【直前】リオ五輪にどう備える?ECで売れるものは?

ECのミカタ編集部

オリンピック前に購入するのは?ノエビア調査

 第31回夏季オリンピックの開催が、残り1か月を切って迫っていることをご存知だろうか。今回は、2016年8月5日~8月21日の期間に、ブラジルのリオデジャネイロにて開催されるのだが、南米大陸でのオリンピック開催は初めてのことなのだとか。

 そんな2016年リオデジャネイロオリンピック開催に向けて、ノエビアグループの常盤薬品工業株式会社が運営する『眠眠打破(みんみんだは)委員会』は、全国の10代~40代の大学生やビジネスパーソンを対象にのオリンピックに対する関心度や観戦スタイルを調べるべく意識調査を実施した。

 今夏のオリンピックが開催されるリオデジャネイロは日本との時差が12時間にもなるため、観戦が深夜に及ぶことが予想されるが、視聴者はどのような形でオリンピックを楽しむのだろうか。

五輪前にモール・自社ECそれぞれが注意すべきこと

五輪前にモール・自社ECそれぞれが注意すべきこと「オリンピック観戦方法」

 オリンピックの観戦方法に関して、上の図を見ていただくと、およそ9割もの人が「自宅のテレビで実況中継を見る」と回答している。テレビ中継が深夜になるにも関わらず、リアルタイムでの観戦を希望する人が圧倒的多数を占めているのだ。

 そうして、連日続く深夜の放送を自宅で楽しむために、多くの視聴者が様々なものを購入したあるいはしようと考えている傾向もみられる。下の「リオデジャネイロオリンピックを観戦するために実際に購入したもの、あるいは購入しようと思っているもの」の表を見ていただきたい。

「リオデジャネイロオリンピックを観戦するために実際に購入したもの、あるいは購入しようと思っているもの」

 この表によると、お菓子やおつまみ、アルコールや飲み物などが上位を占めているのはもちろんなのだが、テレビや応援グッズ・ユニフォームなどの回答もみられる。また、観戦が深夜ということで、眠気対策のグッズにも需要があることがわかる。

 この結果を踏まえて考えたいのは、消費者がどこで商品を購入するかということだ。

 例えば、食料品などは近くのスーパーやコンビニでも購入することができる。しかし、実店舗で購入しても持ち帰ることが困難なテレビや、実店舗での商品ラインナップが限られる応援グッズやユニフォームなどは、インターネットで購入されることが予想できるのではないだろうか。

 インターネットでの購入の場としては、アマゾン ジャパン合同会社が7月12日(火)に開催する「プライムデー2016」は、オリンピック直前でのセールなので、多くの消費者がオリンピックに向けて「Amazonマーケットプレイス」で商品を購入することも考えられる。(Amazonプライムデーって何?https://ecnomikata.com/ecnews/9982/

 それは、「Amazonマーケットプレイス」に出品しているEC事業者だけではなく、他のモールに出店しているEC事業者も意識しておくべきことだろう。

 また、モールではなく自社サイトでECを展開している事業者がオリンピックに関連するセールを行うときに注意すべきことは、「オリンピック記念セール」というようなセール名や、オリンピックを想起させるような文言を添えた広告が、全て便乗広告及び商標権の侵害とみなされる可能性があるということだ。

 知っている方も多いかと思うが、再度確認していただきたい。

 今回の調査により、EC事業者は消費者がオリンピックに向けて何を求めているのかを理解することができたのではないだろうか。オリンピック開催までの残り数日間、自社の商品やサービスを見直し、どういった商品が売り上げに繋がるのか、備える期間にしていきたいものだ。

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