地方とECの相性の良さを活かす!トランスコスモスのメッセンジャーアプリECサービス

ECのミカタ編集部

 トランスコスモス株式会社(本社:東京都渋谷区、以下 トランスコスモス)は、薩摩焼酎の通信販売企業である株式会社薩摩恵比寿堂(本社:鹿児島県鹿児島市、以下 さつまゑびす堂)に、LINEのトーク画面上で商品選択から注文までを完結させる「メッセンジャーアプリECサービス」の機能を、提供開始した。

 さつまゑびす堂は、飲食店専門の通販酒屋。品質の高い鹿児島の本格焼酎をはじめ、自社オリジナルワイン、酒類全般を、全国の飲食店へ卸している。商品の提供だけでなく、店舗の販促サポートにオリジナルラベルサービスや販促品の提供も行っている。トランスコスモスは、さつまゑびす堂がもつLINE@アカウントに、「メッセンジャーアプリ ECサービス」の機能を提供。これにより、米国Reply, Inc.社のbot構築プラットフォーム「Reply ai」によって生成されたbot(自動応答)が取引店からの注文に対応するため、全国から24時間、注文受付することが可能になった。

 また、会員情報との連携により、取引店が毎回注文する商品は、トーク画面内のメニューから「いつもの注文」を押すだけで注文することができるようになった。チャット運用管理プラットフォームである「DECAds Chat Edition」とも接続されているため、お問い合わせなど有人対応が必要なケースには、botから有人対応へエスカレーションを行い、注文対応オペレーションのスリム化も実現している。

人材不足の解消へ。地方×ECをツールで昇華させる

 さつまゑびす堂は、「電話対応、LINEを活用したチャット対応に加えbot対応を導入したところ、開始から約2週間でオンライン売上の約7%をbotが占めるまでとなりました。LINEという使い慣れたインフラによる操作性、お友だち追加のみでサービスが利用できるなどの手軽さに加え、お客様である飲食店様が営業終了後などに時間を気にせず注文できるなど、その利便性が受け入れられていると思います。繁忙期には電話が殺到し対応できないなど、弊社の注文受付運用における課題も解消され、インバウンドコールの緩和、アウトバウンドコールの強化につながっています。」とコメントしており、業務改善に手応えを感じているという。

 田舎の事業者では人材不足が深刻で、きめ細かい業務が難しい場面も多々ある。田舎の事業者こそ、こういったツールで業務の効率化を図るべきだと思う。そういったツールを導入するだけで他店との差別化が図れるので効果も相対的に大きくなるはずだ。地方×ECの相性はかなり良いので、しっかりとECに関する情報を得て、上手に活かして欲しい。

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