ヤフー、SoftBankユーザーはポイント10倍。グループの利点を生かし次なる一手

石郷“145”マナブ(編集長)

ソフトバンク 「SuperShopping」を発表し、全ユーザーがポイント10倍

 今年もYahoo!ショッピングは、攻めの姿勢が続く。昨日やって来たのは「SoftBank 2017 Spring」というソフトバンク株式会社(以下、ソフトバンク)が開く記者会見。この中では、新CMで広瀬すずさんらを起用し、学生に対してのお得なプランを用意し、SUPER STUDENTというテーマで大きく打って出た。そして、それに関連する中で、現れたのが、ヤフーの代表取締役 宮坂 学氏だった。そして、彼はYahoo!ショッピングに関して、次なる一手、「SuperShopping」をこの場で、発表したのだ。

「SuperShopping」というのは、SoftBankユーザーであれば、誰でもポイント10倍(2/1〜5/31)となるというものだ。ポイントが10倍というのはどういうことか。例えば、95800円の商品を購入するとき、一般ユーザーは購入時、そのポイントを958ポイント獲得できるところが、SoftBankユーザーであれば、9580ポイントを獲得できるということになる。

SoftBankユーザーの満足度を高める、Yahoo!ショッピングの勢い

 席上、宮坂氏は、こう話す。「Yahoo!ショッピングは、2013年9月の段階ではわずか2万店舗しか存在しなかったが、今や45万店舗。商品数も2013年9月の段階では8000商品しかなかったのが、2.3億商品となり、約3倍となった。プレミアム会員に対しても、いつでも5倍とお得な施策を打つなどしたのが功を奏し、2016年第二四半期は、前年同期比の約128%成長となっている。」

 つまり、成長事業だからこそ、SoftBankユーザーに対してこうした施策を打つことは、潜在的な顧客を掘り起こすことができるだろう。ECの成長に沿った形での成長を自分のところにも取り込むことができるのである。当然、それがSoftBankユーザーにとっても、そのユーザーであることの付加価値が増すことになる。

 他のポイントと合わせると、SoftBankユーザーで10倍、ヤフープレミアム会員でプラス4倍で14倍、Yahoo! JAPANカードを使えばプラス2倍で16倍、5のつく日であれば、さらにプラス4倍となりポイントは20倍にも跳ね上がるのだ。

小澤氏に直撃、SoftBankとの関係をYahoo!ショッピングの利点に

 最後に、ヤフー執行役員の小澤隆生さんにも話が聞けた。私から「このSuperShoppingの施策は、SuperStudentという学生にとってお得なプランと一緒に、説明された。ということは、若年層のお客様を少なからず意識していると考えて良いのか」という質問を投げかけたところ、こう答えてくれた。「今回の話で言えば、SoftBankのキャリア自体が、若年層に対してメリットを与える為の受け皿として、我々のショッピングがちょうど存在していたということなんだと思います。それでご満足いただけるだけの成長もしています。一方で、我々としても、若年層も意識した取り組みはしているものの、そういう取り組みをすることなく、SoftBankグループの利点を生かして、若年層を取り込めるということは、非常にメリットの大きな話だと思います。」と話した。

 勿論、SoftBankユーザーは、世代を問わずいるので、全ての世代に訴求するわけではあるが、SoftBankの付加価値をうまく、ショッピングにおける伸ばしたいジャンルの強化に生かした非常に良い事例なのではないかと気付かされた。SoftBankの中での施策ではあるけど、ヤフーにとっては自らの立ち位置と役割を理解し、ヤフーがeコマース革命で確立した商品数、店舗数で得たものをまた、最大限発揮する為の施策でもあるわけで、いずれにせよ、それが出店ストアにとってメリットをもたらすのは間違いない。着々と足場を固めるヤフーの一挙手一投足に今後も注目したい。

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記者プロフィール

石郷“145”マナブ(編集長)

ECのミカタ 編集長。キャラクター業界の業界紙の元記者でSweetモデル矢野未希子さんのジュエリーを企画したり、少々変わった経歴。企画や営業を経験した後、ECのミカタで自分の原点である記者へ。トマトが苦手。カラオケオーディションで一次通過した事は数少ない小さな自慢。

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