越境EC「Kaola.com」のプラットフォームが明らかに

ECのミカタ編集部

株式会社アドウェイズ(以下、アドウェイズ)は、越境ECサービス「網易考拉海購(Kaola.com)」の販売データの提供開始の発表を行った。もとより、アドウェイズは、子会社である、愛徳威軟件開発(上海)有限公司(以下、アドウェイズテクノロジー)を通じて、「Nint for China」を提供しているが、今回のこの「網易考拉海購(Kaola.com)」の販売データの提供を開始するのは、その中でのことだ。

「Nint for China」が提供する3つのデータ

 「Nint for China」とは、中国主要ECモールの販売データを分析できるサービスである。以下のデータを月次・週次で提供をしており、価格帯は、月に5万円(格別)~だ。

①業種分析
 天猫国際/淘宝Global/京東Global /Kaola.comにおける商品カテゴリ毎の売上・ブランドシェア・価格帯シェアを見ることが可能。

②人気商品分析
 特定の商品カテゴリにおける人気商品ランキングを150位まで見ることが可能。市場別、ブランド別、価格帯別と、気になる条件で売れている商品を把握することができる。

③人気ショップ分析
 特定の商品カテゴリや、ブランド等、指定した条件で人気ショップランキングを見ることが可能。

4月以降にはKaola.comに続き、越境EC販売データを追加

 さらに、4月以降には越境ECで女性向け商品を中心に人気の「唯品会(VIP)」「聚美(Jumei)」の越境EC販売データの追加を予定している。これにより、「Nint for China」は中国越境EC市場において、約80%のプラットフォームを網羅することができるサービスへと拡大する。今後、より中国越境ECを展開する企業をさらにサポートすることができるとともに、中国越境EC市場の発展に貢献することができる。

 海外ユーザーが日本のECへの関心が高まる中、越境ECに進出する企業も多いだろう。越境ECに進出する前に、越境ECの市場を把握することが大切だ。「Nint for China」では、中国のECモールの販売価格等を分析することが可能であり、それを見ながら、越境ECに進出する際の戦略を立てることができる。今回、提供開始となった「網易考拉海購(Kaola.com)」に加え、今後も越境EC販売データが追加されるということで、分析の幅が広がり、あらゆる角度から戦略を練ることができるのではないだろうか。

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