「Gotcha!mall」×イオン、顧客と店舗を繋ぐ架け橋

ECのミカタ編集部

 顧客に「また来たい!」や「また購入したい!」と思ってもらうために、店舗は何ができるだろうか。その方法として、お得な特典やクーポンを付けることが挙げられるだろう。だが、多くの店舗が同様の施策を行う中、ただの特典やクーポンでは顧客の心をつかむことができない。そこで「ガチャガチャ」の仕組みを活用してインターネット上からリアル店舗への効果的な送客を行っているのが「Gotcha!mall」だ。国内最大手の総合スーパーであるイオンも参画することとなった、「Gotcha!mall」ならではの魅力を紹介する。

PLAYするだけでお得なクーポンをGet!

PLAYするだけでお得なクーポンをGet!

 「Gotcha!mall」は、グランドデザイン株式会社が運営する、インターネット上でカプセルトイのギミックを使用して、スマートフォンから「来店・購買・再来店」を促すショッピングモールアプリである。「Gotcha!mall」には、複数の店舗やブランドが専用筐体を出店しており、顧客はPLAYすることでお得な特典・クーポンを入手することができる。

 特徴は、多数の顧客が頻繁に利用する大手小売店をモールとして取りまとめ、クーポンの取得から管理、利用までを一元化することだ。これにより、顧客は「Gotcha!mall」一つで多種多様な店舗の特典やクーポンを得ることができる。さらに、各顧客のクーポン利用動向などのデータを分析することで、顧客と店頭双方に個別に最適なクーポンを導き出し、有効なマッチングを行うことが可能だ。このプロセスにおいて、独自に開発する人工知能(AI)を活用し、その精度、成果の向上を図る。

 なお、オンライン広告やチラシ等による誘導策の購買効果が明確ではないという小売店の課題を解決する「購買コンバージョン」モデル(CPP)を基盤とし、クーポン利用ログやPOSレジとの連動により、費用対効果が明確な店頭購買促進を実現する。来店コンバージョンよりもさらに一歩踏み込み、スマートフォンで店頭での「購買」という最大の成果を導くプラットフォームだ。

「Gotcha!mall」が解決する課題

 「Gotcha!mall」は、一律で配布するクーポンが抱える課題を解決する。一般的な一律配布型クーポンの場合、「不要な値引き」と「インセンティブ不足」が発生することが課題として挙げられる。例えば、店舗から近い距離に住んでいて利用頻度も高い顧客に対しては効果的なクーポンも、店舗から遠い距離にいて利用頻度の低い顧客に対しては効果を発しにくい。つまり、後者はインセンティブ不足となる。店舗と顧客の距離や店舗へのロイヤリティにより来店に適したインセンティブは変化するのだ。「Gotcha!mall」は、こういったインセンティブの変化に対応し、顧客へ最適な提案をすることができる、消費者と店舗を繋ぐことのできるサービスなのだ。

 「Gotcha!mall」は、累計顧客数約130万を突破し、特に2016年3月10日のブラウザ版リリースからは約300%ペースで成長しており、この3ヶ月に発生した購買数は約60万件を超えている。また、海外ではタイ版をリリース済みであり、現在他の複数国への展開も準備中だ。

「Gotcha!mall」の実績を評価し、参画に至る

「Gotcha!mall」の実績を評価し、参画に至る

 今回、「Gotcha!mall」内で国内最大手の総合スーパー「イオンリテール」南関東カンパニー(東京・神奈川・千葉・山梨)の出店を開始した。「イオン」「イオンスタイル」南関東エリアの約70店舗を対象に、消費者をスマートフォンから「イオン」「イオンスタイル」店舗へ送客して購買を促進する取り組みをスタートする。

 「Gotcha!mall」の以下の実績や購買コンバージョンモデルを基盤としたプラットフォームの仕組みが「イオンリテール」南関東カンパニーに評価され、今回の出店に至った。特に「Gotcha!mall」の位置情報を活用した「距離に応じたクーポン出し分け」機能を活用した、新規の顧客や日頃他店を利用する顧客の獲得へチャレンジする。

【実績】(リリース後3ヶ月)
■プレイ回数 
約700万回
■購買件数 
約60万件
■購買単価
平均客単価の約37%を底上げ
■購買頻度
クーポン利用者の約60%が他店派客

クーポン、販促予算の最適配分を可能に

 さらに、「店舗の近くに住んでおり頻繁に来店していた顧客の客単価UP」や「店舗との距離が遠くて来店しなかった他店を利用する顧客を誘引するクーポン内容」など、一律配布型の販促では成し得なかった結果と曖昧であった販促ROIを「Gotcha!mall」を通じて明確にし、販促予算の最適配分を可能にする。

 また、店舗を持たないメーカー企業が店舗への送客・購買促進を行える「Gotcha!mall」独自の販促の仕組みを活用し、「イオン」「イオンスタイル」店舗で商品を販売するメーカー各社促進もサポートしていく。

 「Gotcha!mall」はゲーム感覚でお得なクーポンを手に入れることができるため、楽しく利用する顧客が多い。それだけでなく、「Gotcha!mall」一つで複数の店舗のクーポン獲得を楽しめるというメリットが大きい。一方、店舗にとっても、ただ単にクーポンを出すというわけではなく、顧客に合ったクーポンを導き出してマッチングをしてくれるため、有効な集客に繋がるなどのメリットが多々ある。まさに「Gotcha!mall」」は、顧客と店舗を繋いでいるのだ。


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