠品してしまい、せっかくユニークユーザーに認知され始めている商品在庫がなくなり、商品ページもなくなっていることでした。

このような商品点数が少ないショップは、開業したらショップコンセプト商品、集客用商品を売り続けることが重要です。このショップには集客ロボの分析データを詳細にご説明して、より強い集客用商品をご提案させて頂き、改善製造してもらいました。現在では、常に楽天ランキングに受賞できるほどに成長しています。この一つの商品ページだけで月間50万円の売上が獲得できるようになりました。


開業ショップの集客ポイント

・有料広告で集客力をアップ
・有料広告転換率がアップするセール企画
・商品の購入要素の改善、リニューアル
・1ページに売上を集中させること(ページづくりが重要)
・集中的期間で売上アップさせること(楽天アルゴリズム影響)

新規開業ショップは、点が運営をみるのではなく、線で運営を管理、戦略をたてて継続することが大切です。そのヒントが今回のケースは対象商品ページの参照元データにありました。新規開業のショップなのに直接参照比率がとても高いことにありました。

このショップの全商品点数が20個でしたので、強い集客力ある商品を1ページつくることに集中しました。決して諦めないで欲しいです。商品そのものを改善する勇気とリスクがあれば必ずネッショップで成功することができます。

最近のネッショップは、お気に入りユーザーの集客が大きな成功ポイントです。

開業当初は、どんなショップも検索結果上位表示ができませんし、認知度もありません。開業当初は広告利用で時間と効率性を購入しましょう。楽天市場はCPC広告が突然に中止になってしまい、より新規ショップの集客難易度がアップしています。他にも効果的な広告はあります。いつでもご相談下さい。

ネットショップの成功が集客ロボの願いです。


著者

杉山英治 (sugiyama eiji)

「米国最大手企業のモールシステムに従事。大規模モールの検索システムに人工知能を搭載して、ユーザービリティ向上を果たす。ネットショップのページ制作ができるWEBロボット「集客ロボ」の研究開発に5年をかけて商品サービス化。株式会社イーシーバリューチェーンの代表を務める。1500ネットショップの制作、運営販促サポートから独自のネッショップ売上アップ施策を企画提案する。」

http://ecsapo.net/